ハイスコア

ハイスコア

ボウリングに夢中な少年千葉真理と、彼に恋をした少女佐藤キヨコ。二人がともにボウリング部設立を目指すさまを描いた、青春コメディ。単行本第1巻の巻末には短編『僕の右手、君の左手』が、第2巻には『何ひとつ捨てきれず』が収録されている。著者の初連載作品。

正式名称
ハイスコア
ふりがな
はいすこあ
作者
ジャンル
その他スポーツ
 
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概要・あらすじ

高校生の佐藤キヨコは、千葉真理に恋をしていた。数十回告白してはフラれているキヨコは、なんとか接点を持とうと彼を追いかける。真理が学校帰りに向かったのはボウリング場。夢中になってボウリングをしている彼を見て、キヨコは初めてボウリングを体験、興味を持ち始める。そこで真理に声をかけられ、共にボウリング部設立を目指すことになる。

教師からは部の設立を一度断られるが、アマチュア大会に出れば部を作れるのではないかと考え、大会での優勝を目指す。

登場人物・キャラクター

佐藤 キヨコ (さとう きよこ)

15歳の高校生。丸顔でショートカット。ガサツな言動が多く、一度思い込んだら絶対に曲げない頑固さを持つ。千葉真理に恋をしており、彼のことになると周りが見えなくなって、抱きついたり尾行したりと奇行を繰り返しており、3ヶ月で数十回告白をしてフラれ続けている。真理がボウリングに夢中になっており、部の設立を夢見ていることを知って、ボウリングをはじめる。最初は興味本位だったが、次第にボウリングの魅力に取りつかれていった。 はじめてのゲームでパーフェクトゲームをとるなど、才能の片鱗を見せている。また、最重量級の16ポンドのボールをレーンの端まで投げられるほどの豪腕の持ち主。中学生時代はソフトボールをやっており、野球部の兄がいる。

千葉 真理 (ちば まさみち)

高校生。佐藤キヨコに惚れ込まれ、日々付きまとわれている。ボウリングをこよなく愛しており、放課後に練習を続けていた。両親が夜逃げし、一人暮らししているためお金はなく、練習代のために毎日新聞配達のアルバイトをしている。キヨコがボウリングに興味を持ち始めた際は、彼女に基礎を教えた。ボウリング部の設立を夢見ており、教師に認めさせるためアマチュアの大会にキヨコと共に出場することを決意する。

住村 正男 (すみむら まさお)

メガネをかけた少年。千葉真理の友人で、ボウリング仲間。放課後に一緒にボウリング場で練習をしている。気さくで明るく、真理の頑張りを見守っている。佐藤キヨコと真理が一緒にいるのを良いことだと感じており、キヨコに彼の両親の事情を伝えたり、彼女と一緒に真理の両親から届いた手紙を覗いたりしている。

担任 (たんにん)

佐藤キヨコと千葉真理の担任教師。口ひげをはやし、ねぼけた眼をしている。ボウリング場に偏見を持っており、マイナースポーツの部活設立はできないと最初は笑っていたが、真理たちの頑張りをしっかり見守り、励ますようになった。

井上 歩美 (いのうえ あゆみ)

杉山商業高校の1年生。髪が長く、佐藤キヨコは美少女だと感じていた。ストイックにボウリング技術を高め続けている選手で、腕のたつ千葉真理に目をつけて、自分と組むように声をかけてきた。

佐藤キヨコの父 (さとうきよこのちち)

佐藤キヨコの父親。キヨコにはしっかりとしたしつけをしており、彼女にコツコツ続けることの大切さを説いた。

佐藤キヨコの母 (さとうきよこのはは)

佐藤キヨコの母親。気が強く、キヨコが突拍子もない発言をするたびに注意をし続けている。キヨコの成長を願い、アマチュア大会では応援に駆けつけた。

滝口 タキ (たきぐち たき)

千葉真理らの通うボウリング場に出入りしている老婆。眼が小さい。割烹着を着て、もんぺを履いている。ボウリングをしたことがなかった佐藤キヨコにやり方を教え、彼女のやる気を見出して激励した。真理らのゲーム代をいつの間にか支払ったり、アマチュア大会への参加を手配したりしていたため、真理たちには正体を訝しがられている。

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