ハッピートラブル♥うえでぃんぐ

下町のコロッケ屋で働く貧しい少女・吉川也華は、大富豪の男性のもとへと身分違いの政略結婚をすることになった。当初は反発し合っていた2人の間に、真実の愛が芽生えていく姿をコミカルに描いた作品。「YOU」2005年No.6から2011年No.9にかけて連載された。

正式名称
ハッピートラブル♥うえでぃんぐ
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
クイーンズコミックス(集英社)
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概要・あらすじ

貧しい母子家庭に育った吉川也華は、母親の吉川杏子が急死した後、生活のために高校も中退し、必死に働いていた。ある日、過去に杏子が作ったという借金の取り立て屋が現れ、也華は柄の悪い連中に囲まれて絶体絶命のピンチに陥ってしまう。だが、そこへ伍代虎義と名乗る大金持ちの男性が現われ、杏子の借金をその場で返してしまう。

その代わりに、虎義は也華に自分と結婚をするよう条件を出す。実は也華は政財界の大物・綺堂益一郎の愛人の子供であり、ここで血縁関係を持つことは、虎義にとっていつか切り札となる日が来るのではないかという計算によるものだった。最初は政略結婚に戸惑い反発する也華と、あくまでビジネスとして結婚を求めた虎義ではあるものの、互いに交流を重ねるうちに、2人の間には次第に真実の愛が芽生えていく。

登場人物・キャラクター

吉川 也華

下町のコロッケ屋で働く19歳の少女。「吉川」は旧姓で、結婚後は「伍代也華」になる。家が貧乏なため身なりに構っていられず、若いにも関わらず瓶底眼鏡をかけて服装は地味、化粧をすることもない。性格も引っ込み思案で目立つことを嫌う。一方で誰に対しても優しく、情が深い性格。母親の吉川杏子と2人で暮らしていたが、杏子が半年前に急死。 もともと金に余裕がなく切り詰めた生活であったため、母親の死後は高校に通うこともできず中退している。以降はアパートに1人で暮らしながら、残り物のコロッケやパンの耳などで日々をしのぎ、杏子の墓を建てようとしている。実は杏子が多額の借金をしていたが、突然現れた伍代虎義が借金を返済し、代わりに彼と政略結婚をさせられる羽目になる。 もともと男性と付き合ったことはなく、突然の政略結婚に当初は虎義に対して反発していたものの、彼の優しさに触れ、次第に受け入れるようになっていく。ただし、どこにでもヘリコプターで移動するのは怖いので止めて欲しいと願っている。なお、父親については、杏子からは死んだと聞かされていたため詳しく知らないが、実際は生きており、綺堂益一郎という政財界の大物である。

伍代 虎義

企業買収や不動産などを扱うベンチャー企業「ゴダイ・ホールディングス」の社長を務めている男性。年齢は35歳。大胆かつまっすぐな、男らしい性格をしている。頭の回転も早く聡明で、若くして大きな財産を手にしている。野心家でもあり、財政界を仕切る綺堂益一郎とつながりを持ち、ビジネスを優位に進める切り札として彼の隠し子である吉川也華に目を付け、政略結婚をする。 最初は也華に対して愛情はなかったものの、次第に優しく純粋な也華に心惹かれていく。移動が速いという理由からヘリコプター好きで、どこに行くにもヘリコプターを使いたがる。また、自宅に人を招く際にもヘリコプターを利用しており、少々迷惑がられている節がある。

綺堂 益一郎

「菱堂銀行グループ」でかつて会長を務め、現在は相談役の高齢男性。10年前に起こした大規模な脱税事件により表舞台からは消えたものの、今でも裏で政財界に大きな影響力を持つ大物である。20年前に赤坂で芸者をしていた吉川杏子に惚れ込み、愛人として情を注いでいた。杏子が吉川也華を妊娠をし、その事実が本妻にばれたことで、出産直後に杏子が行方をくらましてしまい、そのまま音信不通となってしまった。 そのため杏子との間に子供がいることは知っているが、それが也華であることには気づいていない。

沙耶香

銀座の会員制クラブに勤務するホステスの女性。クラブでNo.1の人気を誇る。スタイル抜群の派手な美女であり、吉川也華も初対面の際にはそのゴージャスさに圧倒されたほど。伍代虎義に指名をされ、贔屓にされていたが、虎義が也華と結婚したことを写真週刊誌で知り、自宅に乗り込んで来た。虎義とは身体の関係を持ってはいたものの、付き合っていたわけでも結婚をしたかったわけでもなく、ただ横から突然やって来た也華に虎義を取られたことで、傷ついたプライドを回復するための行為であった。

松盥

伍代虎義の秘書を務める男性で、年齢は45歳。眼鏡をかけてスーツを着こなし、性格は冷静沈着。虎義とは常に行動をともにしており、自宅にも出入りして也華の世話係的な役割も担っている。也華に対しては優しく、ビジネスのことなど、彼女が知らないことは丁寧に教えてくれる。

吉川 杏子

吉川也華の母親。也華と2人で暮らしていたが、也華を残して急死してしまった。20年前に赤坂で芸者として働いていた過去があり、その際に綺堂益一郎と知り合い恋に落ちた。綺堂が既婚者だったため愛人という立場ではあったが、心から愛し合っており、也華を妊娠することとなった。しかし妊娠が綺堂の本妻に知られて数々の嫌がらせを受け、このままでは也華の身が危ないと、出産直後に益一郎の前から行方をくらませた。 そこからは親子2人、貧しいながらも幸せに暮らしていた。

王 聘珍

伍代虎義の自宅で働く専属コックの男性。ふくよかな体型をした中国人で、怪しい日本語を使う。その外見から伍代也華はつい中華料理をリクエストしてしまうが、実はフランス料理を得意としている。腕は良いものの、金がなかったため栄養が偏っていた也華を心配するあまり、無理矢理食べさせるなど少々強引なところがある。

間宮 まさ子

伍代虎義の自宅に住み込みで働く中年の女性で、間宮えり子の姉。ややふくよかな体型をしている。早くに母親の吉川杏子を亡くした也華には同情的で優しく接するが、虎義の元彼女の話を吉川也華の前でしてしまうなど、悪気はないものの少々うっかりしているところもある。

間宮 えり子

伍代虎義の自宅に住み込みで働く中年の女性で、間宮まさ子の妹。ほっそりとスリムな体型をしている。妹ではあるもののまさ子よりもしっかりとしており、彼女のうっかりした発言をたしなめることも多い。早くに母親の吉川杏子を亡くした也華には同情的で優しく接する。

三村

伍代虎義の自宅で庭師として住み込みで働く中年の男性。ホームレスだったところを虎義に声をかけられ働くようになったため、虎義には深く感謝している。吉川也華とは貧しい生活をしていたという共通点から意気投合し、パンの耳を揚げたお菓子の食べ比べなどをして親しく交流している。

行定

伍代虎義が社長を務めるベンチャー企業「ゴダイ・ホールディングス」専属の男性弁護士。クールな雰囲気を漂わせるかなりのやり手で、仕事には厳しい虎義にも一目置かれている。何事もはっきりと物申す性格であり、吉川也華と虎義が釣り合わないと離婚を勧めている。

伊坂・ユースト・翔

伍代虎義が社長を務めるベンチャー企業「ゴダイ・ホールディングス」で代表補佐を務める青年。年齢は24歳で、父親が日本人、母親がオランダ人である。明るく朗らかで人懐っこい性格をしている。吉川也華のことは「単純だから」という理由で気に入っている。小学生の頃からアメリカに留学していたため、日本語はあまり得意ではない。 一方で時代劇が好きであるため、「拙者」などたまに武士の言葉が出てしまう。

神和住 直史

ネット証券会社「インター・ドット・トレード」の若き男性社長。伍代虎義をライバル視しており、いつかは虎義の経営するベンチャー企業「ゴダイ・ホールディングス」を買収したいと考えている。虎義より優位に立つため、吉川也華の出生の秘密を利用しようと企む。ただし、也華自身に対しては恨みなどはなく、むしろ好意的に接する。

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