バイオーグ・トリニティ

舞台は人と物が融合してしまう「バイオ・バグ」という奇病が蔓延した世界。バイオ・バグ発症者・「穴あき(バグラー)」となった高校生の藤井は、「世界のゆらぎ」を見たことから、バグラーを狩る「バイオーグ・ハンター」に命を狙われてしまう。やがて藤井は親友である穂坂正路と融合、二人は襲い来る敵と戦うこととなる。藤井と穂坂、二人の主人公の戦いと青春を描いたSFバトル漫画。原作は舞城王太郎。

正式名称
バイオーグ・トリニティ
作画
原作
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
バトル
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊14巻
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概要・あらすじ

バイオ・バグ」という、手に穴が開き、吸い込んだものと人間が融合してしまう病気が蔓延、発症者は「穴あき(バグラー)」と呼ばれる世界。高校生の藤井はクラスメイトである「穴あき(バグラー)」の少女、榎本芙三歩に恋心を抱きながら、親友の穂坂正路(ホサ)や井本極子(キワ)らと学園生活を過ごしていた。

ある日藤井バイオ・バグが発症。芙三歩と同じ身体となったことでいっそう思いを強めていく。一方、巷では「穴あき(バグラー)」を狙った連続殺人事件が多発していた。藤井の誕生会の日、誘ったはずのホサが顔を出さないのを心配した藤井キワは、ホサを探しに行く。そこで二人が見たのは、「穴あき(バグラー)」を狙う殺人犯とホサが戦っている場面であった。

犯人によって瀕死の重傷を負ったホサを助けるため、藤井ホサと融合することを決意する。

登場人物・キャラクター

藤井 (ふじい)

男子高校生。明るい性格で、顔が広い。「穴あき(バグラー)」。クラスメイトである榎本芙三歩に恋心を抱いているが、本人にそれを伝えることができていない。そのことをキワによく相談している。ホサとは親友であり、芙三歩を巡るライバル。だが、自分にないものを持つホサに憧れを抱いている。 芙三歩による「世界のゆらぎ」を目撃してしまい、バイオーグ・ハンター8号に命を狙われるが、それを阻止しようとして瀕死となったホサと融合。それにより自身もバイオーグ・ハンターとなり、芙身歩を守るためバイオーグとの戦いに身を投じる事になる。

穂坂 正路 (ほさか しょうじ)

男子高校生。愛称はホサ。性格はS気味。藤井とは親友同士。幼馴染みである榎本芙身歩に想いを寄せている。正体はバイオーグ・ハンター9号で、昔から芙三歩を陰ながら守っていた。「世界のゆらぎ」を目撃した藤井を殺すよう、上司であるバイオーグ・ハンター8号に命令されるが拒否。 その際の戦闘で瀕死の重傷を負うも、藤井と融合した事で生きのびた。融合後は藤井の中からスマートフォンで会話することができ、藤井に戦闘関連のアドバイスをしている。猫が苦手だが、猫からは好かれてしまう体質。

榎本 芙三歩 (えのもと ふみほ)

女子高校生。性格は天然で、男女問わず好かれるタイプ。藤井の想い人で、ホサとは幼馴染。「穴あき(バグラー)」だが、何と融合したかは不明。菌糸を操ることができる。「座標0」と呼ばれており、想像した事を現実にすることができ、世界の法則を捻じ曲げてしまうほどの力の持ち主だが、本人には自覚がない。 その力ゆえにバイオーグから狙われているが、陰ながらホサが所属する、ネクロマリア率いるブラックコーカソイドに守られてきた。

井本 極子 (いもと きわこ)

藤井とクラスメイトの女子高校生。愛称はキワ。バイクと融合した「穴あき(バグラー)」で、自身をバイクに変形できる。男勝りでサバサバした性格。藤井のことを密かに想っているが、口には出さずにいる。藤井から榎本芙三歩の恋愛相談をよくされるが、内心は穏やかではない。 藤井がホサと融合するところを目撃しており、重罪である人間の吸い込みを周囲にバレないよう協力している。藤井とホサの融合を解除し、藤井を元の姿に戻すことを目標に、バイオ・バグについて調べている。猫が好き。

松蔭 ちえり (まつかげ ちえり)

藤井のクラスメイトの女子高生。愛称は松カゲっち。「穴あきバグラー」。同級生の本田に想いを寄せている。本田の気を引くため蝶や小鳥と融合していたが、次第に歯止めが効かなくなり最後には蜘蛛と融合。非合法の解除薬(ドラッグ)が効かず、暴走者(クラッシュバグラー)となる。 榎本芙三歩の正規品ドラッグを使って元の姿に戻ろうとするが、すでに本体が蜘蛛に乗っ取られており、蜘蛛の体に精神が入った状態となってしまう。その後は藤井の提案で、蜘蛛の姿のまま本田の部屋にコッソリと住むこととなる。

バイオーグハンター8号 (ばいおーぐはんたーはちごう)

ブラックコーカソイド所属。ホサの上司。「穴あき(バグラー)」を狙った連続殺人の犯人。「世界のゆらぎ」を目撃した藤井を消すようにホサに命令したが、それを拒否されたため彼を粛清しようとする。ホサのことをバイオーグハンターとして高く評価しており、いずれは自分の右腕にしようと考えていた。

沙雪 (さゆき)

「穴あき(バグラー)」であり、鋏と融合した女の子。その能力でスリをしていたところを榎本芙三歩とキワに止められた。スリをしていた理由は、カピバラと融合した父を探すためであった。その後芙三歩の力で父を見つけることに成功し改心した。しかし、「世界のゆらぎ」を目撃したと判断され、バイオーグハンター8号に殺害される。

ネクロマリア

3回のバグ戦争で疲弊した世界に現れ、混乱した民衆をまとめ軍を再編成した。自身が率いるブラックコーカソイドにより、各地でテロ活動を行うバイオーグ勢力から世界を守っている。何故か榎本芙三歩と同じ顔をしている。

集団・組織

ブラックコーカソイド

『バイオーグ・トリニティ』に登場する組織。ネクロマリアが率いるバイオーグハンターたちが所属する組織。バイオーグと敵対している。バイオーグハンター8号もここに属している。

その他キーワード

バイオ・バグ (ばいおばぐ)

『バイオーグ・トリニティ』に登場する用語。世界中に蔓延する、手に穴が開く病気。発症者は「穴あき(バグラー)」と呼ばれる。穴はこの世のあらゆるものを吸い込むことができ、吸い込んだものと発症者を分子レベルで融合させる。一度吸い込むと自力では解除できない。また、吸い込んだものによっては精神に異常をきたし、自我が崩壊する危険もある。

解除薬 (どらっぐ)

『バイオーグ・トリニティ』に登場する用語。バイオ・バグ患者が融合したものを吐き出すための薬。カプセルや錠剤ではなくデジタルデータで、スマートフォンにインストールしてイヤホンから服用する。正規品は2回分しか配布されないため、違法な粗悪品も出回っている。

暴走者 (くらっしゅばぐらー)

『バイオーグ・トリニティ』に登場する用語。バイオ・バグ患者が融合したものとのバランスを崩し、自我が崩壊した状態。周囲を巻き込む災害になるケースが多い。「超暴走者(メガ・クラッシュバグラー)」と呼ばれる超巨大な存在も確認されている。

バイオーグ

『バイオーグ・トリニティ』に登場する用語。戦うためだけに生まれた戦闘タイプ、バイオ・バグのことを指す。バイオとサイボーグを組み合わせた造語であり、一般的にはその実在は懐疑的なものとされている。バグラーの人間同士を融合させることで、バグ穴を増やしていることが特徴。第三次バグ戦争において非人道兵器として使用されたとの噂は根強く、その残党が現在もテロリストとして活動しているとされる。 法的には人間を吸い込んだバグラーは死刑である。

バグ戦争 (ばぐせんそう)

『バイオーグ・トリニティ』に登場する用語。バイオバグの混乱で起こった戦争。この戦争は解除薬が開発されるまで続いた。略歴:2014年 第1次バグ戦争―太平洋艦隊と融合し反乱したバグ部隊とアメリカ軍の武力衝突 ;2018年 第2次バグ戦争(第3次世界大戦)―洗脳したバグ兵士と、兵器と融合した非人道兵器が出現 ;2021年 バグ独立戦争―バグ患者が旧オーストラリアに結集、独立を宣言 ;2025年 バグ憲章の制定―バグ患者の基本的権利を定めた世界宣言が採択される。

書誌情報

バイオーグ・トリニティ 既刊14巻 〈ヤングジャンプコミックス〉 連載中

第1巻

(2013年4月19日発行、 978-4088795805)

第2巻

(2013年8月19日発行、 978-4088796352)

第3巻

(2013年12月19日発行、 978-4088797335)

第4巻

(2014年6月19日発行、 978-4088797861)

第5巻

(2014年10月17日発行、 978-4088900339)

第6巻

(2015年3月19日発行、 978-4088901220)

第7巻

(2015年7月17日発行、 978-4088902326)

第8巻

(2016年1月19日発行、 978-4088903330)

第9巻

(2016年6月17日発行、 978-4088903996)

第10巻

(2016年10月19日発行、 978-4088905242)

第11巻

(2017年2月17日発行、 978-4088905976)

第12巻

(2017年6月19日発行、 978-4088906904)

第13巻

(2017年12月19日発行、 978-4088907673)

第14巻

(2018年3月19日発行、 978-4088908861)

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