概要・あらすじ
東淀川大学に通う、貧乏大学生である菊池久彦を中心に、下宿生活のドタバタを描いた4コマギャグ漫画。作者であるいしいひさいち自身の学生生活の実体験がヒントになっている。いしいひさいちの商業誌デビュー作。アルバイト情報誌に掲載された他、媒体を変えて長期間書き続けられた。のちに単独作品として描かれた『がんばれ!!タブチくん!!』の主人公タブチくんも登場する。
登場人物・キャラクター
菊池 久彦 (きくち ひさひこ)
『バイトくん』の主人公で、東淀川大学に通う貧乏大学生。あだ名は「バイトくん」。容姿は胴長短足で少し頼りない。様々なアルバイトを経験するが、根っからのぐうたらで、さぼってばかりいる。パチンコや麻雀などのギャンブル好き。仲間の大学生とともに、貧乏ながらもたくましく生きている。
久保 元政 (くぼ もとまさ)
『バイトくん』の登場人物で、主人公の菊池久彦とは、高校時代からの友人。貧乏大学生。やせていて眼鏡をかけている。菊池久彦や、鈴木喜三郎とともに、3バカと呼ばれる。
鈴木 喜三郎 (すずき きさぶろう)
『バイトくん』の登場人物で、主人公の菊池久彦や久保元政とともに、3バカと呼ばれる。貧乏大学生。過激な性格で、学生運動にも積極的に参加。
先輩 (せんぱい)
東淀川大学に通う、主人公・菊池久彦らの先輩。仲野荘の住人。眼鏡に無精ひげ、ボサボサの頭髪という外見。留年し続けており、実は30代後半の中年である。
集団・組織
東淀川大学 (ひがしよどがわだいがく)
主人公である菊池久彦や久保元政、鈴木喜三郎らが通う大学。個性的な教授や生徒がたくさんいる大学で、作者であるいしいひさいちの母校・関西大学がモデルとされる。
安下宿共闘会議 (やすげしゅくきょうとうかいぎ)
『バイトくん』に登場する団体。主人公である菊池久彦らが下宿する仲野荘を本拠とする。過激派を標榜しているが、その実態はただ騒ぐことが好きなだけの烏合の衆であり、難しいシュプレヒコールはできないし、無関係のコールにすぐ釣られたりもする。
場所
仲野荘 (なかのそう)
『バイトくん』で、菊池久彦らが下宿するアパート。「仲野荘」と書かれた看板に「なかのくそ」と読み仮名がふられている。貧乏大学生ばかりが下宿しており、ほとんどの下宿人が家賃を滞納している。学生運動らしきものを展開する安下宿共闘会議の本拠地でもある。
アニメ
おじゃまんが山田くん
東京都の東江戸川三丁目に住んでいる、3世帯が同居する山田一家と、同家が経営する山田荘の個性的な住人たち。彼らの間には日々騒動が絶えることがない。 関連ページ:おじゃまんが山田くん