バトルスタディーズ

規則の厳しい野球部専用寮で暮らす高校球児が、甲子園優勝を目指して野球漬けの毎日を送っていく姿を描いた青春スポーツ漫画。作中には、PL学園の出身である作者、なきぼくろの実体験が盛り込まれており、特に強豪校における高校球児の練習や日常生活がリアルに描かれている。「週刊Dモーニング」に連載された作品。

正式名称
バトルスタディーズ
作者
ジャンル
野球
レーベル
モーニング KC(講談社)
巻数
既刊13巻
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概要・あらすじ

野球の中学日本代表チームの4番打者として活躍した狩野笑太郎には、憧れの名門、DL学園の野球部に入って活躍するという夢があった。持ち前の卓越した野球センスと、DL学園でどうしても野球をやりたい、という恋煩いにも似た執着心による猛練習が実り、笑太郎は最高ランクの特待生である「特待S」として、DL学園に進学することが決定する。

DL学園野球部は全寮制で、部員全員が同じ寮に寝泊まりして共同生活を強いられる特殊な生活環境にある。さらに、厳しい上下関係を礎とした理不尽な扱いは日常茶飯事で、毎年脱落者が絶えない地獄のような場所だった。それでも笑太郎はDL学園の仲間たちとともにその状況を乗り越え、レギュラーを奪取して甲子園優勝を目指すことを決意するのであった。

登場人物・キャラクター

狩野 笑太郎

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。右投げ左打ちで、ポジションはキャッチャー。大阪府ボーイズリーグのチーム「天王寺ブルース」出身。小学生の頃から野球で活躍しており、中学時代には日本代表に選出され、4番打者にして主将も務めていた。打撃能力には定評があり、中学通算36本塁打の記録を残し、中学日本代表ではNo.1スラッガーとして注目されていた。 守備ではショートバウンドの処理を得意としており、その後の動きや送球にも一切無駄がない。DL学園へは、入学金や学費、寮費のすべてが免除される「特待S」で入学した特待生。もともと、中学1年生の時に、DL学園と横羽間高校が繰り広げた「延長17回の死闘」をテレビ観戦したことをきっかけに感銘を受け、DL学園に異様な憧れを持つようになった。 そのため、中学時代から「DLオタク」で、DL学園の校歌を完璧に歌えることはもちろん、ユニホームのロゴの模写までもマスターしている。中学時代はDL学園に入学することだけを目標に、授業中にもトレーニングに明け暮れるなど、1日7時間の練習を欠かすことなくこなしていた努力家。「野球で食っていく」という考えが強いあまりに、勉強はまったくしておらず、中学時代は5教科で合計2点という点数を取ったこともある。

狩野笑太郎の母

狩野笑太郎の母親。野球一筋に生きる笑太郎に理解のある女性で、男勝りでポジティブな発言が多く、前向きな性格。笑太郎には「苦しいことは全部笑いに変えなさい」と教えており、時々試合の応援にも駆けつけている。

檜 研志

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。左投げ左打ち。ポジションはピッチャー。京都府ボーイズリーグのチーム「祇園ブラッキーズ」出身。中学では日本代表のエースとして狩野笑太郎とバッテリーを組んでおり、「祇園の星」の異名を持つ。最速148kmのストレートと抜群の制球力を武器としている。DL学園には「特待A」で入学した特待生。 もともとは「祇園ブラッキーズ」と密接な関係を持つ名門校、祇園学園に進学予定だったが、笑太郎とバッテリーを組みたいという理由から、DL学園に急遽進路を変更したという経緯がある。そのため、入学前に祇園学園関係者と揉めており、入寮のタイミングが他の部員より数日遅れている。DL学園野球部に所属して野球漬けの毎日を送っている部員の中では、珍しく普段の授業も真面目に受けており、文武両道を目指している。

檜 香住

檜研志の父親。DL学園野球部第52代主将を務めた男性でもあり、卒業後は東京六大学野球でも活躍した。社会人野球でも都市対抗3連覇を成し遂げた、伝説のOB。ポジションはピッチャー。研志が自分の母校でもあるDL学園に入学することに関しては喜んでいる。

花本 走太

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはショート。奈良県ボーイズリーグのチーム「深草ストーンズ」出身。中学では日本代表の1番バッターを務めるリードオフマンで、狩野笑太郎からも評価は高く、「天才」と認められている。DL学園には「特待A」として入学した特待生。チョコレートが大好物で、檜研志からも、入寮時には食べ過ぎを心配されていた。 しかし、DL学園入学後は規則が厳しいこともあり、あまり食べられていない。実在の人物、小窪哲也がモデル。

丸井 優平

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。右投げ両打ちで、ポジションはショート。大阪府ボーイズリーグのチーム「豊森イーグルス」出身。日本代表経験はなく、中学2年次に秋季大会ベストナインに選出されていることが唯一の実績。他のDL学園入学者に比べると肩書きで格が落ちるため、入学時は一部の1年生からバカにされていた。実は所属していた「豊森イーグルス」の1つ下の有望選手である雨谷のバーターであり、「雨谷も行かせるから丸井も獲って」という条件を、DL学園側が飲んだことにより入学している。 檜研志からは「足もまあまあでそこそこえぇ選手」と評価されている。

丸井優平の母

丸井優平の母親。DL学園野球部の暴力問題や、選手を潰すなどといった黒い噂を気にしており、優平がDL学園で野球をすることに関しては、あまり快く思っていない。そのため、誘ってくれている他の高校へ優平を入学させたいと考えている。

南 裕也

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはショートだったが、DL学園に入学後はサードを守ることが多くなる。大阪府ボーイズリーグのチーム「羽曳野オールマン」出身。中学では日本代表の4番打者を務めており、中学通算本塁打は32本を記録している。DL学園には「特待A」として入学した特待生。 女子生徒のスカートの中を覗く競技「アオリンピック」で、前人未踏の12連覇を成し遂げたエロキングで、「キング南」の異名を持つ。

阿比留 勇気

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはピッチャー。大阪府ボーイズリーグのチーム「泉レッドブルズ」出身。中学では日本代表の右のエースとしてノーヒットノーランを2回達成し、MVPにも1回選ばれている。異名は「和泉のカミソリ」。投げる球は荒れ球だが、その分狙い球を絞らせず、同じ腕の振りから繰り出す球速130km台のスライダーで相手打者を翻弄する。 同じ1年生ピッチャーの檜研志をライバル視しており、何かと嫌味を言っては衝突している。

門松 晃

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはセンターだったが、DL学園に入学後はレフトを守ることが多くなる。大阪府シニアリーグのチーム「淀屋橋シニア」出身。中学時代の通算本塁打46本という記録を誇る、シニアの本塁打王。口数こそ少ないが、口を開けば、短い単語を駆使してシュールなことを喋るなど、つかみどころのない性格。

毛利 阿黙夢

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。左投げ左打ちで、ポジションはセンターだったが、DL学園に入学後はライトを守ることが多くなる。兵庫県シニアリーグのチーム「尼シニア」出身。筋肉質な体格で、パワーには特に自信を持っている。入学後に初めて行われた私学大会で、突然正岡子規の声が聞こえるようになった。それからはボールが止まって見えたり、正岡子規の声に従ってボールとストライクを完璧に見極めるなど、人間の域を超越した能力を発揮して大活躍した。 夢はハーフモデルと結婚すること。

飛田 新仁

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。ポジションはセンター。奈良県シニアリーグのチーム「東台寺シニア」出身。ユニフォームの洗濯やボール磨きなどの雑用仕事が得意で、「必殺仕事人」の異名を持つ。また、1年生は本来売店に行くことを禁じられているが、先輩に上手く取り入って率先してパシリを行い、そのおこぼれにありつくなど、「社会で生きていく術」を巧みに身につけている。 烏丸学の付き人。

鬼頭 一

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。大阪府シニアリーグのチーム「花園シニア」出身。爪を嚙む癖がある。自分とポジションが被る同学年の外野手に転校することを提案し、言葉巧みにDL学園野球部を辞めさせようとするなど、腹黒い性格をしている。また、売店に行くことを禁じられている1年生ながら、何故か要領よく大量のお菓子を入手しており、それを部員に振る舞っている。

鷲中 昭人

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。ポジションはショート。大阪府ボーイズリーグのチーム「大東クイーンズ」出身。中学時代には通算本塁打29本を記録している。野球以外のことが上手くできないタイプで、先輩のユニフォームの洗濯はいつも遅れている。そのため、授業が行われている教室で、ドライヤーを使って乾かすことも珍しくない。

不二井 主文

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。ポジションはピッチャー。ボーイズリーグやシニアリーグ出身の部員が多い中、唯一の軟式野球出身者。体力に秀でており、その身体能力は1年生でもトップクラス。そのため、学校から寮まで走る「ベベ3」では、檜研志を抑えて1位の常連となっている。

ロバート 篤

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。右投げで、ポジションはピッチャー。大阪府シニアリーグのチーム「阿南シニア」出身。グラウンド整備において重要な役割である「道具出し」を担っており、「ベベ3」を免除されている。「道具出し」に対する意識は高く、中でもボールを出す際には、砂ぼこりひとつ付かないように細心の注意を払っている。 しゃべる際には、横文字の発音だけやたらと良いという特徴がある。

和喜田 広之

DL学園野球部に所属する高校1年生の男子。左投げで、ポジションはピッチャー。岐阜県ボーイズリーグのチーム「岐阜ヴァンガード」出身。異名は「飛驒の奪三振王」。グラウンド整備において重要な役割である「ベンチ掃除」を担っているので、「ベベ3」を免除されている。

長野 孝広

DL学園野球部に所属する高校2年生の男子。右投げ左打ちで、ポジションはショート。1年生の指導員として生活指導も行っている。大阪府ボーイズリーグのチーム「泉レッドブルズ」出身。中学時代は普通だったが、DL学園での1年間の寮生活を経て、少々変わった性格になった。口癖は「い゛ぃ゛~い゛ぃ゛~家康」。ただし、礼儀正しく、3年生を相手にする際は、さすがにこの台詞は発さないように意識している。 のちに烏丸学が打ち出したDL学園の改革に賛同している。

錦 大蔵

DL学園野球部に所属する高校2年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはサード。1年生の指導員として生活指導も行っている。石松大二郎の付き人であり、大二郎の好みを熟知している。そのため、食事の際の盛り付けも「豪快かつ綺麗に」をモットーに気を配っている。のちに烏丸学が打ち出したDL学園の改革に賛同している。

天津 太郎

DL学園野球部に所属する高校2年生の男子。左投げで、ポジションはピッチャー。ゆったりしたフォームの技巧派ながら、球速142kmのストレートを投げることができる。次期エース候補でセンバツでは2勝したこともあり、「センバツで心に残った球児」3位にランクインしている。一方で反骨心に乏しく、心のどこかで、金川春馬の2番手ピッチャーに収まっていることに納得しているところがある。

楠 和也

DL学園野球部に所属する高校2年生の男子。右投げで、ポジションはキャッチャー。強肩好守を誇る守備型キャッチャーで、狩野笑太郎にも「キャッチングで勝てる気がせん」と言わしめるほど。チーム内の二番手捕手だが、天津太郎とバッテリーを組んでセンバツ出場経験もある。

信楽 平一郎

DL学園野球部に所属する高校2年生の男子。右投げ左打ちで、ポジションはセンター。信楽平二郎の双子の兄で、愛称は「マリオ」。センバツでは代打で出場経験があり、その際には走者一掃の三塁打を打った。足が速く、デッドボールで出塁した際には、わざと必要以上に痛がって、走る気のない素振りを見せながら、要所で急に盗塁を仕掛けるなどしたたかな一面を持つ。 のちに烏丸学が打ち出したDL学園の改革には反対の立場をとる。

信楽 平二郎

DL学園野球部に所属する高校2年生の男子。右投げ左打ちで、ポジションはセンター。信楽平一郎の双子の弟で、愛称は「ルイージ」。兄と同様に足の速さが売りで、狩野笑太郎が初めて迎えた私学大会では、1、2年生を束ねる主将を務めた。下級生に対するあたりが厳しく、のちに烏丸学が打ち出したDL学園の改革には反対の立場をとる。

春日部 大地

DL学園野球部に所属する高校2年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはレフト。パワーヒッターで、1、2年生主体のチーム構成では、4番を務めることが多い。ただし守備に問題があり、外野からの返球を真下に叩きつけてしまう癖がある。これはチームメイトから「ガチョン」と言われており、重度のイップスとなっている。自身もどうすればいいのか、解決の糸口が見えずに悩んでいる。

烏丸 学

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。第78代の主将を務めている。右投げ左打ちで、ポジションはショート。奈良県シニアリーグのチーム「東台寺シニア」出身。俊足巧打の1番打者で、センバツでは6割4分の打率を残し、プロにも注目されている選手。守備も上手く、名手と評されている。打席に入る前に指先でバットを持ったまま引きずって、「カリカリ」と音を立てるルーティンを行っている。 これは余計な力が入らないように、極力バットを握りたくないという理由から。近年の高校野球の暴力行為に対する過剰な世論の反応を受け、DL学園の未来のためにも、体罰行為を一切禁止する改革を打ち出そうと考えている。

金川 春馬

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。左投げ右打ちで、ポジションはピッチャー。DL学園のエースピッチャーであり、最速155kmという球威のあるストレートが持ち味。さらに打撃センスも抜群で、DL学園のクリーンアップの一角を担っている。下級生に対しては厳しく接するタイプで、何か失敗をした下級生には暴力行為も辞さないため、下級生からはその存在自体を恐れられている。 今でこそプロ注目のピッチャーとなっているが、もともとは有望選手とのバーター入学であり、最初の頃は練習試合や紅白戦にも出場できなかった。この世から消し去りたいものを、「空腹」「雨」「イチゴ」の3つとしている。

古谷 一人

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。第78代副主将を務めている。右投げ左打ちで、ポジションはサード。高校通算48本塁打を誇る、プロも注目する高校球界屈指のスラッガー。狩野笑太郎の憧れの存在でもある。のちに烏丸学が打ち出したDL学園の改革には、中立の立場をとっている。実家は果物屋を営んでいる。

石松 大二郎

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはファースト。福岡県出身。高校通算45本塁打を誇るDL学園の4番打者で、プロ入り確実といわれている大阪の大砲。「ウホ」としかしゃべらない。金川春馬との一対一の勝負であるリボでは、72戦中58勝と大きく勝ち越している。

藤巻 香

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。ポジションはサード。鉄製のトンボを五分の力で曲げてしまうほどの怪力の持ち主。金川春馬によれば、「絞められたら3秒で雲の上」とのこと。のちに烏丸学が打ち出したDL学園の改革には、精神的に弱くなることを危惧して異を唱える。

火影 八幡太郎

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。左投げで、ポジションはセンター。下級生を売店にパシらせる際に、おごってくれる確率は0%といわれており、パシリを率先して行う飛田信仁からもジョーカー扱いされている。しかし、狩野笑太郎が自ら率先して売店へパシリを希望した際には、200円以内のものをおごってくれるなど、それまでの前例を覆す行動に出た。

八雲 乱歩

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。右投げで、ポジションはキャッチャー。大阪府ボーイズリーグのチーム「羽曳野オールマン」出身。DL学園の正捕手で、後輩の天津太郎とバッテリーを組み、太郎が打ちこまれた際には、偉人の名言を用いて奮起させるなど、メンタル面のケアも上手い。

桂 歌舞郎

DL学園野球部に所属する高校3年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはセカンド。状況に応じてさまざまなバントを行うことができるテクニシャン。また、カットをして粘り、フォアボールを選ぶことも得意としている。その変幻自在さから、菩提千一には「マジシャン」と評されている。

海宝 善一

DL学園野球部のコーチを務める男性。DL学園のOBでもあり、かつて第58代主将としてチームを春夏準優勝に導いた。現在はノックの名手として、部員に「鬼以上に厳しい指導」を行っている。ただし、その厳しさは部員たちのためであり、必ず彼らにとって将来の財産となると確信してのものである。

朝日出 光一

DL学園野球部のコーチを務める男性。DL学園第70期生のOBでもある。ポジションは外野手だった。甲子園経験者で、DL学園卒業後には大学と社会人野球でも活躍した。同じコーチの海宝善一よりも年下で、善一のサポート役を担っている。顔は男前だが、字が汚く漢字も苦手。特に「足りているか不安」という理由から、漢字の横線を多く書きがち。

菩提 千一

DL学園の寮監を務める男性。DL学園第50期生のOBでもある。手紙の仕分けや掃除など、寮生たちの快適な暮らしをサポートをしている。ただし、寮の中で仕事をしているため、グラウンドに顔を見せることはあまりない。丸サングラスをかけて顎ひげを生やした強面から、部員たちには、車は絶対ハイエースに乗っていると思われており、「ハイエース」のあだ名で呼ばれている。 ちなみに、実際はハイエースに乗っている訳ではない。

広瀬 サクラ

狩野笑太郎と中学時代から付き合ってる高校1年生の女子。しかし、野球にはあまり詳しくない。そのため、少年時代から目覚ましい活躍をし続け、DL学園で最高ランクの「特待S」の特待生として進学した笑太郎の凄さを、いまいち理解していない。

赤堀 健一郎

広瀬サクラのアルバイト先で、バイトリーダーを務める男性。年齢は19歳。大阪美術専門学校の1年生だが、すでに個展も開いているほどの実力者。個展での絵の売れ行きも良く、壁画の依頼なども来ており、現在はアルバイトも専門学校も辞めて、絵の仕事一本に絞ろうと考えている。

ユミ

檜研志の彼女で、研志とは幼なじみでもある。中学生時代の研志が、周りの男子に彼女がいることに焦り、仕方なく手を出した女性。頬骨の張った顔で、お世辞にも可愛いとは言えないため、研志は付き合っていることに劣等感を感じている。しかし、狩野笑太郎から「いい所をあげろ」と言われた研志は、「星が好き」「PCのキーボードを見ずに鬼のような速さでエクセルを使いこなす」「手先が器用」「UNOバリ強い」など、スラスラと答えており、ユミへの想いを感じさせている。 また、ユミ自身も研志を支えるために料理の勉強を始めており、「プロ野球選手の妻」となる自覚が芽生えている。

九頭 大成

高校野球ライターを務める男性。烏丸学率いるDL学園には注目しているが、その中でも特に1年生に注目しており、2年後を見据えて徹底的に取材をしようと考えている。野球の知識は豊富で、芋井朝子にレクチャーする場面もある。

芋井 朝子

月刊誌「輝け甲子園の星」の編集者の女性。烏丸学率いるDL学園の試合を見て、そのチームの完成度に感動を覚え、DL学園の特集を組もうと考えている。若干ミーハー気質であり、2年後どうなるかわからない九頭大成の1年生主体の取材方法には理解を示せずにいる。

竹若 吉平

DL学園野球部部長を務める男性。主に他校との練習試合の調整やスケジュール管理を行っている。毎年、DL学園野球部に入部する生徒とその保護者に行うナビに力を入れており、最後に月光寮から見えるDL学園の練習グラウンドを見せることを恒例行事としている。

雨谷

大阪府ボーイズリーグのチーム「豊森イーグルス」に所属する中学3年生の男子。すでにいくつもの強豪校から誘われている怪物選手。その実力は、中学時代に対戦経験のある狩野笑太郎も認めており、使っていたグラブも記憶されているほど。すでに「豊森イーグルス」の監督とDL学園サイドで密約が交わされており、DL学園へ進学することがほぼ決定している。

吠谷 次狼

DL学園の男性教師。担当は社会科。通称「ウルフ」。体育コースの1年4組の担任を務めており、DL学園野球部の校歌斉唱の指導も行っている。誰よりもノリノリで校歌を歌う狩野笑太郎のことを「スーパーソウルフル」と、高く評している。

アルマーニ 明

DL学園の男性教師。担当は現代国語。DL学園野球部の規律の厳しさをよく知っており、体育コースの授業では、外の情報に触れさせるため「ビデオ鑑賞」を行っている。この授業は野球以外の情報にまったく触れることのないDL学園野球部員からの評価が高く、重宝されている。

帯刀 大地

DL学園の男性教師。担当は体育。野球部と同様に全国区クラスの強豪である剣道部の顧問を務めており、授業中にも竹刀を持っている。体育のサッカーの授業中、野球部の生徒たちの身体能力を見て、「野球だけやらせるのはもったいない」と考えていた。

中央 正義

DL学園の男性教師。担当は世界史で、1年1組の担任も務めている。体育コースの生徒に対しては、15分間だけ集中してノートを取らせ、残りの35分間を自習にさせている。DL学園野球部の生徒たちに対しては、「授業態度は悪いけど憎めない」と思っており、温かく見守っている。

新森

愛才高校野球部に所属する高校3年生の男子。左投げで、ポジションはピッチャー。愛才高校のエースで、球速こそ130km前後だが、変則のサイドスローで相手打者を翻弄する頭脳的なピッチングが持ち味。決め球はスライダー。信楽平二郎からは「世の中で一番腹が立つ顔」と言われている。

砂金 直也

花忠社高校野球部に所属する高校1年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはセンター。試合が始まるとくしゃみをするので、「ハクション大魔王」の異名を取っている。身長は170cmそこそこだが、常にフルスイングが信条で、パンチ力のある打撃が持ち味。また、強肩の持ち主でもある。中学時代には日本代表チームに選ばれており、5番バッターを務めていた。 その功績はDL学園からも認められ、声もかけられていたが、狩野笑太郎や檜研志とは別チームで戦いたい、という理由から、その誘いを断っている。

兵安高校野球部に所属する高校2年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはピッチャー。2年生ながら強豪、平安高校のエースを務める選手。球速147kmのストレートを軸にスライダーやシュート、チェンジアップを投げ分ける。フォームはテイクバックが小さく、タイミングが取りづらいうえに制球力抜群で、全国でも屈指の好投手と評されている。

薬師寺 誠

兵安高校野球部に所属する高校3年生の男子。主将を務めている。右投げ右打ちで、ポジションはセンター。通称「ヤックン」。兵安高校の1番バッターを務めている。4番の早乙女の前にランナーとして出ることで、チームの勝利に貢献している。主将としてのキャプテンシーも強く、まとめ役として、チームの中でも頼れる存在となっている。 苦手な食べ物はタマネギ。

早乙女

兵安高校野球部に所属する高校3年生の男子。右投げ右打ちで、ポジションはサード。兵安高校の4番に座る超高校級の打者。打席に入る際には砂を撒き、土俵入りを彷彿させるルーティーンを行う。打者としての弱点はほとんどなく、ストレートと変化球のどちらも苦にせずに打つことができるため、高校生ピッチャーでは抑えることは非常に困難。 3年生の時に行われたDL学園とのセンバツ決勝戦では、金川春馬からホームランを打って決勝点をあげている。

場所

DL学園

狩野笑太郎が所属する大阪の高校。甲子園通算96勝、優勝7回、準優勝4回、春夏連覇1回を成し遂げている、高校野球界における超一流名門校。25年連続、総勢80名のプロ野球選手を輩出しており、さながらプロ養成所の様相を呈している。1年間で全国から有望な選手を18人しか採らないため、野球部に所属することだけでも狭き門となっている。

月光寮

DL学園野球部の生徒たちが衣食住をともにする寮。築100年を超える建物だが、野球に関する施設はもちろん、大浴場や食堂なども併設している。ただし、ここで生活するにはさまざまな厳しい規則が存在し、毎年何人かはこの寮生活に嫌気がさして退部している。また、無断外出は許されず、実家に帰れるのは冬の帰省と、年に一度の外出日のみとなっている。

洗濯場

月光寮にある、毎日ユニフォームを洗濯をする場所。ただし洗濯機は6台しかなく、そのすべてが2層式で、洗濯機は毎回奪い合いとなる。ちなみに、洗濯機が使えない場合は、洗濯板でユニフォームを洗うことになる。

兵安高校

京都の高校で、全国でも屈指の強豪校。古豪だが、「上下関係撤廃」という野球部の体質を変えて3年目になる。センバツではDL学園と決勝戦を戦い、4点差をひっくり返して優勝した。主将で1番打者の薬師寺誠が塁に出て、4番の早乙女が還すという得点パターンを確立している。投げては2年生エースの好投手、平が相手打線を完璧に封じ込める。

イベント・出来事

アオリンピック

DL学園野球部の中で行われている、女子生徒のスカートを覗く競技。教室の廊下側の引き戸を少しだけ開けて、歩いてくる女子のスカートを覗き、下着の色をポイント化して戦うというもの。一番高いのは水玉で50ポイントだが、毛糸のパンツを見た場合は減点され、-50ポイントとなる。

その他キーワード

特待生

DL学園野球部において、優遇措置が取られる生徒。DL学園においては「特待S」と「特待A」の2つが存在する。「特待S」の生徒は入学金や学費、寮費がすべて無料となり「特待A」の生徒は、その中の一部のみが免除される。

付き人制度

DL学園野球部における伝統の制度。3年生に、2年生と1年生が最低1人ずつ付き、衣服の洗濯から練習の手伝いまで幅広くサポートをする。担当する3年生に生活のすべてを捧げることになるので、誰に付くかで生活自体が左右される重大なものとなっている。

歩調

DL学園野球部の1年生が、寮から学校までの2kmの道のりを、掛け声をかけながら行進するというもの。当番制の号令係が「こせっ」という掛け声を発し、2列に並んだ部員が手と足を揃えて歩く。他の生徒も登校している中、大声かつ大人数で行うので非常に目立つ。そのため、ほとんどの部員が羞恥心を感じながら行進している。その様子を見ているDL学園の他の生徒からも、「軍隊みたいで不愉快」「やめてほしい」と不評。

ベベ3

DL学園野球部の1年生が、学校終了後に2km離れた寮までダッシュする体力強化システム。また、その中で最も遅かった3人を指す言葉でもある。「ベベ3」で最も遅かった者は、グラウンド整備をやらずに寮に残って3年生のパシリをさせられまくる決まりで、練習前でピリピリしている3年生を相手に、地獄の時間を過ごすこととなる。

DRY

DL学園野球部における、「水禁止」というルールから生まれた野球部のノドの渇き指数。レベル1から最高レベルの「Super Dry」まであり、「Super Dry」になると、「だいたいミイラ」と言われるほどの恐ろしい状態となる。ちなみに、「Super Dry」の1つ下のレベル6は「のどがくっついて話せない」という状況であり、その時点でも非常に危険。

カオ

DL学園野球部において、上級生のことを嫌がる態度を見せる下級生を指す言葉。「カオ?」とは「嫌なんか?」という意味となる。下級生は上級生に対して嫌がる態度を表に出すのはご法度であり、「カオ?」と言われたらすかさず「いいえ」と答えるのがセオリーとなっている。

リボ

DL学園野球部が練習後に行う、ピッチャーとバッターの一対一の勝負。正式名は「リボルバー」だが、「リボる」「リボってくる」という言い方で使用することが多い。ルールはピッチャーが渾身のストレートを投げ、バッターがそれを打つというもの。敗者は勝者にお菓子やジュースを与えることとなっている。

書誌情報

バトルスタディーズ 既刊13巻 〈モーニング KC〉 連載中

第1巻

(2015年4月23日発行、 978-4063884555)

第2巻

(2015年7月23日発行、 978-4063884838)

第3巻

(2015年10月23日発行、 978-4063885217)

第4巻

(2016年1月22日発行、 978-4063885507)

第5巻

(2016年3月23日発行、 978-4063885781)

第6巻

(2016年6月23日発行、 978-4063886139)

第7巻

(2016年8月23日発行、 978-4063886313)

第8巻

(2016年11月22日発行、 978-4063886634)

第9巻

(2017年3月23日発行、 978-4063886962)

第10巻

(2017年5月23日発行、 978-4063887280)

第11巻

(2017年8月23日発行、 978-4065102145)

第13巻

(2018年2月23日発行、 978-4065109441)

第14巻

(2018年3月23日発行、 978-4065111116)

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