概要・あらすじ
冴島春男は25歳のフリーター。アルバイトで稼いだお金を、パチンコで使い果たすような怠惰な生活を続けていた。挫折のきっかけは、高校時代最後のバレーボール大会。エースだった春男は、自分のミスでチームが負けてしまった事を未だに悔いていたのだ。ニートな生活を続けていたある日、春男はかつての級友、棚原幸司にばったり出くわす。
高校教師をしている幸司は、バレー部の顧問を任される事になった。しかし、部活の経験もなにもない幸司は不安を感じ、春男に会いたいと思っていたという。幸司は春男に、バレーボールのコーチを依頼する。自分には無理だと告げる春男だったが、高校時代最後の試合を見ていたという幸司に説得される。こうして春男は、駆馬高校女子バレーボール部のコーチに就任した。
駆馬女子バレー部は、主将の本宮蘭と副主将の美波楓の二人の実力が突出したチームだった。それゆえに、蘭と楓はいきなりやってきた得体の知れない春男を、受け入れてはくれなかった。しかも春男は、過去のトラウマから、皆に手本を見せる際、思わずボールを避けるという失態を演じてしまった。再び挫折しかける春男だったが、ひょんな事から、人にバレーを教える喜びを知って立ち直る。
かつての体力と技術を取り戻すために特訓を開始。そして1週間後に再び駆馬女子バレー部の前に現れる。凄まじいスパイクを打ち、その実力を皆に知らしめる。バレー部のトップ2は、まだまだ春男の事を信頼していなかったが、兎にも角にも春男は人生の再スタートを切った。
書誌情報
バレーの球語 3巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2017-08-18発行、 978-4091276087)
第2巻
(2018-01-19発行、 978-4091281456)
第3巻
(2018-11-19発行、 978-4091286758)