ミス・バレーボール

ミス・バレーボール

17歳の最年少アタッカー江崎望が、全日本女子バレーボールで五輪出場を目指して戦う青春ストーリー。「週刊少年マガジン」1992年第34号から第35.36合併号に掲載された作品。

正式名称
ミス・バレーボール
作者
ジャンル
バレーボール
レーベル
講談社コミックス(講談社)
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概要・あらすじ

江崎望は幼なじみの児玉アキトシ石上光二と賭けバレーボールに興じる日々を過ごしていた。五輪出場権を争う全日本女子バレーボール代表監督の米山 は、その望をエースアタッカーとして起用するために召集。だが、才能はあるもののわがままで気が強い望は、さっそくセッターの仲田留美と衝突してしまう。そのパワーを認めたキャプテンの佐藤一子やアタッカーの王林のサポートで仲田と和解した望は、より絆を深め、仲田との最強コンビプレイで宿敵CIS代表に臨む。

登場人物・キャラクター

江崎 望 (えざき のぞみ)

身長180センチ、17歳の女子高生。児玉アキトシ、石上光二とは幼なじみ。男子と賭けバレーボールで戦って金を稼いでいた。彼女のプレイを地区大会で見ていた米山 に全日本女子バレーボール代表にスカウトされる。オープン攻撃が得意だがコンビネーションは苦手。非常に気が強く生意気で、全日本女子バレーボール代表に合流した初日からエースの石本を「大したことない」と言い放ち、仲田留美と殴り合いになるほどの大喧嘩を演じた。 アキトシからは、乱暴ないじめっ子だがちょっとだけ可愛いと評されていて、彼にとっての「ミス・バレーボール」でもある。

児玉 アキトシ (こだま あきとし)

身長164センチ、17歳で江崎望と同じ学校、同じ社宅で育った幼なじみの男子。望のことが好き。第二の篠山紀信を目指すカメラ小僧で、愛用のカメラはニコンF4。その特技を活かし、アルバイトとして同じ学校の女子のスナップを撮影している。なかなか本来の力を発揮できない望のフォームをカメラでチェックしていた際に、その理由がトスの低さにあることに気づき、もっと高いトスを上げるよう仲田留美に進言する。

石上 光二 (いそがみ こうじ)

身長183センチ、17歳で江崎望と同じ学校、同じ社宅で育った幼なじみの男子。望のことが好き。身体は大きいが気が弱く優しい性格で、望と児玉アキトシの喧嘩の仲裁役をすることが多い。望のいいなりで、賭けバレーの集金や練習など言われるがままに付き合うが、一緒に秘密特訓した写真が深夜のデートとして新聞に掲載されてしまう。

仲田 留美 (なかだ るみ)

全日本女子バレーボール代表不動のセッターで19歳。代表を務める有力選手たちに16歳の時からトスを上げ続けてきた。ツーアタックが伝家の宝刀。強気な性格で、初対面で生意気な口をきいた江崎望を殴りつけたほど。殴り返そうとした望の手を掴んで、利き腕でケンカするなと注意するが、望のひざ蹴りを食らう。美人で実力があるため「ミス・バレーボール」と呼ばれている。 実在のバレーボール選手、中田久美がモデルと思われる。

佐藤 一子 (さとう いちこ)

全日本女子バレーボール代表キャプテン。仲田留美、石本、王林とはソウル五輪でもチームメイトだった。江崎望の乱暴な性格に驚くものの、才能を素直に認めており、反発する仲田留美にもなんとか上手くやるようにさとした。また仲田とケンカして合宿所を出て行った望が仲田に謝罪する際にも、王林と共に手を貸した。 実在のバレーボール選手、佐藤伊知子がモデルと思われる。

石本 (いしもと)

全日本女子バレーボール代表エースセンター。ソウル五輪で活躍したが、現在は膝の故障で本来の力が出せていない。江崎望には練習試合でスパイクをあっさりとブロックされ、この程度でエースなのかと言われてしまう。しかし、本人も自分の衰えを自覚していて、相手の手元で変化するサーブを武器にピンチサーバーに転向する。

王林 (おうばやし)

全日本女子バレーボール代表アタッカー。仲田留美、石本、佐藤一子とはソウル五輪でもチームメイトだった。江崎望の17歳という若さとパワーを称賛する。仲田とケンカして合宿所を飛び出した望が、仲田に謝罪する際にも、一子と共に手を貸した。部屋のネームプレートやファンの声援が「MOTOKO」なことから、下の名前は「もとこ」であり、実在のバレーボール選手、大林素子がモデルと思われる。

米山 (よねやま)

全日本女子バレーボール代表の監督。アジア選手権で惜敗しバルセロナ五輪の出場権が危うくなったため、以前地区大会で目をつけていた江崎望を秘密兵器として全日本女子バレーボール代表に参加させた。やや気の弱い性格で、賭けバレーの金を集金している望に声をかけた際は、補導員と間違えられ殴り飛ばされた。何の実績もない不良の望を全日本に参加させたことで、保守的な総監督からは苦言を呈されている。

総監督 (そうかんとく)

米山より上の立場で女子バレーボール界に君臨する存在。石上光二と共に夜中に秘密特訓をしていた江崎望が、新聞に深夜に密会してキスしているように見える写真を公開されたことを受け、望を試合に出すことを禁止する。それでも望を試合に出した米山をクビにすると息巻く非常に頭の固い年配の男性。

カルポリ

CIS代表監督。ソウル五輪で金メダルを獲ったが日本にだけ敗れたことを屈辱に思っており、落としても構わない対戦にもかかわらず絶対に勝とうとする。江崎望の活躍で点差が縮まると、最初は温存していたシドレンコや長身の新鋭アタッカー、アルタモノワを投入するなど勝負に関しては厳しい性格。

集団・組織

CIS代表 (しーあいえすだいひょう)

キューバと並び、世界的にもトップクラスの実力を持つチームで、ソウル五輪では金メダルを獲得している。監督は慎重派のカルポリ。エースのスミルノワ、ブロードを得意とするオギエンコ、シドレンコ、188センチの新鋭アルタモノワなどを擁する強豪国。全日本女子バレーボール代表に負けたことを屈辱に思っている。

その他キーワード

ミス・バレーボール (みすばれーぼーる)

女子バレーボールを代表する選手に対する呼び名。実力と美しさを兼ね備えた仲田留美がそう呼ばれており、江崎望が代表合宿に参加した際、石上光二に仲田がどのくらい美人だったかと尋ねられたりもした。ちなみにその時、児玉アキトシが仲田に興味を示さなかったのは、彼の中の「ミス・バレーボール」は望だったからだと思われる。

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