ハリガネサービス

中学時代に故障に悩まされた少年が、怪我の克服を機に誰にも真似のできない技術を身につけ、高校のバレーボール部でインターハイ優勝を目指すスポーツ漫画。登場人物たちの個性を強く押し出した描写も大きな魅力で、主人公の下平鉋はもちろん、サブキャラクターの内面にまで深く切り込んだ、青少年たちの成長劇が楽しめる。「週刊少年チャンピオン」で2014年26号から連載の作品で、荒達也の初連載作品にして代表作。

正式名称
ハリガネサービス
ふりがな
はりがねさーびす
作者
ジャンル
その他スポーツ
 
バレーボール
レーベル
少年チャンピオンコミックス(秋田書店)
巻数
既刊17巻
関連商品
Amazon 楽天

世界観

バレーボールを題材にした作品の中でも極めて特殊な「ピンチサーバー」という役割にスポットを当てた作品。作中でも紹介されているが、ピンチサーバーとは実業団やプロレベルで初めて必要とされる役割であり、少なくとも高校レベルではあまり必要とされていない。野球で例えれば、代走や守備要員のようなもので、一般的に高校でこういった役割の選手は補欠であることを意味する。この常識を逆手にとり、あえてその役割に着目した作品構成が魅力となっている。

あらすじ

豊瀬高校に新しく入学した下平鉋は、中学時代にも所属していたバレーボール部に入部を決める。中学時代に怪我によって思うような活躍ができず、スタメンに入れなかった悔しさをバネに新たなスタートを切ろうとしていたのだ。しかし、新たにバレーボール部に入部した同級生は、みな中学バレーボールの東京選抜に選ばれた選手たちばかり。また下平は特に身長が高いわけでもなく、パスワーク1つをとっても他の同級生たちとは圧倒的な力量の差が見られた。周囲からは高校でもベンチ入りかと思われた下平だったが、実は彼にはある常人離れした能力があった。元中学バレーボールの東京選抜たちですらスカウトされなかった中、1人だけその才能を見出され、豊瀬高校の監督である山縣三郎に声をかけられた下平は、徐々にその才能を発揮していく。当初はその異常な才能が部内に不和を生み出す原因にもなったが、力が認められるようになってからは部内の結束も強化。豊瀬高校バレーボール部は一丸となってインターハイ優勝を目指す。

作品の特色

作者である荒達也は学生時代にバレーボールを経験したことがあり、実体験に即したリアルな描写が特徴。練習風景はもちろん、試合の流れや展開などにもそれが表れている。一方で、登場人物の多くは非常に濃い個性の持ち主であり、現実離れした技能や能力を活かしたスポーツ漫画の王道的展開も魅力となっている。

登場人物・キャラクター

下平 鉋 (しもだいら かんな)

豊瀬高校バレーボール部の1年生男子。盟和中学校出身で、中学時代のポジションはピンチサーバーだったと自己紹介したが、厳密にはピンチサーバーはポジションではないために本来のポジションは不明。身長173センチながら体重が53キロと非常に線が細く、入部時には先輩たちから針金のような体と揶揄されていた。また初練習でもパスワークをはじめとしてお世辞にもバレーボールが上手いとはいえず、同時に入部した元中学東京選抜メンバーたちの力量と比較すると、圧倒的に劣ると言わざるを得ない。 しかし、中学2年の2月にアキレス腱を故障し、跳ぶことができなくなった時期にも練習を怠らないなどバレーボールに対する愛は誰よりも深く、また怪我のリハビリ期間の努力によって、針の穴を通すような精密なコントロールのサーブと、軌道の変化する無回転サーブを打つことができるようになった。 性格はおとなしく、控えめで温厚。しかし、一念に囚われると、まるでスイッチが入ったかのように周囲が見えなくなる一面を持つ。

間白 譲治 (ましら じょうじ)

豊瀬高校バレーボール部の1年生男子。青葉中学校出身でポジションはウイングスパイカー。中学時代には都道府県対抗戦で東京選抜に選ばれたほどの実力者で、167センチ、62キロと小柄な身体ながら、その身体能力を活かしたスピードで多彩な攻撃を見せる。日に焼けた褐色の肌にツンツンに跳ねた赤髪が特徴で、非常に活発で前向きな性格の持ち主。 中学時代の東京選抜で駿天堂学院バレーボール部の選手たちだけがスタメンに選ばれ、自分たちがないがしろにされていた過去があり、その借りを返すべく、山縣三郎が監督を務める豊瀬高校に入学。打倒駿天堂学院という大きな夢を持つ。

松方 一颯 (まつかた いぶき)

豊瀬高校バレーボール部の1年生男子。海成附属中学校出身でポジションはセッター。中学時代には都道府県対抗戦で東京選抜に選ばれたほどの実力者で、非常に柔らかいボールタッチと知性を活かした変幻自在の戦術が高く評価されている。特に相手チームの弱点や攻撃対策を見つけるのが得意で、コート上にいながらアナリストレベルのデータ分析を行うことができる才能の持ち主。 性格は大人びていて理性的で、どんな局面でも冷静に物事を見ることができ、個性あふれる豊瀬高校1年生部員のまとめ役としてもその力を発揮する。しかし、母親が作ってくれた可愛らしい弁当をいじられると途端に動揺を隠せなくなる一面もある。

金田 進 (かねだ すすむ)

豊瀬高校バレーボール部の1年生男子。錦糸町中学校出身でポジションはリベロ。中学時代には都道府県対抗戦で東京選抜に選ばれたほどの実力者で、レシーブに有利な非常に長い腕を持ち、体に当てることさえできれば思いのままの場所にボールを返せるという、特異なボールタッチセンスを持っている。平時はやる気なさそうにしており、試合中もニヤニヤと笑みを浮かべているような掴みどころのない性格だが、レシーバーとしての才能にはプライドを持っており、それを侮辱されると途端に性格が豹変する。 セリフの語尾がカタカナで表記される、独特の口調でしゃべるのが特徴。

山縣 三郎 (やまがた さぶろう)

豊瀬高校バレーボール部の監督を務める男性。筋骨隆々のゴツい肉体に厳しい面構えで、角刈りの髪型をしている。過去に幾つもの公立校を全国大会に導いたとされる名将であり、山縣の存在が、間白譲治や松方一颯、金田進らが駿天堂学院バレーボール部を打倒するために豊瀬高校への入学を決めたきっかけとなった。威圧感のある相貌に加えて普段から口数が少なく、一見不合理とも思える指導を行うため誤解されることも少なくないが、実は練習にはそれぞれ意味があり、部員の自主性を重んじる指導を行っている。 また、指導者が生徒を選ぶべきではないというポリシーを持ち、これまでに生徒をスカウトしたことがないという逸話を持つ。しかし、中学時代の下平鉋には、そのプレーを見て、唯一声をかけ、練習を見に来ないかと誘っていた。 なおこの時、下平に「それはスカウトですか」と訪ねられた際には食い気味に否定していた。

野々原 大樹 (ののはら ひろき)

豊瀬高校バレーボール部の3年生男子。毛先があちこちにはねた天然パーマの明るい髪、太い眉と丸い瞳の、朴訥な容姿を持つ。ポジションはオポジット。豊瀬高校バレーボール部のキャプテンにしてムードメーカーであり、天然気味の明るい性格が周囲のあらゆる人物に愛される、ゆるふわキャラ。逆境を物ともせず、常に前向きな姿勢で、対戦相手からも尊敬を集めている。 バレーボールを始めたのは高校生になってからと遅いが、ひたむきな努力で年上、年下関係なく教えを請い、メキメキと実力をつけていった。天才肌な面があり、試合中に利き手である右手を怪我した時にも、その試合中に左手のみで通常と変わらないプレーを実現するという脅威の成長を見せた。このことから、実力はもちろん、精神的な面でも豊瀬高校バレーボール部の大きな支柱となっている。

五十嵐 歩 (いがらし あゆむ)

豊瀬高校バレーボール部の3年生男子。逞しい肉体といつも頭部にタオルを巻いた威圧感のある容姿を持つ。ポジションはウイングスパイカー。2年生の大船勇と並んで豊瀬高校バレーボール部の得点源として活躍しており、その驚異的な膂力はマネージャーの百合草南いわく「パワーだけなら高校トップクラス」と評価されるレベルにある。 それを証明するかのように、放たれたサーブは中学時代に東京選抜に選ばれた間白譲治ですら、まともに上げることができないほど。筋トレが大好きであり、いつも大船と2人で筋トレをしており、現在も絶賛肉体改造中。

久場 遥 (くば はるか)

豊瀬高校バレーボール部の3年生男子で、爽やかな顔つきとサラサラの髪型をしている。ポジションはミドルブロッカー。基本的には物静かでおとなしい性格。しかし、下平鉋がミドルブロッカーにつくと決めた際には、これまで一緒にミドルブロッカーを務めた高代航平と最後まで試合に出続けるというささやかな夢が崩されるのではと、距離を置くような一面もあった。

高代 航平 (たかしろ こうへい)

豊瀬高校バレーボール部の3年生男子で、頬骨の張った四角い顔をしている。ポジションはミドルブロッカー。非常に人当たりが良く、下平鉋が自分と同じポジションを希望した際には、自分の試合出場が危ぶまれることもいとわず、ミドルブロッカーとしてのノウハウを教えるなど面倒見の良い性格の持ち主。

大船 勇 (おおふな いさみ)

豊瀬高校バレーボール部の2年生男子で、黒髪短髪に筋骨隆々の体つき、鋭い目つきが特徴。ポジションはウイングスパイカー。五十嵐歩と並んで豊瀬高校バレーボール部の得点源として活躍しており、チームのエース。五十嵐と一緒に鍛え上げた肉体から放つアタックに揺るぎない自信を持っている。だが、良くも悪くも体育会系であり一本気な性格もあって、奇策や搦手には弱い。 また短気であるために対戦相手はもちろん、チームメイトと衝突することもある。下平鉋が驚異的な技術を持つことがチームに受け入れられた時も、下平が怪我のトラウマで飛べないことを理由に、1人だけメンバー入りに猛反発した。

猫田 瞬 (ねこた しゅん)

豊瀬高校バレーボール部の2年生男子で、サラサラの髪に中性的な幼い顔つきをしている。ポジションはリベロ。平時は明るく穏やかな性格の持ち主だが、癇に障ることがあると、そのおとなしそうな見た目とは裏腹に毒舌を吐きまくるという厄介な習性を持つ。また、バレーボール選手としてだけではなく、一般的にも低めの身長とその容姿から「可愛い」と言われることにコンプレックスがあり、これに触れられるとすぐに怒る。

家森 浩一 (やもり こういち)

豊瀬高校バレーボール部の2年生男子で、センター分けにしたもっさりした髪型で頬に吹き出物がある。ポジションはセッター。セッターとしての実力は並で、容姿もお世辞にはかっこいいとはいえず、松方一颯の加入によってスタメンの座が危ぶまれている。しかし、相手をイライラさせることに長けた独特のプレーや、なりふり構わない泥臭さが特徴で、正攻法ではない、いやらしい試合運びを得意とする。 本人もそれを自覚しており、相手にとって嫌なプレーを選択するという新しい戦術を、後輩たちに身をもって授けた。なお、豊瀬高校バレーボール部では唯一の左利き。

百合草 南 (ゆりぐさ みなみ)

豊瀬高校バレーボール部の3年生女子で、バレーボール部のマネージャーを務める。2本の三つ編みにした髪型をしている。ハキハキとして活発、自信に満ち溢れた男らしい性格の持ち主。その態度は監督の山縣三郎に対しても変わることはない。マネージャーが1人だけであることに悩んでおり、日々新たなマネージャーの確保に余念がないが、勧誘する際にあまりにグイグイと行き過ぎるため敬遠されてしまっている。 しかし、桐城高校バレーボール部が練習試合に訪れた際、たまたま校門前に居合わせた羽柴恵を発見。強引に部に引き入れ、後輩マネージャーを確保した。

羽柴 恵 (はしば けい)

豊瀬高校に通う1年生の女子。入学してから数々の部活を体験するも、生来のドジっ子気質、不器用さのせいで、あらゆる部活でやんわりと入部を断られていた。その頃、たまたま練習試合のために豊瀬高校に来ていた桐城高校バレーボール部のバス到着に遭遇。桐城高校の主将である鮎川堂山から「豊瀬高校バレーボール部のマネージャーではないのか」と間違われたことをきっかけに、百合草南に誘われて、本当にマネージャーに就任する。 なお、不器用さはかなりのもので、本人の回想を見るだけでも、音痴、料理がダメ、バスケットボールを顔で受ける、テニスでは空振り連発と散々なものである。

鯨川 堂山 (くじらかわ どうざん)

桐城高校バレーボール部の3年生男子で、バレーボール部主将。ポジションはミドルブロッカー。190センチ120キロの巨体で、前年の「春高バレーボール」では最重量登録選手だった。恵まれた体格から放つ強烈なアタックは生半可なブロックを吹き飛ばすほどの威力を持っており、監督の古川禎丞からは「全力で打つと相手に怪我をさせてしまうから手加減するように」と言い含められるほどの威力を持つ。 またポジションからも分かるようにその巨体は相手のスパイクを軽々とブロックする壁としての役割を持っており、攻撃面、防御面の両面で桐城高校の「サーカスバレーボール」の中心となっている。

倉光 円 (くらみつ まどか)

桐城高校バレーボール部の1年生男子。長い髪を細いスポーツ用ヘアバンドでくくった髪型に、垂れ目でどんよりと濁った瞳をしている。ポジションはセッター。中学時代には都道府県対抗戦で埼玉選抜に選ばれていた実力者で、異様に柔らかい身体を活かし、直前までどこに出すか分からないトスワークを武器に、新入生ながら全員が攻撃に参加するという桐城高校の「サーカスバレーボール」の一翼を担う。 しかし、その実力ゆえか、性格は自己中心的で傲慢。中学時代の都道府県対抗戦で同期だった間白譲治たちのことを、東京選抜のサブメンバーであったことを理由に嘲笑うなど非常に歪んだ性格を持っている。身長は176センチ、体重は62キロ。

三河 群 (みかわ ぐん)

桐城高校バレーボール部の1年生男子。左右の繋がった眉をしており、試合中もゴーグルをかけている。ポジションはリベロ。バレーボールの最も盛り上がる瞬間はスーパーレシーブをした時であると考えており、注目を浴びるのが大好きな性格から、リベロ以外のポジションをやりたくないという独特のこだわりを持つ。中学時代にすでに180センチを超える身長で、多くの学校からスカウトを受けたが、その中でリベロをやらせてくれるという桐城高校に入学したという経歴を持つ。 なお、ボールを触る際に怪鳥音を鳴らす癖があり、他の部員からうるさいと怒られがち。

置鮎 海太 (おきあゆ うみた)

桐城高校バレーボール部の2年生男子。同じく桐城高校の置鮎空太とは双子であり、目つきの鋭いほうが海太。ポジションはセッター。双子で同じセッターというポジションから「セッターツインズ」と呼ばれ、2人が後衛と前衛に分かれて試合に出ることで、後衛側がセッターに入り、常に前衛3人が攻撃できる布陣を作り出すことができる。 海太は味方の打ちやすいトスを上げるのが得意で、プレースタイルの異なる空太と入れ替わり立ち替わりトスを上げることで、相手の混乱を誘い、決定力を上げる一因となっている。

置鮎 空太 (おきあゆ そらた)

桐城高校バレーボール部の2年生男子。同じく桐城高校の置鮎海太とは双子であり、目つきの穏やかなほうが空太。ポジションはセッター。双子で同じセッターというポジションから「セッターツインズ」と呼ばれ、2人が後衛と前衛に分かれて試合に出ることで、後衛側がセッターに入り、常に前衛3人が攻撃できる布陣を作り出すことができる。 空太は味方の実力を限界まで引き上げる鋭いトスを持ち味にしており、プレースタイルの異なる海太と入れ替わり立ち替わりトスを上げることで、相手の混乱を誘い、決定力を上げる一因となっている。

鮫島 勇午 (さめじま ゆうご)

桐城高校バレーボール部の3年生男子。深くツーブロックに刈り上げた髪型と瞳孔が縦に開いた鋭い目つきをしている。ポジションはウイングスパイカー。青葉中学校出身であり、間白譲治の先輩にあたる。中学卒業後の間白が桐城高校に入学するとばかり思っていたが、その予想に反して豊瀬高校に入学したことを裏切りと感じており、両校の練習試合が組まれた際には敵意を露わにしていた。

古川 禎丞 (ふるかわ よしつぐ)

桐城高校バレーボール部のバレーボール部顧問。日に焼けた肌にパンチパーマの中年男性。表向きは腰が低く穏やかな体を装っているが、内心では駿天堂学院バレーボール部打倒という大きな目標を持つ野心家。倉光円や三河群といった逸材を言葉巧みにスカウトして、自分が描いたバレーボールスタイルにうまく当て込もうと画策する。 なお、前年度に行われた新人戦では、格下のはずの山縣三郎率いる豊瀬高校バレーボール部に辛くも勝利するという苦戦を強いられたことで、彼らを敵視しており、インターハイ前には格の違いを見せつけるために練習試合を申し込んだ。

草壁 幹生 (くさかべ みきお)

桐城高校バレーボール部の3年生男子で、横撫でに分けた髪型をしている。ポジションはミドルブロッカー。豊瀬高校バレーボール部との練習試合において、意見の食い違いで内輪揉めを始めた鮫島勇午と倉光円の意見を調整するなど、まとめ役を担う。

菊池 新 (きくち あらた)

桐城高校バレーボール部の2年生男子で、頭頂部が尖ったスキンヘッドにしている。ポジションはミドルブロッカー。試合中には常に不機嫌そうに舌打ちをしたり、独り言をブツブツと呟いている。

栗原 朋海 (くりはら ともみ)

桐城高校バレーボール部の2年生男子。広い富士額で、少ない髪を立ち上げ、猿のような顔つきが特徴。ポジションはオポジット。

石弓 輝 (いしゆみ ひかる)

桐城高校バレーボール部の1年生男子で、角刈りの髪型をしている。ポジションはウイングスパイカー。他の1年生の陰に隠れ、存在感が薄い。

朧 幽哉 (おぼろ ゆうや)

竜泉学園バレーボール同好会の1年生男子。長い前髪で顔を隠し、常に無表情で不気味な雰囲気を漂わせている。ポジションはミドルブロッカー。中学時代に東京選抜に選ばれていた逸材で、当時の体力測定ではほとんどの種目で最下位というフィジカル的ペナルティを抱えつつも、合宿期間の4か月間、アタックがブロックをすり抜け続け、一度もブロックされなかったという、極めて特殊なプレースタイルを誇る。 身長は184センチ、体重は75キロ。

渚島 鴎 (なぎしま かもめ)

竜泉学園バレーボール同好会の2年生男子。幅の広いバンダナを巻いた容姿と沖縄地方の方言らしき話し方をする。ポジションはウイングスパイカー。握った拳で打つことでボールに変則回転を加えるという特殊な打法を武器に、豊瀬高校バレーボール部のレシーバーを翻弄。また、初見で破られたことのなかった下平鉋の無回転サーブをいともたやすくレシーブし、周囲を驚かせた。

雨竜 南 (うりゅう みなみ)

竜泉学園バレーボール同好会の監督を務める人物。額の広く禿げ上がった頭に、髭を生やしてサングラスをかけた、いかにも怪しい風貌の中年男性。飄々としていて掴みどころがなく、独特の言い回しで相手を丸め込んで自分のペースに乗せてしまう奇妙な話術を持つ。竜泉学園高校にバレーボールのコーチとして就任したが、バレーボール部の実力に落胆。 得意の話術でメンバーを急遽かき集めてバレーボール同好会を作成し、竜泉学園バレーボール部の代わりにインターハイ東京予選大会に出場した。かつて、山縣三郎の教え子だったことがある。身長は185センチ、体重は70キロ。

白鳥 麗 (しらとり れい)

竜泉学園バレーボール同好会の2年生男子。パーマがかった髪を無造作にセットした髪型と切れ長の瞳に、整った顔立ちをした長身の選手。ポジションはセッター。プレー中の動きにおいて一切体幹がブレないという体運びが特徴で、非常に高い跳躍力を持つ。

小林 開司 (こばやし かいじ)

竜泉学園バレーボール同好会の2年生男子で、髪を丸刈りにしている。ポジションはリベロ。足でレシーブする、頭でトスを上げるといった奇抜なプレースタイルで豊瀬高校バレーボール部を翻弄する。

加部 三平 (かべ さんぺい)

竜泉学園バレーボール同好会の2年生男子。ポジションはウイングスパイカー。太った体格ながら、見た目にそぐわぬスピード感のあるプレースタイルが持ち味。極めて優れたジャンプ力も持ち、空中でも体勢を崩さないバランス感覚の持ち主。バックステップしながらでも強力なアタックを放つことができる。

立川 健心 (たちかわ けんしん)

竜泉学園バレーボール同好会の2年生男子で、髪を後頭部にかきあげ、ツンツンに立てている。ポジションはミドルブロッカー。多種多様なプレースタイルを見せる竜泉学園高校バレーボール同好会において、唯一目立ったプレーをしていない、地味な選手。学校では主にタンクトップ姿で過ごしている。

田代 良彦 (たしろ よしひこ)

竜泉学園バレーボール同好会の2年生男子。角刈りの頭に眉骨が高く、瞳の落ち窪んだように見える目元が特徴。ポジションはオポジット。高い身長を活かした攻撃と、対戦相手にぴったりと張り付くマンマークが得意。なお、コミックス第5巻巻末における人物紹介では「田原(たはら)」となっているが、作中では朧幽哉から「田代(たしろ)」と呼ばれている。

雲類鷲 叡 (うるわし あきら)

王葉工業高校バレーボール部の1年生男子。彫りが深く、爛々と輝く大きな瞳、スポーツ用カチューシャで前髪を上げた髪型をしている。ポジションはウイングスパイカー。195センチ、95キロという恵まれた体格の持ち主であるばかりか、身体能力に優れ、358センチという非常に高い最高到達点を誇る。中学3年生の頃に始めたバレーボールで東京選抜に選出され、しかも合宿で行われた体力測定のすべての項目で1位を取るほどの規格外の能力を誇る。 生まれながらの王者的素質の持ち主で、天真爛漫にして豪放磊落、しかしすべてが自分中心であり、それが常識であると疑ってやまない危険な思想を持つ。中学時代に東京選抜に選出された際は、駿天堂学院所属ではない間白譲治らと一度は意気投合し、その仲を深めるも、蛇喰傑の手首を破壊するという常識外れなプレーにより選抜から離脱。 それ以降、袂を分かっていた。

上屋 敷 (かみや しき)

王葉工業高校バレーボール部の1年生男子。ポジションはミドルブロッカー。雲類鷲叡と完全な主従関係にあり、試合中も常に雲類鷲を立てる行動や態度を取る。しかし、実は雲類鷲にとって数少ない本当の理解者であり、バレーボールの実力においても雲類鷲と比肩しうる実力者。のちに自身の態度やプレーをあらため、豊瀬高校バレーボール部を追い詰める。 身長は194センチ、体重は84キロ。なお、王葉工業高校の選手の中では数少ない、丸刈りではない選手である。

王 欽鳳 (わん きんほう)

王葉工業高校バレーボール部の2年生男子で、サイドをツーブロックに刈り上げ、頭頂部の髪を横になでつけた髪型をしている。中国からの留学生で、ポジションはセッター。高身長の選手ばかりを集めた王葉工業高校のチームにおいても、201センチという最高身長を誇る。バレーボールにおいて非常に有利な高い身長を持つだけではなく、技術も一級のプレーヤーだが、豊瀬高校バレーボール部との対戦時には、試合開始早々に監督の大牟田春吉の指示に従わない独断を見せ、これによって交代させられてしまう。

三船 蛾次郎 (みふね がじろう)

王葉工業高校バレーボール部の1年生男子で、鋭い目つきと角ばった太い眉毛が特徴。バレーボール部のキャプテンを務める。ポジションはオポジット。昨年の「春高バレーボール」でベストスパイカーに選ばれた超一流の選手であり、部活ではキャプテンを務めているものの、雲類鷲叡に使い走りのように扱われている。周囲がその件に関して雲類鷲に文句をつけようとしてもその意見を押しとどめ、雑用に甘んじている。

大牟田 春吉 (おおむた はるきち)

王葉工業高校バレーボール部の監督を務める老年の男性。かつて全日本男子バレーボールチームが史上唯一金メダルを獲得した際にチームでセッターを務め、「バレーボールの神様」と呼ばれる伝説の人物。一見普通の好々爺だが、胸の内では雲類鷲叡を中心としたチーム作りに絶対の自信を持った野心家であり、自分の指示に従わない選手は試合に一切出さないという、極めて自己中心的な指導を行う。

有働 充 (うどう みつる)

王葉工業高校バレーボール部の3年生男子で、顔が四角く、眉が太いのが特徴。ポジションはミドルブロッカー。同じチームメイトの有働実とは名字が同じだが、関係性は不明で、顔も似ていない。

有働 実 (うどう みのる)

王葉工業高校バレーボール部の2年生男子。ポジションはウイングスパイカー。雲類鷲叡がすべての中心になっているチーム作りに疑問を持っており、雲類鷲の自己中心的な行動に異を唱えることがある。同じチームメイトの有働充とは名字が同じだが、関係性は不明で、顔も似ていない。頭が丸く、顔が長いほうが有働実。

四家 巴 (しけ ともえ)

王葉工業高校バレーボール部の2年生男子。ポジションはリベロ。雲類鷲叡を中心としたチームの中でも、特に雲類鷲にすり寄っている小物。先輩ながら雲類鷲に敬語を使い、揉み手をしながらすり寄る仕草を見せる。

砂川 出 (すなかわ いずる)

王葉工業高校バレーボール部の2年生男子。ポジションはセッター。あくまで正セッターは王欽鳳であるため、本来は出番がないはずだが、王が監督の意にそぐわない行動をしたため、代わりに試合に出場することとなった。何かにつけて雲類鷲叡の実力を自慢するが、砂川本人には特に見せ場はない。

羽座川 扇 (はざかわ おうぎ)

駿天堂学院バレーボール部の1年生男子。ポジションはリベロ。将来の日本バレーボール界の守備の要と目されるほどの選手であり、中学時代には東京選抜に選ばれたのはもちろんのこと、全日本の合宿にも参加したことがある。練習試合が終わった後、豊瀬高校バレーボール部を後にしようとした桐城高校バレーボール部のバスの前に立ちふさがり、一方的に練習試合を申し込むという突拍子もない行動に出る。 またこの時、至近距離から投げつけられたボールを音もなくレシーブするという離れ業を見せ、その実力の片鱗を見せつけた。下平鉋とは小学生時代に地域のバレーボールクラブで一緒だった過去があり、互いに「シモヘー」「おーぎ君」と呼び合う仲だったが、下平が話しかけると態度が豹変し、下平のことなど覚えていないと言い張り、逃げるように姿を消した。

富永 朔太郎 (とみなが さくたろう)

豊瀬高校バレーボール部のOB。長い顔と広い額が特徴の柔和な人物で、1年前まで豊瀬高校のバレーボール部でキャプテンを務めていた関係から、豊瀬高校の試合を観戦するために訪れた。

タケウチ

豊瀬高校に通う1年生の男子。ハンドボール部に所属しており、下平鉋が山縣三郎の指示でハンドボール部の練習に参加した際、ハンドボールの扱い方を教えた。小学生の頃からハンドボールをしており、高校の部活でもその実力の片鱗を見せるものの、その活躍ぶりが上級生から反感を買い、「背が低いから」というだけの理由で一軍に入れてもらえないでいる。

鴫澤 雪江 (しぎざわ ゆきえ)

豊瀬高校に通う1年生の女子。定例行事である「歩こう会」の中で、豊瀬高校バレーボール部の応援に駆けつけてくれる人を探していた羽柴恵と出会う。最初に羽柴が応援を募ったときにはさらりと無視するような素振りを見せるも、のちに頑張りすぎて倒れかけた羽柴を支えるなど、関わりを持つようになる。クラスメイトによれば、あまり人付き合いが良くなく、クラスでも浮いた存在とのことで、また中学校までバレーボールをやっていたというが、今は興味がないと語るなど、なにか事情を抱えている様子。

蛇喰 傑 (じゃばみ すぐる)

駿天堂学院中等部のバレーボール部でミドルブロッカーを務め、中学時代の東京選抜に選ばれた男子選手。蛇のような瞳を持った顔つきが特徴。非常に差別的な思想の持ち主で、駿天堂学院以外の選手を小間使いのように扱っていた。東京選抜の合宿で、駿天堂学院以外の選手であった雲類鷲叡に意見を言われて激昂。事故に見せかけて故意に怪我をさせるような行為を行った。 このことが雲類鷲の逆鱗に触れ、試合中に雲類鷲の放ったスパイクで手首を破壊され、選抜メンバーから離脱した。

剱持 (けんもち)

駿天堂学院中等部のバレーボール部に所属していた男子選手で、頭をスキンヘッドにしている。かつて東京選抜の合宿において、蛇喰傑の手首を破壊した雲類鷲叡に殴りかかり、騒動を起こしたために謹慎処分を受けた。

須藤 (すどう)

山縣三郎が豊瀬高校バレーボール部の監督になるまでの間、バレーボール部の監督及び顧問を務めていた男性。山縣三郎が監督に就任してからは登場していない。

犬飼 一郎 (いぬかい いちろう)

冬樹高校バレーボール部の3年生で主将を務める男子。インターハイ東京予選の1回戦で豊瀬高校バレーボール部と対戦するも、豊瀬高校のことを新人戦でたまたま良い成績を残しただけの弱小校と侮っており、自校の勝利を確信していた。余裕の表情を浮かべて試合に挑むも惨敗してしまう。

レオナルド=シルバ

冬樹高校バレーボール部の男子選手。ブラジルからの留学生で、褐色の肌に、剃りこみデザインを入れたモヒカンヘアにしている。インターハイ東京予選初日のリーグ戦では、恵まれた肉体を駆使したパワープレーで冬樹高校を全勝で予選1回戦へと導くも、その後の豊瀬高校バレーボール部との試合で軽くひねられて自信を喪失。特に全力で打ち込んだスパイクを遊ぶかのようにレシーブした金田進に対しては、トラウマになるほどの恐怖を覚えてしまう。

二瓶 (にへい)

冬樹高校バレーボール部の1年生男子。下平鉋の中学時代のチームメイトであり、インターハイ東京予選の1回戦で下平の所属する豊瀬高校バレーボール部と対戦すると分かった段階で、必死にチームメイトや先輩にその脅威を訴えかけるも一笑に付されてしまう。なお、対戦結果は冬樹高校の惨敗であったものの、下平が出場することはなく、結局最後まで下平の危険性は理解してもらえなかった。

福田 昭三 (ふくだ しょうぞう)

竜泉学園高校バレーボール部の顧問を務めている中年男性。コーチとして招聘した雨竜南の話術に乗せられ、雨竜が急造した竜泉学園高校バレーボール同好会から、インターハイ東京予選大会出場権をかけた勝負を挑まれ、自ら率いるバレーボール部が敗北。雨竜に乗っ取られる形で監督の座を追われてしまう。

朧 光子 (おぼろ みつこ)

朧幽哉の母親。幽哉を産む直前に夫に逃げられ、シングルマザーとして幽哉を育ててきた。幽哉がまだ幼い頃は息子想いの良き母親であり、幽哉を連れてパート仲間たちとママさんバレーボールを楽しむ心優しい人物であったが、伴侶がいない苦しい生活、そして次第に衰えていく自分の容姿などから性格が歪んでしまい、現在では幽哉に対して辛く当たるようになっている。

瀬良 (せら)

かつて竜泉学園に通っていた少年。ナックルボールを投げることができる投手として、渚島鴎とともに竜泉学園高校にスカウトされ、野球部で活躍していたが、試合中の事故で肘を壊して、選手生命を断たれてしまう。その後、存在価値がなくなったとして渚島を残し、故郷である沖縄に帰ってしまった。

北上 (きたがみ)

テレビ局JTVでアナウンサーを務める女性。インターハイバレーボール東京予選大会でベスト8に残った豊瀬高校バレーボール部を取材に訪れた。監督の山縣三郎やキャプテンの野々原大樹へのインタビューを経て、豊瀬高校の雰囲気の良さに触れ、個人的に応援したいと微笑ましい表情を見せた。しかし一方で、勝ち上がった時の対戦相手のことも知っており、豊瀬高校がインターハイを勝ち抜くのは難しいだろうと予測している。

石郷岡 (いしごうおか)

テレビ局JTVのスポーツ番組「スポルティング」に出演した男性で、元日本代表のバレーボール選手。インターハイのバレーボール東京予選大会を特集した番組で、注目選手として取り上げられた雲類鷲叡について語った。

敷の両親 (しきのりょうしん)

上屋敷の両親。かつて敷が小学生の頃、借金取りから逃げるために、敷1人を家に残したまま海外へ逃亡。またこの時、自分たちが連絡するまで誰にも相談するなと敷に言い含めて姿を消した。その後、空腹に耐えかねた敷が万引きをし警察に保護されたことで不在が発覚する。敷の友人であった雲類鷲叡の手引きで強制的に帰国するも、逃亡生活を阻止された腹いせから敷に暴力を働き、警察に引き渡された。

集団・組織

豊瀬高校バレーボール部 (とよせこうこうばれーぼーるぶ)

下平鉋が入学した公立高校のバレーボール部。それまでは都大会で1回戦を突破すれば上出来というほどの実力だったが、下平たちが入学する前年に監督として山縣三郎が就任。その後、1月に行われた新人戦ではベスト8に残るという好成績を残した。またこの活躍と山縣監督の存在から、間白譲治、松方一颯、金田進ら、中学で東京選抜に選ばれた有力選手たちが入部を決めており、飛躍が期待されている。

駿天堂学院バレーボール部 (しゅんてんどうがくいんばれーぼーるぶ)

10年もの長きにわたって、バレーボール東京予選大会を1位で通過し続けている東京の王者。高校バレーボールで東京最強と言われているだけではなく、中学のバレーボール東京選抜に選出されるメンバーは、過半数が駿天堂学院中等部の選手であり、また中学の東京選抜では駿天堂学院以外のメンバーはレギュラー入りできないという悪しき風習がある。

桐城高校バレーボール部 (とうじょうこうこうばれーぼーるぶ)

東京のバレーボール大会で3位の実力を持つと言われる私立高校のチーム。プレースタイルは、全員が攻撃に参加し、バックアタックなどの大技も連発するという典型的な「サーカスバレーボール」。その攻撃的なスタイルで強豪校の座を不動のものにしていたが、新人戦では、無名だったはずの豊瀬高校バレーボール部に大いに苦戦を強いられ、辛くも勝利を収めたものの、以来、豊瀬高校に敵対心を持っている。

王葉高校バレーボール部 (おうばこうこうばれーぼーるぶ)

東京のバレーボール大会で2位の実力を持つと言われる私立高校のチーム。全国屈指の大型チームとしても知られており、全国から高身長のエースをスカウトして集め、高さで勝負するプレースタイルが特徴。平均身長は豊瀬高校バレーボール部よりも12センチは高いだろうと目されている。ちなみに、一部の選手を除いてそのほとんどが頭を丸刈りにしているという、見た目も特殊なチームである。

冬樹高校バレーボール部 (ふゆきこうこうばれーぼーるぶ)

インターハイ東京予選大会に出場したチームの1つ。インターハイ東京予選大会では初日のリーグ戦を無敗で勝ち上がり、1回戦で豊瀬高校バレーボール部と対戦することとなった。対戦相手の豊瀬高校がシード校であるのも、数か月前に行われた新人戦でまぐれで勝ち上がったためだろうと高をくくっており、対戦時にはその圧倒的な実力差に屈してしまう。

亜細亜第一高校バレーボール部 (あじあだいいちこうこうばれーぼーるぶ)

インターハイ東京予選大会に出場したチームの1つ。東京大会ではベスト8常連と言われる強豪校であり、前年のインターハイ予選で豊瀬高校バレーボール部が敗れた相手。チームのプレースタイルは、とにかく繋ぎを重視した守備型であることが特徴。平均身長169センチと背の低い選手が多い中、運動量でその差をカバー。どんな球でも拾って返すという粘り強さが自慢。

竜泉学園高校バレーボール同好会 (りゅうせんがくえんこうこうばれーぼーるどうこうかい)

インターハイ東京予選大会に出場したチームの1つ。それまではまったく無名な高校だったが、インターハイ東京予選大会の1回戦で、ベスト8常連校である亜細亜第一高校バレーボール部にストレートで勝利するという番狂わせを演じ、2回戦で豊瀬高校バレーボール部と対戦することになる。

竜泉学園高校バレーボール部 (りゅうせんがくえんこうこうばれーぼーるぶ)

竜泉学園高校の正式なバレーボール部。これまでに東京大会では目立った成績を残しておらず、まったくマークされていない。実はインターハイ東京予選大会前に、同じ竜泉学園高校内で、竜泉学園高校バレーボール同好会と出場権をかけた試合を行っており、これに敗北し、出場機会を失っている。そのため、インターハイ東京予選大会で番狂わせを演じたチームとはまったく別のものである。

場所

更衣室 (こういしつ)

豊瀬高校にあるプールの更衣室。シャワーが備え付けられており、合宿の際は生徒たちの入浴にも使われる。給湯設備がオンボロのため、女子更衣室でシャワーを使うと男子更衣室でお湯が出なくなるという噂がある。

イベント・出来事

歩こう会 (あるこうかい)

豊瀬高校で毎年行われている定例行事で、奥武蔵の山道を歩くウォークラリー。1、2年の生徒が参加対象となり、1年生は吾野駅からスタートし、刈場坂峠を越えた先のゴールまで27キロメートルの道程を踏破する。なお、2年生は、1年生よりも2駅手前がスタート地点に設定されている。あくまでウォークラリーであるはずだが、毎年走ってそのタイムを競う男子たちが後を絶たず、一種の名物になっている。 下平鉋たちバレーボール部員もその例外ではなく、どの部が一番早いかという部活対抗鉄人レースを始めることになった。

その他キーワード

ピンチサーバー

バレーボールの試合において、サーブが得意でない選手の代わり、または確実にサーブを決めておきたい場面で交代に入り、ゲームの流れを変えるようなサーブを打つ役割の選手。野球におけるピンチヒッターや、サッカーにおけるストライカーのようなもので、厳密にはポジションを示すものではないが、下平鉋は中学時代のポジションがピンチサーバーだったと自己紹介している。 なお、中高生レベルではピンチサーバーと呼べるほどに優れた技術を持つことは難しく、明確にこの役割が求められるのは、プロなど高いレベルでの話でしかない。そのため、中高生でピンチサーバーとして出場するのは、部活動最後の負け試合などでの記念出場的な場合がほとんどである。

スポルティング

テレビ局JTVで放送されているスポーツ番組。インターハイの種目別特集でバレーボール東京予選大会を取り上げた。番組のコンセプトは、「東京で毎年予選1位通過する駿天堂学院バレーボール部を倒すのは誰か」。なお、放送時点でベスト8に残っていた豊瀬高校バレーボール部にも取材が行われたが、テレビに映ったのは一瞬だけだった。

書誌情報

ハリガネサービス 既刊17巻 〈少年チャンピオンコミックス〉 連載中

第1巻

(2014年9月発行、 978-4253224369)

第2巻

(2014年12月発行、 978-4253224376)

第3巻

(2015年2月発行、 978-4253224383)

第4巻

(2015年4月発行、 978-4253224390)

第5巻

(2015年6月発行、 978-4253224406)

第6巻

(2015年9月発行、 978-4253224413)

第7巻

(2015年11月発行、 978-4253224420)

第8巻

(2016年1月発行、 978-4253224437)

第9巻

(2016年3月発行、 978-4253224444)

第10巻

(2016年6月8日発行、 978-4253224451)

第11巻

(2016年8月8日発行、 978-4253224499)

第12巻

(2016年10月7日発行、 978-4253224505)

第13巻

(2016年12月8日発行、 978-4253224512)

第14巻

(2017年2月8日発行、 978-4253224529)

第15巻

(2017年5月8日発行、 978-4253224536)

第16巻

(2017年7月7日発行、 978-4253224543)

第19巻

(2018年2月8日発行、 978-4253224598)

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