ビブリオコレクト

ビブリオコレクト

現代の日本を舞台に「魔人」と呼ばれる災厄をもたらす者たちを封印の目録に封じていく、高校生の神薙キリヤの戦いを描いたヒロイックファンタジー。蒼月海里が初の漫画原作を手がけた作品。

正式名称
ビブリオコレクト
ふりがな
びぶりおこれくと
原作者
蒼月 海里
作画
ジャンル
ファンタジー
関連商品
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あらすじ

第1巻

流星群が降った日、高校2年生の神薙キリヤは謎の声に導かれ、魔人を封じるための封印の目録を託された。1か月後、魔人のサロメが「雪村冬樹」と名乗り、人間に化けた教師として学校に赴任してくる。サロメの案内でクラス一同が図書室に行くと、そこでキリヤは好奇心の魔人のチェシャ猫に襲われる。しかし、チェシャ猫はひっくり返った本棚の下敷きになり、あっけなく封印の目録におさめられ、キリヤと契約を結んで使い魔のような立場になる。そんな中、1年生の時にクラスメートだった及川に告白された谷口アキラは、そっけない返事をして及川を傷つけてしまう。偏愛の魔人で、人の心を惑わす能力を持つ魔人のサロメは、及川の心に付け込んでアキラを亡き者にしようとする。

登場人物・キャラクター

神薙 キリヤ (かんなぎ きりや)

高校生の男子で、2年A組に在籍している。ふつうの高校生ながら、謎の存在から封印の目録を託され、魔人たちと戦う宿命を背負わされてしまう。そのお人よしな性格からか、封印の目録が本来の役目どおりに機能せず、魔人と契約を結んで呼び出すことができるという、特殊な能力を持つようになる。

チェシャ猫 (ちぇしゃねこ)

ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』に登場するチェシャ猫をモチーフにした魔人。「好奇心」の属性を持つ。本来の姿は動物の猫そのものだが、魔力が溜まっている時は人間の姿に変身することもできる。神薙キリヤが初めて契約を結んだ魔人でもある。

サロメ

オスカー・ワイルドの小説『サロメ』の主人公、サロメをモチーフにした魔人。「偏愛」の属性を持ち、独特の体臭によって人間を惑わす術(スキル)「バビロンの娘」の使い手でもある。神薙キリヤの高校で、人間に化けて「雪村冬樹」と名乗って教師を務めている。魔人としての姿も人間の姿に近いが、少し髪が長くなる。

谷口 アキラ (たにぐち あきら)

高校生の男子で、2年A組に在籍している。神薙キリヤの友人で、クラスメートでもある。おっちょこちょいな性格のため、及川に告白された時に不用意な返事をしたばかりに彼女を傷つけてしまい、サロメが暴れ出す要因を作った。

水島 ナギサ (みずしま なぎさ)

高校生の女子で、2年A組に在籍している。神薙キリヤの友人で、クラスメートでもある。谷口アキラとも仲がいいため、及川からはアキラと付き合っているのではないかと誤解されている。まじめな性格で、クラス委員長を務めている。

及川 (おいかわ)

高校生2年生の女子。1年生の時に同じクラスだった谷口アキラに思いを寄せており、渡り廊下に呼び出して告白する。しかし、これに対してアキラが不用意な返事をしたため、ふられたものと思い込んで傷ついてしまう。これによってサロメに付け込まれ、心をあやつられるようになる。

その他キーワード

魔人 (まじん)

災厄を引き起こし、世界を滅ぼす存在。もともと「飢えた感情の塊」であり、「好奇心」「計略」「独占」「偏愛」など、それぞれがさまざまな属性を持っている。禁書庫という、「この世界ではない場所」に封印されていたが、封印を破って地上に解き放たれた。

封印の目録 (ふういんのもくろく)

魔人を封印するためのもので、外見上は大きな本のような形状をしている。魔人たちが地上に解き放たれた際、再封印するために神薙キリヤに託された。本来は魔人を二度と外に出られないように封印するためのものだが、キリヤの手の中にあるときに限り、キリヤと契約を結んだ魔人だけは外に出ることが可能になるという、特殊な能力を持つに至る。

クレジット

原作

蒼月 海里

シナリオ

蒼月 海里

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