概要・あらすじ
「すごいことなんてない。ただあたりまえのことしかおこらない。どこまでもひろがる、退屈で平坦な世界……」。地方都市マバセ市に住む平凡な少年ナンダバ・ナオ太は、ある日突然ベスパに乗った謎の女に頭をベースギターで殴られてしまう。ハルハラ・ハル子と名乗るその女はナオ太の家に住みつき、さらにナオ太の額から飛び出してきたというロボットカンチも同居することに。
登場人物・キャラクター
ナンダバ・ナオ太 (なんだば なおた)
小学生。クールで大人びているが、繊細な性格。ある日ハルハラ・ハル子に頭をベースギターで殴られてから、頭からツノが生えだし、そこから奇妙なものがつぎつぎと飛び出してくるようになってしまう。日々河原でバットの素振りをしているが、野球は下手。留学中の兄ナンダバ・タスクの元恋人サメジマ・マミ美によくちょっかいをかけられており、自身も悪い気はしていない。 実家はパン屋「しげくに」。ちなみに名字の漢字表記は「楠田波」。
ハルハラ・ハル子 (はるはら はるこ)
自称19歳の女性。本名はハルハ・ラハル。光域宇宙警察「フラタニティ」所属。ナンダバ・ナオ太の頭をベースギターで殴打し、その後ナオ太の家に家政婦として住み込む。ナオ太の頭の中から出てくるとされる、あるモノに執着している。愛車はベスパ。
サメジマ・マミ美
17歳の女子高生だが、喫煙者。ナンダバ・ナオ太の兄タスクの元恋人で、ナオ太をタッくんと呼びつつちょっかいをかけている。ナオ太の頭から出てきたロボットに、愛用の携帯ゲームの設定から「カンチ」様と命名。語尾に「~ッス」とつける癖がある。また、放火癖の持ち主。
カンチ
ナンダバ・ナオ太の頭から出現した人型ロボット。ブラウン管テレビのような頭部が特徴。高い戦闘力の持ち主だが、普段は家の雑用としてこき使われている。ナオ太を体内に取り込み、「砲」へと変形することも可能。
ナンダバ・カモン
ナンダバ・ナオ太の父。ヒゲ面に長髪、常にサングラスをかけた胡散臭い人物。地方のゴシップ誌を発行しており、市長の「メディカル・メカニカ」の工場誘致にまつわるスキャンダルをスッパ抜いた。
ナンダバ・シゲクニ
ナンダバ・ナオ太の祖父。元ノンプロの野球選手で、現在は地元草野球チームの監督。ナンダバ・タスクの交際相手であったサメジマ・マミ美のことを嫌っている。
ナンダバ・タスク
ナンダバ・ナオ太の兄。才能ある野球選手で、現在はアメリカに留学中。日本にいたころは、サメジマ・マミ美と付き合っていた。
ニナモリ・エリ
ナンダバ・ナオ太のクラスメイト。マバセ市市長の娘で、お嬢様。聡明で、父と秘書の女性の関係にも気が付いている様子。ナオ太のことを意識している。アニメ版では眼鏡(伊達)をかけていたが、本作ではかけていない。
マサシ
ナンダバ・ナオ太のクラスメイト。タラコ唇が特徴。実家は酒屋で、作中に登場するオート三輪は、彼の家のもの。アニメ版でのフルネームはマサムネ・マサシ。
ガク
ナンダバ・ナオ太のクラスメイト。坊主頭に眼鏡が特徴。アニメ版でのフルネームはマナベ・ガク。
ミヤジュン
ナンダバ・ナオ太のクラスの担任の女性教師。潔癖で、デリカシーがまったくない性格。アニメ版でのフルネームはミヤジ・ジュンコ。
ミウミウ
ナンダバ・ナオ太の家で飼われている老猫。ハルハラ・ハル子がフラタニティの上司との交信に使用している。
集団・組織
メディカル・メカニカ
『フリクリ』に登場する企業。表向きは医療機械メーカーだが、目的は別にある様子。ナンダバ・ナオ太が住むマバセ市にもアイロンのような形をした巨大プラントが建設されている。
クレジット
- 原作
-
GAINAX