ブラックチャンネル

ブラックチャンネル

動画クリエーターの悪魔であるブラックは、甘い言葉で人間に近づき、動画撮影の契約を結ぶ。人間の本性に潜む「悪」を暴いて動画におさめ、魔界で公開する悪魔の姿を描いた、ブラックコメディ。2020年、小学館「ミラコロコミック」Ver.2.0号に掲載後、「月刊コロコロコミック」5月号、9月号にて読み切りを掲載。その後11月号から連載を開始した。また、同年8月31日より、YouTube「ブラックチャンネル」にてアニメ版がネット配信されている。

正式名称
ブラックチャンネル
ふりがな
ぶらっくちゃんねる
作者
ジャンル
ブラックコメディ
レーベル
てんとう虫コミックス(少年)(小学館)
巻数
既刊10巻
関連商品
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概要・あらすじ

小学生ヨーチューバー(動画クリエイター)のさとしは、学年1位のアイドル美少女である市井ひめの出演交渉に成功。しかし市井は腹黒少女であり、さとしのカメラのバッテリーを捨て、タピオカだけを飲んでさっさと帰ってしまう。それを見ていた悪魔のブラックは、さとしを通じて市井に接近。彼女に動画の企画書を提出する。それは「市井ちゃんに告白する男の子が、1キロメートルの大行列をつくる」という内容だった。動画実現のための秘密兵器は、アプリ「印象変化(イメージチェンジャー)」。相手の感情を自在にあやつれるアプリである。「印象変化」の効果に驚いた市井は、ブラックと契約する。ブラックは全校男子生徒をターゲットにして、アプリを使用。市井への愛情をMAXに設定した。すると、男子生徒が一斉に市井のもとに駆け寄り、彼女に告白するために大行列をつくる。こうして企画どおりの動画が撮れるが、ブラックは「まだ動画の半分しか完成していない」と言う。翌日から市井は、アプリ「印象変化」を使いまくった。今まではかわいくいい子に見せるため、取り繕っていたが、このアプリがあれば努力の必要がないのだ。1か月もすると、市井の姿や言動は大きく変化していた。髪はボサボサでパジャマのまま登校。暴言を吐きまくっては、アプリで相手の感情をコントロールするといった具合だった。そこへ再びブラックが登場し、アプリのサービス終了を宣言する。アプリの支配を解かれたクラスメートは、市井の変わり果てた姿に驚いた。怒りまくった市井は、ものすごい形相でブラックにせまるが、すでに手遅れであった。ブラックは1か月前からずっと動画を撮影し続けていたのである。ブラックの目的は、人間の本性に潜む「悪」を暴いた動画を、魔界で公開してバズらせることだったのだ。

登場人物・キャラクター

ブラック

悪魔系ヨーチューバーを自称する動画クリエイター。「ブラックチャンネル」の配信者で、その正体は魔界の悪魔。外見は全体的に黒い少年で、コウモリの羽を持ち、空を飛ぶことができる。甘い言葉と動画企画で、欲望を持つ人間に近づき、自分のチャンネルへの出演契約を交わす。出演者の欲望が満たされた時点で、一旦動画撮影が終了したように見せる。しかし、実際には撮影をし続けており、その本性に潜む「悪」を暴き、その様子を魔界で公開して楽しんでいる。一人称は「オレちゃん」で、ですます調で話す。決め台詞は、「契約成立(ディーーール)」「ディスイズ! 炎ターテイメント!!」など。

カメラちゃん

ブラックの助手。「ブラックチャンネル」の撮影担当で、頭部がビデオカメラになっている。ブラック同様、空を飛ぶことができる。

さとし

小学5年生の男の子。バズにあこがれる小学生ヨーチューバーで、悪魔系ヨーチューバーのブラックと出会い、彼と行動を共にする。

書誌情報

ブラックチャンネル 10巻 小学館〈てんとう虫コミックス(少年)〉

第1巻

(2021-01-28発行、 978-4091432643)

第2巻

(2021-06-28発行、 978-4091433169)

第3巻

(2021-10-28発行、 978-4091433480)

第4巻

(2022-02-28発行、 978-4091433763)

第5巻

(2022-06-28発行、 978-4091435248)

第6巻

(2022-09-28発行、 978-4091435507)

第7巻

(2023-02-28発行、 978-4091435811)

第8巻

(2023-07-18発行、 978-4091436399)

第9巻

(2023-12-27発行、 978-4091436740)

第10巻

(2024-06-27発行、 978-4091497352)

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