概要・あらすじ
太陽が今ほど活発に活動していなかった時代。金星人は巨大コンピュータ、ネメシスを作製、金星連邦の政治をこれに託した。ネメシスは執政官としてバイオロイドを作り出し、ユートピアの実現を目差すが、執政官長であるゼウスは次第に人間を軽視するようになる。ネメシスはゼウスの独走を止めるべくデュナ・テュフォンを送り出す。
登場人物・キャラクター
デュナ・テュフォン
女性。ネメシスが作り出した最後のバイオロイド。ゼウスの独走を抑えるために作られた。単体で惑星間軍隊5個師団規模の戦力を持つと言われている。「力」をクリアーに引き出せる剣を帯びている。
金剛鬼 (こんごうき)
男性。通常の目の他に、額にもう1つ目を持つ鬼型バイオロイド。ティオティワカンで飲食店を経営していたが、後に遊牧集団の宇宙船に移る。デュナ・テュフォンをサポートする一人で、テュフォンに渡すようにと剣を託されていた。
夜叉姫 (やしゃひめ)
鬼型バイオロイド。金剛鬼の娘。幻術を使う。
孫悟空 (そんごくう)
男性。猿型バイオロイド。デュナ・テュフォンをサポートする一人。
ドクトルマシュー
男性。ロボット工学の権威でM66他の開発者。同作者の作品『アップルシード』他にも登場するが、これは同一人物ではなく所謂「スターシステム」によるもの。
ゼウス
バイオロイド。執政官長。人間を疎ましく感じている。さまざまな事件を裏から動かしているが、実際に作品の中には現れない。
バイオロイド
『ブラックマジック』に登場する人造生命体。ネメシスの政策を実現するための執政官として生み出された。遺伝子操作で作られ、特殊な教育と訓練によって育てられる。
集団・組織
第3惑星調査団 (だいさんわくせいちょうさだん)
『ブラックマジック』に登場する組織。第3惑星・地球を調査するための調査隊。プロメテウス計画で地球に人類が住めるようにし、コロニー化する事を目標にしている。
場所
ティオティワカン
『ブラックマジック』に登場する都市。バイオロイドが住む。バイオロイドは一般の金星人とは別の都市に暮らしている。
その他キーワード
ネメシス
『ブラックマジック』に登場するコンピュータ。ユートピアを実現するため金星人よって作製され、金星連邦の政治を一手に引き受ける。ヒトを守る事を優先するため、ゼウスと対立している。作品内には実際に登場しない。なお同人誌版ではガイアという名称になっている。
タルタロス
『ブラックマジック』に登場するコンピュータ。ネメシスによって作られたバイオロイド生成専用頭脳。
プロメテウス計画 (ぷろめてうすけいかく)
『ブラックマジック』に登場する用語。地球を金星の植民地にするため、人間が住める環境を作るべく月面に人工太陽を設置。生態系を大きく変化させようという計画。植民可能な状態にまでもって行く事に成功するが、ゼウスによって人工太陽が破壊されて終結。金星人は地球から撤退した。
エピメテウス
『ブラックマジック』に登場するメカ。第3惑星調査団に配備された潜水艦。実は潜水戦艦で、人工太陽を破壊するための惑星間巡航ミサイルを持つ。ゼウスの陰謀によるもの。
M66 (えむろくじゅうろく)
『ブラックマジック』に登場するメカ。金星連邦が前線に配備するロボット兵。女性の外見を持つ。ゼウスに揺さぶりをかけるため、デュナ・テュフォンによって暴走させられた。
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