プリティ・グッド

プリティ・グッド

まったく違った境遇の13歳の少女2人が、服飾デザイナーとしての道を歩み、切磋琢磨していくサクセスストーリー。作中に出てくるファッションブランドの服は、読者公募によるデザインというのが大きな特徴。「なかよし」1993年5月号から8月号に掲載された作品。

正式名称
プリティ・グッド
ふりがな
ぷりてぃ ぐっど
作者
ジャンル
服飾・ファッション
関連商品
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概要・あらすじ

町田ひなこは、中学校で過ごす退屈な毎日に変化を求めていた。そんな折、遼一(リョウ)は、原宿で人のファッションに意見するひなこに、デザイナーとしての資質を見出し声をかける。そして、彼女にデザイナーとなって自分のブランド「プリティ・グッド」を立ち上げないかと、協力を申し出るのだった。一方、デザイナー鷺坂白百合は、13歳にして自身のオリジナルブランド「シラユリ・S」を立ち上げたが、人々が見ているのは鷺坂グループの後ろ盾であり、自分自身が認められているわけではないことに不満を持っていた。

そんな2人がリョウの導きにより出会い、春夏コレクションの合同開催を目指す。ひなこと白百合は衝突しながらも互いを認め合い、ショーを成功させるべく邁進していくのだった。

登場人物・キャラクター

町田 ひなこ (まちだ ひなこ)

6歳の時に事故で両親を亡くし、叔父の家で世話になっている。何事にもポジティブで、行動的な13歳の少女。早く大人になって、ワクワクするすごいことがしたいと常々考えている。幼い頃からファッションセンスに優れ、デザイン画を描くことを楽しんでいたが、本人には特にデザイナーになりたいという欲求はなかった。

鷺坂 白百合 (さぎさか しらゆり)

父は鷺坂グループの会長、母と姉はパリコレに出るデザイナー。その環境から物心ついた時からデザインの英才教育を受けており、弱冠13歳にして自身のブランドを立ち上げた少女。しかし、デザイナーとしての力量はあまり振るわない。1985年、彼女が6歳の時に小学生デザインコンテストで優勝したことがあるが、その時のデザインは偶然通りかかった町田ひなこが描いたデザイン画を盗作したものだった。 そのせいもあり、自分自身に強いコンプレックスを抱いている。

遼一 (りょういち)

鷺坂会長の知り合いの子供として鷺坂家に引き取られ、鷺坂白百合とは兄妹のような関係を築いている。幼い頃から、将来鷺坂グループの経営を手伝うようになるべく勉強させられてきた。現在は鷺坂グループ広報担当部長だが、実質的には彼が会社を動かしていると言っても過言ではない。

上条 七臣 (かみじょう ななおみ)

13歳の男子。もともと町田ひなこのクラスメイトだが、アイドルを目指し女の子の恰好をしている。本人は可愛い格好が好きなだけの男の子で、オカマではないと主張している。彼が口紅のCMに起用された際、ひなこのブランド「プリティ・グッド」の服を着ていたことがきっかけで、「プリティ・グッド」人気に火が着く。

千里 (ちさと)

町田ひなこの従妹で13歳の少女。両親のいないひなこを住まわせてやっているという優越感からか、彼女を蔑んでいる。高飛車な振る舞いが多く、人の一歩上に立って見下す発言をすることが多い。

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