ベムベムハンター こてんぐテン丸

ベムベムハンター こてんぐテン丸

かぶと虫太郎の代表作である少年漫画を東映動画がアニメ化。妖怪の国から人間界へと逃げ出した百八匹の妖怪達を捕える使命を帯びた、天狗の王子鞍馬テン丸が活躍するファンタジー・ギャグマンガ。

正式名称
ベムベムハンター こてんぐテン丸
ふりがな
べむべむはんたーこてんぐまる
原作者
制作
東映動画
放送期間
1983年5月26日 〜 1983年10月27日
放送局
フジテレビ
話数
19話
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
和風ファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

妖怪の国の王天狗大王の王子鞍馬テン丸は、うっかり妖怪の刑務所であるおそれ山から百八匹の妖怪を解き放ってしまった。その責任を取るべく、父から命じられた鞍馬テン丸は人間界へとやってきて、アパートつぶれ壮に住む少女ヨーコと出会った。

こうして、人間界を脅かす百八匹の妖怪を捕えるべく、鞍馬テン丸の活躍が始まる。

登場人物・キャラクター

鞍馬 テン丸

妖怪の国の王天狗大王の王子。年齢は550歳だが、妖怪の国の小学校を卒業していない。力が強いが思慮の浅いところがあり、そこを凶悪妖怪の集団である百八匹の妖怪に利用されて、解き放ってしまった。 その罰として、天狗大王に鼻を折られて、妖怪達が逃げ出した人間界へ行き、百八匹全てを捕える事を命じられた。人間界へとやってきて、少女ヨーコと出会い、古ぼけたアパートつぶれ壮で暮らしながら、妖怪達を探す。 食べることに眼が無い大食漢で、食事中は他の事が目に入らない。お目付け役のカラス天狗クロとはいいコンビである。

クロ

妖怪の国の王であり天狗大王の命で、息子の鞍馬テン丸のお目付け役としてやってきたカラス天狗。鞍馬テン丸とは身分を超えたコンビとなった。飛行能力以外に特殊な力は持ってないが、妖怪退治にも持参している「妖怪図鑑」の情報で妖怪退治に協力する。

天狗族 (てんぐぞく)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する種族。妖怪の国の支配種族。王である天狗大王を頂点とし、大きな鼻が特徴。黒い肌で鳥類のような容貌のカラス天狗という亜種族も存在する。

ヨーコ

鞍馬テン丸が人間界へやってきて出会った少女。両親を亡くし、祖母が管理人を務めるアパートつぶれ壮で暮らしている。鞍馬テン丸の理解者となり、妖怪退治にも協力する。後に妖怪の国から来た鞍馬テン丸の許婚ニーナに嫉妬することもあった。

ニーナ

妖怪の国で天狗族に次ぐ支配層である竜族の王女。鞍馬テン丸の許婚で、その後を追って人間界にやって来た。プライドが高く、鞍馬テン丸の理解者である少女ヨーコに対抗意識を持つ。

天狗ママ (てんぐまま)

妖怪の国の王妃で、鞍馬テン丸の母。天狗族と思われるが鼻は大きくなく、天女乃至仙女のような姿をしている。身に着けているチェンジリボンという羽衣で人間の姿に変身する。本名は不明。

竜族 (りゅうぞく)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する種族。妖怪の国の天狗族に次ぐ支配階層。その王女であるニーナは、天狗族の王子鞍馬テン丸の許婚である。

がんばり入道 (がんばりにゅうどう)

鞍馬テン丸の理解者である少女ヨーコが暮らす古ぼけたアパートつぶれ壮に住む少年。二人の子分「ぼろがっぱ」と「油すまし」を従えるガキ大将。

百八匹の妖怪 (ひゃくはっぴきのようかい)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する集団。妖怪の国でも特に凶悪な妖怪達。400年前に妖怪の国の王天狗大王に捕えられ、刑務所であるおそれ山に封じ込められていたが、その王子の鞍馬テン丸を騙して、封印を解かせた。 人間界へと逃れて、様々な事件を起こす。

天狗大王 (てんぐだいおう)

妖怪の国の王で鞍馬テン丸の父。400年前に凶悪妖怪である百八匹の妖怪を捕え、刑務所であるおそれ山に封じ込めた。

場所

おそれ山 (おそれやま)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する山。妖怪の国にある、凶悪妖怪を封じ込めた刑務所でもある。ここに百八匹の妖怪が封じ込められていたが、妖怪に騙された鞍馬テン丸によって解き放たれた。

妖怪の国 (ようかいのくに)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する国。人間界の裏側に存在する妖怪達が暮らす世界。人間はその存在を見ることが出来ない。天狗族が支配しており、現在の王は鞍馬テン丸の父天狗大王。凶悪妖怪の刑務所であるおそれ山に百八匹の妖怪を封じ込めていたが、妖怪に騙された鞍馬テン丸のために解き放たれてしまった。

つぶれ壮 (つぶれそう)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する建物。人間界にある古いアパートであり、鞍馬テン丸やその理解者ヨーコ、その友人がんばり入道達が暮らしている。管理人はヨーコの祖母である。

その他キーワード

頭襟探知機 (ときんたんちき)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する道具。鞍馬テン丸が父親である妖怪の国の王天狗大王から、人間界へとやってきた凶悪妖怪である百八匹の妖怪を退治するために授けられた六つの道具の一つ。 鞍馬テン丸が被っている頭襟型の妖怪探知機。妖怪が近くいると反応して光と音を発する。

ひょうたんバイク

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する道具。鞍馬テン丸が父親である妖怪の国の王天狗大王から、人間界へとやってきた凶悪妖怪である百八匹の妖怪を退治するために授けられた六つの道具の一つ。 鞍馬テン丸が跨って空を飛ぶ瓢箪型の乗り物。通常は鞍馬テン丸の腰に下げられているが、息を吹き込むと巨大化。最高時速は50キロ。

反重力下駄 (はんじゅうりょくげた)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する道具。鞍馬テン丸が父親である妖怪の国の王天狗大王から、人間界へとやってきた凶悪妖怪である百八匹の妖怪を退治するために授けられた六つの道具の一つ。 壁を垂直に登ったり、天井を歩く事も出来る下駄。

マジックサーベル

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する武器。天狗族の王子である鞍馬テン丸が持つ剣。いつも携帯している杖に仕込まれており、神通力で刃が伸びる。妖怪に留めを刺す時に使われる。

デチョンパ

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する道具。鞍馬テン丸が父親である妖怪の国の王天狗大王から、人間界へとやってきた凶悪妖怪である百八匹の妖怪を退治するために授けられた六つの道具の一つ。 鞍馬テン丸が人間界と妖怪の国との連絡に使う腕時計上の道具。表面に天狗大王の顔が描かれており、鞍馬テン丸が反抗するとその顔の鼻が伸びて叩く。

天狗うちわ (てんぐうちわ)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する道具。鞍馬テン丸が父親である妖怪の国の王天狗大王から、人間界へとやってきた凶悪妖怪である百八匹の妖怪を退治するために授けられた六つの道具の一つ。 仰ぐと突風を起こす葉内輪で、竜巻や雷も起こす。

かくれ布 (かくれぬの)

『ベムベムハンターこてんぐテン丸』に登場する道具。鞍馬テン丸が父親である妖怪の国の王天狗大王から、人間界へとやってきた凶悪妖怪である百八匹の妖怪を退治するために授けられた六つの道具の一つ。 被ると姿を消す事の出来る布。

クレジット

原作

かぶと虫太郎

シリーズディレクター

脚本

山崎忠昭 , , 田口勝彦

作画監督

アベ正己 , 小松原一男 , 及川博史

音楽

筒井広志

アニメーション制作

東映動画

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