ベルリンうわの空

ベルリンうわの空

香山哲の代表作の一つ。現代のベルリンとその周辺の都市を舞台に、ドイツに移住する哲が日常の生活の中で体験したさまざまな出来事を描いたスローライフエッセイ漫画。哲がドイツで知り合った仲間たちとの触れ合いを通して学んだ、ドイツ特有の習慣や魅力を知ることができる。登場人物が動物や植物など、擬人化したデフォルメされた姿で描かれることも特徴となっている。yahoo「ebookjapan」で2018年10月から配信され、2020年1月にイースト・プレス より単行本が発売された。「このマンガがすごい!2021」オトコ編で第10位を獲得。

正式名称
ベルリンうわの空
ふりがな
べるりんうわのそら
作者
ジャンル
エッセイ
レーベル
イースト・プレス
関連商品
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

(てつ)

漫画家やゲームデザイナーをはじめ、さまざまな分野で活躍する日本人の青年。ベルリンへの短期滞在を繰り返し、5年のあいだ吟味した結果、ベルリンへの移住を果たす。生真面目ながら好奇心旺盛で、ふだんはのんびりとした生活を心がけているが、気になった物はとことん追求してしまう。もともと日本にいた頃から海外の文化に興味を持っており、アフリカや中東の日用品や生活雑貨などを好んで購入していた。移民問題にも関心があり、実際にベルリンに移り住んでからは、この傾向がますます顕著となる。移住後は本業である漫画の執筆のみならず、ドイツ語の上達のため語学教室に通ったり、予算の都合で工事が中止となった地下街の運用方法を模索するなど、さまざまな活動を精力的に行なっている。好物は豆腐。本作の作者で実在の人物、香山哲がモデル。

スタン

デザイナーやプログラマーとして活動している青年。ウクライナのキエフ出身で、現在はドイツのベルリンに住んでいる。趣味は世界各国を旅すること。2019年に哲とカフェで知り合って以来、付き合いが続いている。哲や仲間たちと力を合わせて、無料でシャワーや洗濯機、乾燥機を使える施設「清潔スペース」を設置し、貧困層の救済に尽力している。設置後は清潔スペースを事実上取り仕切っており、清潔スペースに備え付けられている備品が故障した場合はヘルプ要員を買って出ている。

書誌情報

ベルリンうわの空 イースト・プレス

(2020-01-17発行、 978-4781618494)

ベルリンうわの空 ウンターグルンド イースト・プレス

(2020-10-17発行、 978-4781619279)

ベルリンうわの空 ランゲシュランゲ イースト・プレス

(2021-11-08発行、 978-4781620244)

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