ゆるりより道ひとり暮らし

ゆるりより道ひとり暮らし

「大学生の初めての一人暮らし」「上京してからのシェアハウスでの三人暮らし」「アラサー女性の一人暮らし」をテーマに、作者のおづまりこの実体験エピソードをほのぼのと描いたコミックエッセイ。「CREA WEB」のコミックエッセイルームで2019年9月から11月にかけて配信された作品。コミックス刊行にあたり、80ページ以上に及ぶ描き下ろしエピソードに加え、おづまりこのコラムも9本収録されている。

正式名称
ゆるりより道ひとり暮らし
ふりがな
ゆるりよりみちひとりぐらし
作者
ジャンル
エッセイ
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あらすじ

第1巻

20代の終わり頃、なんとなく日々に疲れを感じていたおづまりこは、実家への帰省ついでにぶらりと城崎温泉に向かった。ほどなく目的地に到着したまりこは、外湯めぐりを開始。さっそく御所の湯を堪能し、疲れた心と体が癒されていくのを感じる。温泉上がりにコーヒー牛乳を飲んでなんとも言えない満足感を覚えたまりこは、周囲をぶらつきながら肉まんとコロッケ、クラフトビールを購入し、テラス席で堪能。そして再び温泉に入り、上がったら今度はジェラートを食べる。こうして気の向くままに3時間ほど楽しんだまりこは、満ち足りた思いで実家へと戻るのだった。そんな短時間の観光にすっかり味を占めたまりこは、以降、帰省するたびに城崎温泉を訪れることとなる。(エピソード「大人のたのしみ ぶらり城崎温泉」。ほか、49エピソード収録)

登場人物・キャラクター

おづ まりこ

東京で一人暮らしをしている女性漫画家。兵庫県出身。年齢は30代。京都の美大に通っていた学生時代に、初めての一人暮らしを開始。この時に読んだ藤子不二雄Aの『まんが道』に触発され、漫画家を目指すようになった。大学卒業後、漫画家になるために上京し、同じく漫画を描く仲間のYさんに誘われてイケチンも含めた三人でシェアハウス生活を開始。それから6年後、イケチンが結婚するに伴ってシェアハウス生活を終了し、あらためて一人暮らしを始めた。明るい性格で、何かと日常に笑いを求めがち。またビールやチューハイ、梅酒が好きで、月に2~3回ほど軽い家飲みをして楽しんでいる。現在は多少落ち着いたものの、若い頃から派手好きで、ふだん使いにははばかられるような派手な服を買ってはタンスの肥やしにすることを繰り返していた。実在の人物、おづまりこがモデル。

Yさん

おづまりこのシェアハウス仲間の女性。まりことは漫画を描く仲間として知り合った。まりこをシェアハウス生活に誘い、イケチンと引き合わせた人物。まりこがシェアハウス生活を初めてからしばらくたった頃に、シェアハウス生活を卒業した。その後、Yさんの代わりに4さんがシェアハウスで暮らすこととなった。

4さん

おづまりこのシェアハウス仲間の女性で、大分県出身。まりことは同い年で、漫画を描く仲間として大学生時代に知り合った。まりこがシェアハウス生活を始めてからしばらくたった頃、Yさんがシェアハウス生活から卒業することとなり、彼女の代わりにシェアハウスで生活することになった。ふだんはおとなしく、心を開くことで少しずつ行動範囲を広げていく慎重派だが、一方で一度心を開くとノリがよく、まりこと共に仲間内のムードメーカー的な存在となっている。

イケチン

おづまりこのシェアハウス仲間の女性で、神奈川県の鎌倉出身。デザイン会社に勤務しており、年はまりこより少し上。行動力にあふれた人物で、歌舞伎をはじめとする古典芸能が好きで、着物の着付けもできる。もともとはYさんの知り合いであり、まりことは面識がなかった。シェアハウス生活をするにあたって事前に顔合わせをした際、まりこの両親に「娘さんをしっかりお預かりします」と手紙をしたためるなど、包容力があって気遣いもできる。また、休日になると大量に料理をしてストレスを発散する癖があり、同居人のまりこや4さんにもよく食事を振る舞っていた。シェアハウス生活が6年目を迎える頃に結婚が決まり、これを機に三人の共同生活は終わりを迎えることとなる。この時、まりこに結婚パーティーで配る冊子に、旦那とのなれそめ漫画を描いてほしいと依頼。この経験が、まりこがエッセイ漫画家となる大きなきっかけとなった。

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