ペコロスの母に会いに行く

ペコロスの母に会いに行く

長崎のタウン誌の編集長をやりながらマンガも描くゆういちが、父の死を契機に認知症を発症し、グループホームに入居した母みつえの姿を、肯定的に優しく描いた4~8コマ漫画集。過去と現在の記憶の区別が無くなった母を、母や父の過去の人生も想い返しながら暖かく語り、悲観的な見方の多かった認知症への対応を前向きに描いた。第42回(2013年)日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。続編『ペコロスの母の玉手箱』が出版されており、さらにその続きの『ペコロスの陽だまりの時間』が新聞連載(週1回掲載)されている。

正式名称
ペコロスの母に会いに行く
作者
ジャンル
エッセイ
レーベル
西日本新聞社
関連商品
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概要

長崎のナイト系タウン誌の編集長をやりながらマンガも描くゆういち(愛称ペコロス)は、還暦を過ぎた禿頭の男。夫の死を契機に徐々に認知症を発症するようになったゆういちの母、みつえは、脳梗塞の発作で入院したことを機にグループホームに入居する。認知症によりみつえは、次第に過去と現在の記憶の境が曖昧になり、死んだ夫や過去の自分と出会う幻影を話すようになる。

ゆういちは、これを悲観的に思わずに「母の心がほどけていくのだ」と暖かく前向きにとらえ、母や父の過去の人生や、長崎という土地のこれまでをも想い返しながら、柔らかい筆致で漫画ににしてゆくのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

1950年(昭和25年)生まれの、還暦を過ぎた禿頭の男。愛称のペコロス(小タマネギ)は、丸い体型と禿頭から。東京の出版社で青年向け漫画雑誌の編集長をしていたが、離婚を機に息子とともに長崎へ帰る。長崎の... 関連ページ:ゆういち

主人公

1923年(大正12年)、天草で十人兄弟の長女として生まれ、長崎市で働くさとるの元へ嫁ぐ。夫の酒癖の悪さに閉口しながら二人の男子を育てる。夫が80歳で死去したあと、徐々に認知症を発症し、脳梗塞の発作に... 関連ページ:みつえ

みつえの夫でゆういちの父。1919年(大正8年)、長崎生まれ。痩せた長身の男性。80歳で死去したが、作品中ではみつえの幻影として登場。空から降りてきて、時間を自在に移動するようなキャラクターとして描か... 関連ページ:さとる

ゆういちの弟。1952年(昭和27年)生まれで、兄と同時期に大学入学のため上京し、そのまま就職・結婚し、東京近郊で暮らす。年に何回か長崎に帰省し、母のみつえと会う。ゆういちと異なって髪の毛は多い。ゆう... 関連ページ:つよし

ゆういちの息子。父の離婚により、父と一緒に長崎に来る。その後、東京の学校に通うが、就職の関係でまた長崎に戻る。祖父と祖母に育てられたせいで、おばあちゃん子。作者の息子をモデルにしている。 関連ページ:まさき

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