マイぼーる!

マイぼーる!

高校の女子サッカー部のコーチを務めるサッカー一筋の蓮賀国光を振り向かせるため、宮野舞はサッカーを始めることを決意する。恋愛と青春が詰まったスポーツ漫画。「ヤングアニマル」2012年15号から連載の作品。

正式名称
マイぼーる!
ふりがな
まいぼーる
作者
ジャンル
サッカー
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概要・あらすじ

宮野舞は、幼なじみでサッカーの天才と呼ばれている蓮賀国光に恋心を抱いていた。舞は幼い頃から国光と共にサッカーの練習をしていたことで、彼に負けず劣らずのサッカーの才能を身につけていた。その才能に目をつけた舶来レイカが舞を女子サッカー部に勧誘する。レイカの狙いは舞だけではなく、国光をコーチに引き込む狙いもあった。

国光とプレイするサッカー以外にはまるで興味のない舞だったが、国光に背中を押される形でサッカー部への入部を決意する。

登場人物・キャラクター

宮野 舞 (みやの まい)

雉山北高等学校に通う1年生の女子。風呂屋の看板娘で、毎朝風呂洗いの後に一番風呂に入るのを日課としている。また、幼なじみである蓮賀国光のサッカーの練習に毎日付き合っている。国光にベタ惚れで、彼との甘い日々や少しえっちなことを妄想している。その妄想は現実と区別つかないほどに精緻で、妄想の世界に入ってしまうと現実が見えなくなってしまうほど。 国光のシュートを至近距離から受け止めるキーパーとしての素質も持っているが、舞本人はサッカーには興味がない。特に人見知り体質で、観客がいるスポーツは国光からのおまじないがないと何もできない。

蓮賀 国光 (はすが くにみつ)

雉山北高等学校に通う1年生の男子。サッカーの中学全国大会で2年連続MVPに選ばれた天才。県下で強豪校と名高い雉山北高校のサッカー部では、小柄ながらもすでにレギュラーの座を獲得している。宮野舞の幼なじみであり、舞と2人で毎朝公園で練習を行っている。熱血漢で、舞と一緒にサッカーをするために自ら志願して女子サッカー部のコーチになる。

宮野 いちご (みやの いちご)

宮野舞の妹で、中学3年生。舞の良き理解者で、姉と蓮賀国光の2人を応援している。また、サッカーを始めた姉に代わって家の仕事の手伝いを増やすなど、献身的な一面も持つ。舞の妹ということから、雉山北高等学校の女子サッカー部のメンバーにはやたらとからかわれることが多い。

審藤このり (しんどう このり)

雉山北高等学校に通う1年生の女子。宮野舞の同級生で、学校内でも妄想に浸って我を失いやすい舞に突っ込みを入れている。勉強が得意で、ノートに書き込む段階から舞にノートを見せることを考慮して読みやすいように工夫している。押しに弱い性格で、舶来レイカに迫られて女子サッカー部のマネージャーを始める。

舶来 レイカ (はくらい れいか)

雉山北高等学校に通う1年生の女子。スポーツ万能の有名人で、とにかく負けず嫌い。中学時代は1年ごとに所属する部を変え、すべての部で全国大会レベルの才能を発揮していた。ちなみに高校入試はトップの成績で合格している。容姿端麗で、あまりの万能ぶりに数人の取り巻き以外は誰も近づけないほどの高貴さを醸し出している。蓮賀国光に想いを寄せており、国光と舞のサッカーの練習風景を偶然見たことで、嫉妬の炎を燃やしている。 県立雉山北高等学校に女子サッカー部を設立した人物で、「レイカ様の品定め」という名前の入部試験を行っている。

柿葉 千鳥 (かきは ちどり)

雉山北高等学校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。部室を勝手に花でコーディネートするほどの花好き。極度の人見知りで、初対面の人の前では声すら発せられない。その人見知りはサッカーの試合中にも現われ、的確なパスセンスを持っているにも関わらず、舶来レイカ以外の選手にはパスを出すことができない。レイカとはいとこ同士で、子供の頃から仲が良かった。 実はサッカー歴が長く、4歳の頃からサッカー一筋。

江翠 葉子 (えすい ようこ)

雉山北高等学校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。どんなことでもとにかくメモに書き留める夢見がちな女の子。基本的にお馬鹿でお調子者だが、卓越したパスセンスを持つ。極度の負けず嫌いで、何かにつけて黒館蜜に勝負を挑んでいる。試合中はスタミナの調節がうまくいかないのかすぐにバテてしまう。

黒館 蜜 (くろだて みつ)

雉山北高等学校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。江翠葉子と中学時代から付き合いがあり、さまざまな勝負事に付き合わされてきている。しかし黒館蜜本人も大の負けず嫌いで、好んで勝負を受けている。

犬飼貴色 (いぬかい きいろ)

雉山北高等学校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。いつも元気いっぱいなさわやかサッカー少女。休憩時間ごとにチームメイトにサッカーの練習に付き合って欲しいと懇願している。小学生の頃からプレイしており、当時黒館蜜が所属していたチームとも何度か対戦したことがある。底なしのスタミナの持ち主で、練習や試合問わずとにかく走りまわるプレイスタイル。 小学校の頃、リレーの勝負で負けた宮野舞に無意識のうちになついている。

箕白 唯花 (みしろ ゆいか)

雉山北高等学校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。チームのメディカルスタッフもこなす天才少女。筋肉が大好きで、女子の筋肉を間近で眺めたり、触れるためだけに女子サッカー部に入部した。そうした性質からか、相手チームの選手の動きを見抜くのが得意。

蒼海 凛香 (あおみ りんか)

雉山北高等学校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。ヘッドホンをつけ、いつも何かを聴いている。聴いているのは音楽に限らず、ドラマCDだったりもする。ボールが当たる痛みが大好きなマゾ体質で、強烈なシュートにも嬉々として飛び込んでいくという、キーパーとしては天才的な素質を持っている。

河見 茶子 (かわみ ちゃこ)

雉山北高等学校の女性英語教師。女子サッカー部の顧問を務めている。生徒と一緒にお茶をするのが夢で、その夢を叶えるためにサッカー部の顧問を承諾した。おっとりとした性格のため、熱血気質であるコーチの蓮賀国光とはあまり気が合わない。パンを焼くのが趣味。

縞川 赤音、縞川 青衣 (しまがわ あかね、しまがわ あおい)

雉山北高等学校の女子サッカー部に所属している双子の姉妹。縞川赤音が姉で、縞川青衣が妹。中学時代は2人そろって「凹中のウィングバック」として名を馳せていた。どちらも全国大会の経験者で、女子サッカー部に所属するメンバー内では一番のエリート。容姿は姉妹でそっくりだがサッカーのプレイスタイルは大きく異なる。赤音はロングフィードを得意し、対する青衣は近距離での連係プレイに長け、オーバーラップを得意としている。

紅緒 咲 (べにお さき)

雉山北高等学校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。元々はバスケット部に所属しており、天性の運動センスを持つ。リフティングも初日でコツを掴んで何回も続けられるようになるが、記録に対する執着はまったくなく100回直前で突然やめたりする。感情が高まると誰彼かまわずキスをするキス魔と化す。

三色・ジェイナ・藍莉 (みしきじぇいなあいり)

雉山南女子高校に通う2年生の女子で、女子サッカー部に所属している。アメリカ人の母親と日本人の父親を持つハーフ。縞川赤音、縞川青衣とは同じ中学の出身。勝利至上主義者であり、相手チームのエースを徹底的にマークし存在感を消してしまうことから「掃除屋」という異名を持つ。バックラインのカリスマ的存在で、チームを手足のように動かす司令塔。 試合中だけではなく、部室の掃除も大好き。

反町 朱奈 (そりまち しゅな)

雉山南女子高校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。天才的なオールラウンドプレイヤーで、強者揃いの雉山南女子高校で不動のエースを張る実力を誇っている。気取らずにさっぱりとした性格で、後輩からの人望も厚い。三色・ジェイナ・藍莉と仲が良く、後輩からは2人が付き合っているのではないかと噂を立てられている。

朝久路 ちづる (あさくじ ちづる)

雉山南女子高校に通う女子で、女子サッカー部に所属している。右目に眼帯を付けており、いつも気だるそうにしている。サッカーの試合中も、極力体力を使わないように省エネプレイをする。相手のタイミングをズラすプレイが得意。いつもお腹を空かせており、休憩時間には菓子パンを食べ、練習後にはカレーを食べるほどの大食女。

桃藤 未亜 (ももふじ みあ)

雉山南女子高校に通う1年生の女子で、女子サッカー部に所属している。感受性が強く、相手チームの選手の涙を見るだけでもらい泣きする。曲者揃いの雉山南女子高校サッカー部のメンバーとしては珍しく、素直で明るい性格の持ち主。部活に邁進しているせいか、勉強は赤点予備軍と呼ばれるほどに苦手。

茶野 涼奈 (ちゃの すずな)

雉山南女子高校に通う1年生の女子で、女子サッカー部に所属している。桃藤未亜と仲が良く、学内外問わずに行動を共にしている。主に未亜の勢いに任せた言動にツッコミを入れるような立ち位置。しっかり者でサッカーにおいても堅実なプレイが持ち味。未亜と知り合ったのは中学時代のサッカー部の紅白戦で、一方的にコンビを組まされたことがきっかけ。

巻紫 つばめ (まきし つばめ)

フランクリン国際高校に通う1年生の女子。女子サッカー部所属で群馬県出身。ノリが良く同室の留学生、デュート・セルバノフに日本の知識を披露している。小柄な体格で、リフティングが苦手。高校からサッカーを始めたということもあって、プレイは素人に近い。しかし小さな身体を活かした、相手の足元にまとわりつく粘着質なディフェンスを得意としており、相手の良さを封じ込めている。

デュート・セルバノフ (でゅーとせるばのふ)

フランクリン国際高校に通う1年生の女子。女子サッカー部所属でロシア出身。寒冷な地方出身のためか蒸し暑い日本の気候に馴染めず、やたらとユニホームを脱ごうとする。日本の文化に触れることが大好きで、寮で同室である巻紫つばめがノリツッコミを披露すると大喜びする。トラップとシュートが同時に見えるほど、恐ろしく速いシュートを放つ。

アニャ・ニーベンビッチ (あにゃにーべんびっち)

フランクリン国際高校に通う1年生の女子。女子サッカー部所属でセルビア出身。リフティングによるボールキープ、凄まじい緩急をつけたドリブルを得意とする、リズミカルなゲームメーカー。とにかく明るい性格で、試合前は特にテンションが高い。

遠野 ほたる (とおの ほたる)

フランクリン国際高校に通う1年生の女子。女子サッカー部所属で千葉県出身。アニャ・ニーベンビッチと並ぶフランクリン国際高校のもう一人のゲームメーカーであり、職人的なプレイスタイルでチームを支える縁の下の力持ち。猫が大好きだが、その大きすぎる愛情のせいで猫の方からは避けられがち。

場所

雉山北高等学校 (きじやまきたこうとうがっこう)

県下屈指のスポーツ強豪校であり、なかでも野球、サッカー、剣道は全国大会の常連となっている。元は男子校だったが、3年前から共学に変更された。そのため女子の部活の数も少なく、男子の部活に比べると設備も整っていない。このため女子の部活はレベルが低く、雉山北高等学校の名を汚すと批判の声もある。

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