概要・あらすじ
診療内科ゆうメンタルクリニックに勤務する心理士の心内療。彼は看護師・官越あすなと共に精神疾患について解説する。絶え間ないあすなのボケや下ネタにツッコミながらも、療は分かりやすい喩えと解説で心の病を紐解いていく。
登場人物・キャラクター
心内 療 (しんない りょう)
心療内科ゆうメンタルクリニックに勤務する男性心理士である。実際に心療内科で取り扱っている精神疾患の症例について、分かりやすい喩えを交えながら解説をしていく。本作の登場人物の中では比較的常識人であり、基本的にツッコミ役としての台詞も多い。幼い頃から「過敏性腸症候群」を患い、その病気を治すために心理士になった。 将来の夢はお婿さんである。幼少期はアフリカで育ったため異常に視力がよく、遠視用の眼鏡を着用している。
官越 あすな (かんごし あすな)
ゆうメンタルクリニックに勤務しているサイドテールが特徴の女性看護師。年齢は不詳で、その話題に関してはタブーとされている。元気でハツラツとした明るい性格で、突飛なボケをかましては心内療にツッコミを入れられている。発想が少々オヤジ臭く、下ネタ寄りの発言も多い。看護師学校時代は看護師になるかAKB48に入るかで悩んでいた。 趣味は財宝探し。
官越 いやし (かんごし いやし)
官越家の長女であり、官越あすなの姉。初登場の際は妖艶で怪しげな格好をしていたが、実はあすなと同じく看護師であり、その後はゆうメンタルクリニックに看護師姿で登場するようになる。行き遅れであることを気にしており、結婚に関するネタも多い。時折、腐女子や歴女といったオタク寄りの知識を披露する。 その妖艶な姿や言動とは裏腹に奥手であり、恋愛でもあまり成功していないらしい。
官越 ひめる (かんごし ひめる)
官越家の次女であり、官越あすなの姉。極度の恥ずかしがり屋で、常に頬を赤らめている。一見すると大人しい性格だが、時折腹黒い言動を見せたり、デスメタルやギャンブルを趣味にしていたりと意外な一面もある。緊張のためか、言葉を略したり噛んだりするため、発言が卑猥な方向に誤解されやすく、心内療に度々突っ込まれている。
官越 さとり (かんごし さとり)
官越家の五女であり、官越あすなの妹。官越家に新たに誕生した赤ちゃん。だが、生まれたばかりにも関わらず流暢に言葉を話すなど、驚くべき知能を持っており、時折心内療の代わりに症例の解説もこなしてしまうほどである。飛び級で幼稚園に通っている。
官越 のどか (かんごし のどか)
官越家の四女であり、官越あすなの妹。のんびりとした摑み所のない性格をしている。放浪癖があり、作中で数年ぶりに家族と再会する。
官越 こがね (かんごし こがね)
官越あすなの従姉妹。栗毛色のロールヘアが特徴の女性。お嬢様言葉を話す。自称日本一の小金持ちで、金銭に関わる話題が多い。あすなをライバル視しているような節があるが、いつもあすなには手玉に取られている。貧乳がコンプレックス。
官越 大介 (かんごし だいすけ)
官越あすなの父。ハードボイルドな容姿と口調が特徴の男性で、カウボーイハットを被っている。定職にはついておらず、散財しては官越家の家計を圧迫している。その幼稚な言動や行動から、家族からはダメな親父としてしか認識されていない。禁煙をきっかけにオタク趣味に依存するようになった。
官越 ちよ (かんごし ちよ)
官越あすなの母であり、他院で看護師長をしている。初めて登場した際は恰幅のよいふくよかな姿だったが、ダイエットの甲斐あって体重が激減し、別人に見えるほどの美人となった。家族の中でも唯一、夫である官越大介の更生を諦めていない。身体が小さくなったり巨大化したりと、人間離れした体格の変化を度々見せる。
官越 好蔵 (かんごし すきぞう)
官越あすなの祖父。認知症の診断テストを受けるために、ゆうメンタルクリニックを訪れる。テストではいくつかの回答を誤っていたが、本人が真面目に受けてるかどうか分からなかったため、認知症かどうかは結局のところ定かではない。名前の通り看護師が大好きで、度々卑猥な妄想をしている。
有沢 権 (ありさわ ごん)
官越こがねの執事。眼鏡をかけた中年の男性。好きな言葉は「タナボタ」。こがねのワガママを全力で叶えるのが仕事である。将来の夢は、こがねを世界一の小金持ちにすること。
書誌情報
マンガで分かる心療内科 26巻 少年画報社〈YKコミックス〉
第24巻
(2022-05-09発行、 978-4785971328)
第26巻
(2023-02-27発行、 978-4785973285)