ムッツリ真拳

ムッツリ真拳

女性が超人的なパワーを持ち、男性が虐げられている未来世界の学園を舞台に、ムッツリ真拳で女子生徒達と戦う無釣助平のバトルを描いた漫画。ムッツリ真拳で倒された女性は衣服が破れて裸になるため、お色気シーンは多い。「少年ジャンプ+」2017年1号から26号にかけて掲載された。コミックス第3巻には、「少年ジャンプ+」2016年6号に掲載された、本作のプロトタイプともいえる読切作品『ムッツリ神拳』も収録されている。

正式名称
ムッツリ真拳
ふりがな
むっつりしんけん
作者
ジャンル
美少女・萌え
関連商品
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あらすじ

第1巻

20XX年、地球全土を巻き込む世界大戦によって男性の90%が死亡。男手なしでの復興は過酷を極め、女性達の超人的進化をうながした。それから100年が経過し、男性人口は回復したものの、男達は虐げられ、女性中心の社会が築かれていた。とある高校では、学園を支配する姫空木の会が、校内の秩序を守る名目で各生徒に人間ランクを定め、管理していた。男子生徒は最低である人間ランクZに指定され、肩身の狭い学園生活を強いられている。男性向けのエロいものも完全に処分された中、学園の男子生徒・佐藤信吾は、国語ノートに自分でエロ漫画を描いていたが、風紀委員長の聖木朱美によって糾弾される。そんな信吾を助けたのは、転校生の無釣助平だった。無釣は、ムッツリパワーをさまざまな属性技で放つ事で女性の着衣を破壊し、相手をハズかしめて倒す技「ムッツリ真拳」で朱美を退散させる。無釣の目的は、男も笑って暮らせる世界を作るという建て前のもと、おっぱいの究極形を見つけ出す事だった。そんな無釣に信吾は弟子入りする。 男に敗れるという大罪を犯した朱美は、姫空木の会の黒沢今日子によって、人間ランクBから人間ランクZへの降格を伝えられる。今日子は朱美の腰骨を砕いて二度と闘えない身体にしようとするが、何者であろうと困っている奴は放っておけねぇという無釣が、ムッツリ真拳で今日子を裸にひん剝(む)くのだった。(第1話)

人間ランクZの生徒は、ボロボロのZ寮で暮らす決まりであり、ランクZに降格された朱美も嫌々Z寮にやって来る。無釣は姫空木の会を倒して、人間ランクの制度など廃止すると言う。朱美は、風紀委員長である自分に牙を剝いた校則違反集団の姫空木の会を、男の手など借りずに自分の力で倒そうと考えていた。一方、ランク上位者の命令により、ランクZの食事は3食ずっと豆3粒に決定される。調理部の戸田ゆかりは、豆3粒しか食べられないランクZの生徒達に、見せびらかすように肉を食べてみせる。朱美にも屈辱を与えるゆかりを、無釣はムッツリ真拳で倒し、ランクZの生徒達は肉にありつけるのだった。(第2話)

無釣に興味を持った姫空木の会の副会長、不動乱子は、無釣が暮らすZ寮へやって来る。しかし、そこへランクZの男子生徒をいたぶってストレス発散しようと考える、ランクDの女子、山田サナエも現れる。乱子の事を、ランクBからZに降格した朱美と勘違いしたサナエは、元Bランクの朱美をなぶって気持ちよくなろうと乱子に手を伸ばす。そんなサナエを無釣がムッツリ真拳で撃破すると、リーダーのサナエを倒されて怒った仲間の女子生徒がZ寮に押し寄せる。しかし、乱子が拳を振り上げるだけで、多数の女子生徒はすべて吹き飛ばされるのだった。乱子は無釣に、姫空木の会を倒せるならやって見せろと言葉を残し、去っていった。(第3話)

無釣は、校内で生徒を瞬時にロープで縛る女子生徒を目撃する。彼女は、無差別に生徒を縛りまくる「緊縛魔」で、その縄さばきで人間ランクAに認定された冬野雪江だった。風紀を乱す雪江を許せないと、彼女を捜す朱美だったが、雪江によってロープで縛られてしまうのだった。(第4話)

世界あやとりチャンピオンである雪江の目標は、究極に美しいあやとりを完成させる事で、生徒を縛りまくって研究していた。男を汚物と考える雪江を、無釣はムッツリ真拳で倒し、男の心は何よりも純粋でキレイだと彼女に伝えるのだった。(第5話)

無釣は手紙で雪江から校舎裏に呼び出され、あなたの心がほしいと伝えられる。しかし、それは愛の告白ではなく、彼女が目指す究極に美しいあやとり完成のために、無釣の心臓がほしいという意味だった。ロープで襲って来た雪江を、無釣はムッツリ真拳で撃退。そこに現れた朱美も巻き添えを食らって、裸にひん剝かれてしまうのだった。(第6話)

無釣達が教室へ行くと、ランクFに降格された今日子がいた。教室に現れた英語教師の町村サユリは、今日子が将来医者になりたいという夢を、ランクFのくせに夢など生意気だと屈辱を与える。たとえ教師であろうと人の夢を邪魔する奴は許さないと、無釣のムッツリ真拳がサユリを裸にひん剝くのだった。(第7話)

第2巻

姫空木の会は、縛りの達人、冬野雪江に目をつけ、水野泳子に雪江の姫空木の会参加を命じる。姫空木の会の一員である泳子は、つねにスク水で、土の中でも泳ぐ特殊能力を持つ女子生徒だった。雪江は姫空木の会への参加を拒否するが、泳子は雪江に水泳の特訓を強要する。一方、男に負けた事で姫空木の会を辞めさせられた黒沢今日子は、無釣助平聖木朱美に、謎が多い姫空木の会の情報を提供していた。(第8話)

無釣、朱美、今日子の前に、泳子の強制水泳特訓から逃げて来た雪江が現れる。泳子は自分の手下はスク水で生活する決まりを作っており、手下である今日子にも無理矢理スク水を着せる。朱美は、姫空木の会の情報を聞き出すために泳子に戦いを挑むが、一枚上手の泳子にパンツをはぎ取られてしまう。(第9話)

泳子は雪江に続き、朱美にも無理矢理スク水を着せようとする。泳子の目的は、姫空木の会で活躍して水泳部を復活させ、「超人(おんな)だらけの水泳大会」を開催して制覇する事だった。土の中でも自在に泳げる泳子を、無釣はムッツリ真拳で退ける。戦いのあと、無釣は泳子の夢を手伝う事を告げる。泳子は無釣達に、近いうち姫空木の会がZ寮に何かを仕掛けるつもりであると警告するのだった。(第10話)

今日子が無釣の部屋を訪れ、赤面しながら無釣のDNAがほしいと告げる。エッチな事を期待して今日子の部屋へ行く無釣だったが、今日子の目的はムッツリ真拳の謎を解明する事であり、巨大な注射器で無釣から文字通りDNAを抽出しようとする。無釣は、不純異性交遊と勘違いして乗り込んで来た朱美もろとも、今日子をムッツリ真拳で裸にする。(第11話)

体育の授業でサッカーをプレイする無釣達。そこで学級委員長で高飛車女の市村吉乃と朱美が対立し、ランクZとそのほかで紅白戦をする事になる。敗れたチームは、勝ったチームに絶対服従のうえ、尻百叩き。女子の超人プレイに男子は歯が立たず、吹き飛ばされるのみ。ランクZチームの朱美と今日子が活躍するものの、吉乃の強烈なシュートがランクZチームのゴールに迫る。しかし、無釣が顔面でボールを受け止め、ムッツリ真拳で勝利のゴールを決めた。尻叩きで女子の尻を触り放題だと喜ぶ無釣達だが、尻叩きはすべて朱美が行うのだった。(第12話)

サッカーの紅白戦で敗れた吉乃が、無釣のいる教室を訪ねて来て、自分のパンツを見てほしいと申し出る。それは、サッカーで負けてランクFに降格した吉乃らE組女子生徒が、ランクEである2-Bの女子生徒に命令されての事だった。その危機を朱美と無釣に救われた吉乃は、人間ランク潰しへの参加を表明するのだった。(第13話)

無釣や朱美らランクZの生徒が暴れている事で、ここ最近校内ではランクFの生徒が急増していた。人間ランクの制度が機能しなくなる事を危惧した姫空木の会は、朱美が主犯であるとにらむ。姫空木の会からZ寮へやって来た矢野町子は、ランクZおよびZに加担する人間ランク反逆者を1週間連続乾布摩擦の刑に処すと命令を下し、寒風吹きすさぶ夜空の下で男子生徒、今日子、雪江に下着姿で乾布摩擦を強要する。(第14話)

今日子と雪江に下着姿での乾布摩擦を強要する町子に、朱美が戦いを挑む。乾布摩擦で鍛えられた町子は、木刀を超人的な剣速で振る事で真空の刃を飛ばし、朱美を追い詰める。町子が朱美に全裸で乾布摩擦をさせようと最後の一撃を振りかぶった時、無釣が助けに現れる。(第15話)

無釣は町子の剣撃に苦戦するものの、朱美が時間を稼いでいるあいだに今日子と雪江に服を着させる。今日子と雪江がロープで町子を縛って動けなくしたところに、無釣がムッツリ真拳を決めた。裸に剝かれた町子は、乾布摩擦の負けを認めるのだった。(第16話)

美化委員である立川鈴は、男などお漏らしがお似合いだと、校内の男子便所を破壊してまわる。田中マモルは、鈴を倒すために無釣にムッツリ真拳を教えてほしいと頼む。無釣から、スケベ心を密閉していたらムッツリ真拳は発動しないと言われたマモルは、ちょっと堅めの乳首が好きだと叫ぶのだった。(第17話)

第3巻

ちょっと堅めの乳首が好きだというスケベ心を解放した田中マモルは、ムッツリパワー(MP)を手に入れる。しかし、マモルのMPはまだまだ低いため、MPを高めるために無釣助平とのエロ妄想特訓を始める。特訓の成果でMPはちょっと上がったマモルは、親友の佐藤信吾立川鈴にボコボコにされているのを目撃。信吾を助けるため、そして鈴の乳輪も小さいかを確かめるため、鈴に立ち向かう。(第18話)

鈴に戦いを挑んだマモルだったが、まだまだMPが足りずに歯が立たない。ピンチのマモルを助けるために鈴の前に立ちふさがったのは信吾だった。だが、信吾は鈴の攻撃を受けたいだけの変態的でドマゾなだけだった。黒沢今日子に飲まされた謎の液体の副作用で急激に髪の毛が伸びた無釣は、その髪で鈴の動きを止め、ムッツリ真拳を食らわせるのだった。(第19話)

姫空木の会の副会長の座を狙う池長明江が、無釣を潰すために偶然を装ってぶつかって来る。無釣はそうと知らないうちに、うっかり明江の服を破って全裸にしてしまい、明江は泣きながら退散するのだった。(第20話)

研究のために無釣のDNAがほしい黒沢今日子と、究極に美しいあやとり完成のために無釣の心がほしい冬野雪江が、無釣を巡って対立する。そこに無釣は自分の下僕だと主張する聖木朱美も現れ、三つ巴の戦いとなる。そこに姫空木の会に逆らう生徒を倒すために、姫空木の会に所属するゲームオタクの夢子が、着ぐるみを着た多数の女子生徒を連れて襲来する。朱美ら三人を襲う着ぐるみを吹き飛ばして、夢子の前に立ちふさがったのは、姫空木の会の副会長である不動乱子だった。(第21話)

乱子は、無釣が世界を変えるためには朱美達が必要だと、夢子の攻撃から朱美達を守った。そして、乱子は人間ランクもろとも姫空木の会を倒すために会に潜入していた事を、告白する。無釣に姫空木の会を倒させて男全体の勝ちを上げ、普通の恋愛がしてみたいというのが乱子の目的であった。夢子は乱子の一撃で、遥か彼方まで吹き飛ばされる。(第22話)

朱美達は乱子から、50年前に学園で起こった悲劇について聞かされる。50年前、男なのに学園で一番強い人間が現れ、その一人の男を巡って校内女性生徒が全員で殺し合ったという。その男は女を恨み、復讐するために自ら女を倒し、さらには自分を賭けて女同士を闘わせ、学校を壊滅させてしまう。姫空木の会は、その50年前の悲劇を繰り返さないために、人間ランクで学園を管理していたのだ。しかし乱子は、男と女が平和に共存する世界を望む無釣なら、悲劇が繰り返される事はないと希望を持っていた。一方、乱子に負けた夢子は無釣達の部屋まで吹き飛ばされ、夢子を倒した女も裸かもしれないと期待した無釣達は、夢子が飛ばされて来た河川敷へ急ぐ。河川敷に到着した無釣達は、朱美、今日子、雪江、乱子を倒した姫空木の会の会長、山本美知代の姿を目撃するのだった。(第23話)

女と男が平等な世界など絶対に許されないと考える美知代は、無釣達に巨大な岩を投げ飛ばす。その岩を信吾が支えているスキに、無釣とマモルは無事に岩の下から脱出する。尻フェチでドMの信吾は、最高の尻を持つ女王様に半殺しにしてもらう事が夢だと言い残し、岩の下敷きとなった。マモルはすかさず夢子の剣を拾って、美知代にムッツリ真剣「乳破斬」をお見舞いし、美知代の服を切り裂くが、美知代の体は鉄のスク水で守られていた。マモルも美知代に倒され、親友二人を倒された無釣の怒りが燃え上がる。(第24話)

無釣のムッツリ真剣を受けても、美知代の鉄のスク水は破れない。しかし、立ち上がった信吾とマモルのムッツリパワーを受けて、無釣が放った一撃は、ついに美知代の鉄のスク水を破壊し、彼女を全裸にした。こうして姫空木の会は潰れ、人間ランクも廃止された。それでも女性上位の世界は続いていたが、世界を変えるという大義のもとで、究極のミニ乳を見つけるために女子と戦うマモルの姿があった。(最終話)

登場人物・キャラクター

無釣 助平 (むつり すけひら)

坊主頭の男子高校生。姫空木の会が支配する学園に転校して来た。女性中心の社会による過度のエロ規制によって発現したスケベ心の氣「ムッツリパワー」を、さまざまな属性技で放つ事で女性の着衣を破壊し、相手をハズかしめて倒すという「ムッツリ真拳」の使い手。夢は、蛮行悪女を倒しまくって、男も笑って暮らせる世界を創る、という建て前のもと、おっぱいの究極形を見つける事。 左のこめかみあたりに500円玉サイズのハゲがあるため、姫空木の会の女子生徒からは「500円ハゲ」と呼ばれる。オッパイ好きのスケベだが友達思いで、他人の夢や希望を邪魔する人間には、敢然と立ち向かう熱血漢。8月1日生まれ。身長177センチ、体重70キロ。

佐藤 信吾 (さとう しんご)

尻フェチの男子高校生。男性向けのエロい物が完全に処分された世界において、己の欲望を満たすために、国語ノートにオリジナルのエロ漫画を描いていた。無釣助平のムッツリ真拳を見て、無釣こそ「男(スケベ)の救世主」だと見込んで、土下座して弟子入りした。無釣の目的が究極のオッパイ探しだと聞き、自分は究極の尻を見つけてやると意気込む。 スケベ同士で意気投合し、無釣の事を「師匠」と呼ぶ。また、マゾでもあるため、女子生徒に虐待されるのを悦んでいるふしもある。3月12日生まれ。身長170センチ、体重57キロ。

田中 マモル (たなか まもる)

佐藤信吾の親友の男子高校生。スケベな無釣助平と信吾のツッコミ役にまわる事が多かったが、自分も強くなりたいという気持ちが芽生え、無釣のムッツリ真拳に弟子入りした。ちょっと堅めの乳首が好きだというスケベ心を解放して、ムッツリパワーを手に入れる。6月20日生まれ。身長165センチ、体重55キロ。

聖木 朱美 (きよき あけみ)

学園の風紀委員長を務める女子生徒。語尾に「ですわ」と付けて話す、お嬢様系の金髪美少女。学園の風紀を乱す生徒を取り締まる。人間ランクはBだったが、無釣助平に敗れた事で、姫空木の会によってランクZに降格された。それ以来、打倒姫空木の会と人間ランクの廃止を目的として活動する。7月1日生まれ。身長160センチ、体重47キロ。

黒沢 今日子 (くろさわ きょうこ)

姫空木の会に所属する女子生徒。オカッパ頭で眼鏡をかけている。将来は医者を目指しており、手術は未経験ながら、あらゆる医療知識を網羅している。その医療の特殊能力を買われて、姫空木の会にスカウトされたが、無釣助平に敗れた事で、人間ランクBからランクFに降格された。無釣のムッツリパワーの強さを探るために、巨大な注射器で無釣のDNAを手に入れようと考えている。 4月5日生まれ。身長157センチ、体重50キロ。趣味は読書。

戸田 ゆかり (とだ ゆかり)

調理部に所属する2年生の女子生徒。人間ランクはD。ランクZの生徒達をとことん苦しめろという生徒会からの通達を受けて、人間ランクZの生徒達の食事を、毎食豆3粒だけという献立にした。豆3粒しか食べらない生徒の前で、自分だけは美味しそうな肉を見せびらかすように食べる、という嗜虐的な性格をしている。10月20日生まれ。身長155センチ、体重40キロ。 趣味は料理。

山田 サナエ (やまだ さなえ)

1年D組に在籍する人間ランクFの女子生徒。ランクZの男子生徒達をいたぶってストレスを発散しようと、クラスメイトを引き連れてZ寮を訪れたが、無釣助平のムッツリ真拳によって敗れた。7月6日生まれ。身長161センチ、体重48キロ。趣味はスマホゲーム。

不動 乱子 (ふどう らんこ)

姫空木の会の副会長を務める女子生徒。ヘソ出しの服装と横縞のニーソックス、ブーツといったパンキッシュなファッションで、いつもロリポップキャンディを舐めている。姫空木の会が無釣助平を潰そうと動く中、不動乱子は無釣を面白い奴と考え、事態を静観する立場を取る。12月24日生まれ。身長163センチ、体重52キロ。

冬野 雪江 (ふゆの ゆきえ)

無差別に生徒をロープで縛りまくる緊縛魔女子生徒。その縄さばきから、姫空木の会によって人間ランクAに認定された。長い黒髪で物静かな美少女。世界あやとりチャンピオンだったが、10本の指では満足できなくなり、「究極に美しいあやとり」を完成させるために人を縛っている。自分を倒した無釣助平から言われた、男の心はキレイだという言葉が気にかかり、無釣の心臓を求めるようになる。 11月12日生まれ。身長165センチ、体重54キロ。

町村 サユリ (まちむら さゆり)

学園で英語教師を務める女性。オレンジの髪に赤い眼鏡をかけ、タイトスカートのスーツ姿というセクシーな人物。教師なので、町村サユリには人間ランクは設定されていない。しかし、教師であるにもかかわらず、ランクZの男子生徒をゴミクズとして扱う点や、生徒を人間ランクで差別する点は、ほかの女子生徒と変わらない。ランクFに降格した黒沢今日子の夢を馬鹿にした事で無釣助平の怒りを買い、ムッツリ真拳で倒された。 2月18日生まれ。身長168センチ、体重57キロ。趣味は映画鑑賞。同じ形の色違いのメガネをたくさん所持している。

水野 泳子 (みずの えいこ)

姫空木の会に所属する3年生の女子生徒。人間ランクはC。寝る時以外はつねにスク水姿で行動している。姫空木の会で活動する事で、水泳部を復活させる事が目標。土の中でも自在に泳ぎ回る事ができる超人。ド貧乳のため、オッパイ好きな無釣助平のムッツリパワーが最初は発動しなかった。一人称は「俺」。6月10日生まれ。身長153センチ、体重40キロ。

市村 吉乃 (いちむら よしの)

2年E組の学級委員長を務めている女子生徒。人間ランクはB。聖木朱美とは幼い頃からのライバルで、勉強にスポーツ、男(ゴミ)を虐げた数まで、どちらが優れた人間かをすべての面で競ってきた。朱美が唯一認めた女性。無釣助平と朱美に体育授業のサッカー対決で敗れ、人間ランク潰しへの参加を表明する。11月28日生まれ。 身長168センチ、体重59キロ。

矢野 町子 (やの まちこ)

姫空木の会に所属する、体格のいいの女子生徒。長い黒髪を頭頂部でまとめ、木刀を持ち歩いている。乾布摩擦はただの健康法ではなく、精神を鍛えられ、運気と身長も急激に伸び、胸もでかくなる、と考える乾布摩擦の信奉者。乾布摩擦で鍛えられた力を使って、超人的な剣速で真空の刃を飛ばす「寒風(かんぷう)」、電柱すら木刀で輪切りにする「魔殺斬り(まさつぎり)」といった技を使う。 1月3日生まれ。身長173センチ、体重63キロ。

立川 鈴 (たちかわ すず)

美化委員を務める女子生徒。オレンジ色のオカッパヘアで「だべさ」と訛り言葉で話す。ゴム長靴とゴム手袋を装備し、トイレのつまりを流す用具のラバーカップを武器にする。セーラー服のエリをリボンではなく、ゴムホースで留めている。男(ゴミ)などお漏らしがお似合いだと、校内の男子便所を破壊してまわる。10月10日生まれ。身長155センチ、体重47キロ。

池長 明江 (いけなが あきえ)

姫空木の会に所属する緑色の髪をした美少女。姫空木の会の副会長の座を狙って、会が問題視している無釣助平を潰そうとする。偶然を装って無釣に接触し、無釣の強さを確かめようとしているうちに、うっかりムッツリ真拳を食らって撃退される。7月22日生まれ。身長162センチ、体重47キロ。

夢子 (ゆめこ)

姫空木の会に所属するゲームオタクの女子生徒。人間ランクはB。ピンク色のショートカットの髪型をしている。ゲーム好きなので、手下にモンスターの着ぐるみを着せ、自分はRPGの勇者のような出で立ちで戦う。姫空木の会に反攻する聖木朱美らを倒しに現れるが、不動乱子によって倒される。4月22日生まれ。身長143センチ、体重38キロ。

山本 美知代 (やまもと みちよ)

姫空木の会の会長を務める女子生徒。セーラー服が制服の学園内で、ブレザーを着用している。姫空木の会の中でも最強で、副会長の不動乱子ですら歯が立たない。超人(おんな)と男が平等な世界など許されないという考えで、姫空木の会を運営している。鉄のスク水を着用しており、ムッツリ真拳を受けても、簡単には破れない。7月7日生まれ。 身長160センチ、体重50キロ。

集団・組織

姫空木の会 (ひめうつぎのかい)

無釣助平が通う学園に存在する非公式組織で、選ばれし超人が集まった謎の集団。強さと財力で生徒会、理事会を掌握し、「一つの理念」のもと、50年間にわたって学園を裏であやつっている。「完璧な学園」を作るために、人間ランクというスクールカースト制度を作り、運営している。山本美知代が会長、不動乱子が副会長を務め、黒沢今日子や矢野町子も在籍する。

その他キーワード

人間ランク (にんげんらんく)

姫空木の会が運営するスクールカーストの制度のために、生徒一人一人に定められたランク。最高のAランクから、最低のZランクまである。人気者や秀才、スポーツ万能など人間として優れている者は高ランク、バカや変態、男など劣っている者は低ランクに認定される。男や低ランクの女子を虐げる事で、超人ばかりの校内秩序を守るという名目で作られたといわれている。 人間ランクは姫空木の会の一存で変動する。

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