メタルと花嫁

メタルと花嫁

清水玲子の初期の代表作である、人間型ロボットが主役のSFファンタジー・『ジャック&エレナ』シリーズの第1作目。シリーズの中心となる時代よりも170年ほど前の設定で、エレナはまだ登場していない。ジャックは生産されて2年程度で、自分のことを人間と思い込んでいる。1985年(昭和60年)2月号の『LaLa』誌上に掲載された。

正式名称
メタルと花嫁
作者
ジャンル
ロボット
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概要・あらすじ

近未来の地球。殺し屋のジャックは、市議会長ミスターL・ブレインの暗殺を依頼され、チャンスを作るために娘のエルに近づく。エルには、ボディガードの人間型ロボット・Jが常についていた。やがてジャックはエルと恋に落ち、結婚の話もでるが、Jは強硬に反対する。エルとJは、言葉には出さないがお互いに愛し合っていた。

ロボットと人間の恋愛などありえないと思っているジャックはJと諍(いさか)いになり、大ケガをするものの、無事だった。実は本人も知らなかったが、ジャックもロボットだったのだ。

登場人物・キャラクター

ジャック・ナイジェル (じゃっくないじぇる)

いつもサングラスをかけている殺し屋。実家でやっかい者扱いされていたところをミラノに拾われ、スナイパーとしての才能を認められ、育てられた。しかし、それはあとからミラノに植えつけられた記憶で、実は精工な人間型ロボットだった。豊かな感情があり、エルを愛している。本作の後に続く『ジャック&エレナ』シリーズの主人公のひとりでもある。

エル・ブレイン (えるぶれいん)

市議会長ミスターL・ブレインの一人娘。長い黒髪を持つ18歳。幼い頃から、強く優しい人間型ロボットのJのことを愛しているが、かなわぬ思いだと知り、ジャックとの結婚を決意する。

J (じぇい)

人間型ロボット。エルが生まれたときに、身の回りの世話とボディガードをするために買われてきた。成長してからは、勉強、しつけ、礼儀作法などをエルに教える。周囲からは感情がないと思われているが、実は深くエルを愛している。

ミスターL・ブレイン

市議会長で、エルの父親。好人物で、娘の幸せを誰よりも願っている。エルがロボットであるJを愛している事に薄々気づいていて、誰か人間の男性と結婚し、落ち着いてほしいと思っている。

ミラノ

闇社会の住人。最新の人間型ロボットだったジャックを殺人用に改造し、人間の記憶を植え付け、殺し屋に育てた。エルを愛し始めたジャックを故障と決めつけ、捕まえて壊そうとするが、逃げられる。

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