概要・あらすじ
大学3浪が決まってしまった青年ケン一は、試験の帰りにロボット事故の現場に遭遇。彼はそこで自分を幼なじみだと語る男ミッチイと出会う。ミッチイはケン一の叔父が所属する秘密警察に追われており、ケン一も彼の逃走を手伝うはめになってしまう。やがて追い詰められたケン一たちだが、実はミッチイを探していたのは秘密結社レッド党の首領・レッド公であった。
レッド公に人造人間であることを告げられたミッチイはレッド党を乗っ取りロボットたちと街に進撃、メトロポリスのビルをなぎ倒し、ケン一と野球を始めるのであった。
登場人物・キャラクター
ケン一 (けんいち)
メトロポリスで暮らす浪人生。冒頭で受験に失敗し、3浪が決まっている。叔父の援助を受けて暮らしている。やや卑屈な性格の持ち主。ミッチイと出会い、行動を共にする。モデルは手塚治虫の初期作品で頻繁に主人公を務めていたケンイチ少年。
ミッチイ
美しい姿をした青年だが、正体はレッド公に作られた人造人間。ケン一の幼なじみを自称し、行動を共にする。のどに隠されたスイッチを押すと、男性にも女性にも変身できる。名前と設定のモデルは手塚治虫のスター・システムキャラクターで、『メトロポリス』にも登場するミッチイ。
ケン一の叔父 (けんいちのおじ)
ケン一の叔父で、彼の面倒を見ている中年男性。秘密警察・国家安全企画部所属。モデルは手塚治虫のスター・システムキャラクターで、『メトロポリス』にも登場するヒゲオヤジ。
レッド公 (れっどこう)
国際秘密結社レッド党の首領で、ミッチイを作り出した天才科学者。モデルは手塚治虫のスター・システムキャラクターで、『メトロポリス』にも登場するレッド公。