モヒカン族の最後

モヒカン族の最後

17世紀の北アメリカ、インディアン戦争の中で、イギリス軍とフランス軍が、それぞれにインディアンの部族を味方につけて戦争をしていた時代が舞台。イギリス軍の少年兵士ホーキィと、イギリス軍に味方するモヒカン族のアンカスたちの戦いを描くウェスタン・アクション。ジェイムズ・フェニモア・クーパーの小説『モヒカン族の最後』を下敷きに、児童向け作品に改変している。

正式名称
モヒカン族の最後
ふりがな
もひかんぞくのさいご
作者
ジャンル
その他歴史・時代
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

領地を巡ってイギリス軍とフランス軍が争う北アメリカ東部。イギリス軍の密偵ホーキィは、フランス軍に味方するミンゴー族が、味方であるモヒカン族の生き残りであるチンガーアンカスを捕らえたことを知る。単身ミンゴー族のふいをつき、チンガーとアンカスを助けたホーキィは、二人を伴いイギリス軍の東の砦に赴く。

そこにはイギリス軍の重鎮マンロー大佐の娘、アリスコーラがいた。アリスとコーラの身柄を狙い、砦を襲撃してきたミンゴー族を辛くも撃退したホーキィたちは、彼女たちを連れてマンロー大佐のいるヘンリー砦へと旅をすることになった。

登場人物・キャラクター

ホーキィ

毛皮の帽子を被った少年。イギリス軍の密偵で、各地で偵察とかく乱の任務を行っている。射撃の名手であることから、フランス軍に味方するインディアンたちから「てっぽう小僧」と呼ばれ恐れられている。

アンカス

イギリス軍に味方するインディアンの一族、モヒカン族の少年。酋長チンガーの息子。胸に亀甲の文様を入れている。弓矢が得意。

チンガー

モヒカン族の酋長の男。モヒカン族はイギリス軍に味方をしたためフランス軍とフランス軍に味方するインディアンたちに目をつけられ、チンガーと息子のアンカスを残すのみとなっている。胸に亀甲の文様を入れている。手斧や銃などを使いこなす戦士。

ダンカン

イギリス軍の青年少佐。マンロー大佐がいるヘンリー砦から東の砦へ、マンロー大佐の娘であるアリスとコーラを迎えに来た。東の砦で出会ったホーキィたちとともにヘンリー砦へ向かう。

ウェッブ

イギリス軍の東の砦の責任者を務める隊長。初老の男性。ホーキィとは旧知の仲。

アリス

イギリス軍の大佐マンローの娘。コーラの妹。姉に比べればお転婆で、危険な旅路でも父親に会えることを楽しみにしている。戦闘が始まれば率先して協力する勇敢さをもつ。

コーラ

イギリス軍の大佐マンローの娘。アリスの姉。落ち着きのあるしっかり者で、軍人の娘として戦う覚悟を持っている。

マンロー

イギリス軍の大佐。ヘンリー砦を守っている。ヘンリー砦から離れた東の砦に二人の娘コーラとアリスがおり、部下のダンカン少佐に彼女達を迎えに行かせる。ホーキィに秘密の指令を出すこともある。

ブーン

インディアンデラ族の少年。酋長の跡取り。デラ族の集落から離れ、二十人の勇士たちとともに北の湖に狩りをしに来た。元は同じ一族であるモヒカン族のアンカスの要請により、イギリス軍に協力する。

ギャマット

イギリス軍の東の砦にいた牧師。めがねをかけた初老の男性。兵隊に賛美歌を教えるため、ヘンリー砦へと向かうホーキィたちに同行する。

マグア

フランス軍の協力するインディアン、ミンゴー族の酋長の息子。モヒカン族の酋長チンガーを宿敵と考えており、その命を狙い続ける。

デブチン

ミンゴー族の女性。大柄で力もち。マグアにさらわれたコーラとアリスの見張りをする。

SHARE
EC
Amazon
logo