イノサン

イノサン

処刑人一家に生まれながらも運命を受け入れられず苦悩するシャルル・アンリ・サンソンが、フランス全土の処刑人の頭領、「ムッシュー・ド・パリ」を受け継ぎながら、運命に抗い、時に従いながら成長する姿を描く。安達正勝の著書『死刑執行人サンソン』を出典としている。

正式名称
イノサン
作者
ジャンル
歴史もの一般
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
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概要

18世紀フランスの処刑人一族・サンソン家は、国王直属の身分を持ち節度と教養ある生活をしながらも、民衆や貴族からは死神とも悪魔とも呼ばれ蔑まれていた。繊細な心を持つ長男・シャルル・アンリ・サンソンは処刑人の職を継ぐ事に苦悩するが、運命から逃れることはできないと悟り、死刑が無くなる未来を望みながらも処刑人としての道を歩む事となる。

その一方、シャルルの妹・マリーは自ら処刑人になる事を望み、様々な因習と戦いながらのし上がっていく。

登場人物・キャラクター

主人公

フランスの処刑人一家・サンソン家の長男として誕生する。繊細な心を持ち、処刑人という職務に疑問をもち苦悩する。やがて運命を受け入れ、サンソン家を自らの代で終わらせる覚悟を決めながら処刑人役に就き、フラン... 関連ページ:シャルル・アンリ・サンソン

シャルル・アンリ・サンソンの妹。幼少期から解剖学に関心を持ち、生来の嗜虐性と合わさって自ら処刑人になることを望む。女が処刑人を目指し、さらに自ら処刑台に上がったことで祖母のアンヌ・マルトから激しく折檻... 関連ページ:マリー・ジョセフ・サンソン

フランスの処刑人一家・サンソン家の家長で、フランス処刑人の頭領であるムッシュー・ド・パリの三代目。シャルルやマリーの父。病弱だが家族の前では威厳を保ち、特に家業を拒否するシャルルには激しい折檻も辞さな... 関連ページ:シャルル-ジャン-バチスト・サンソン

サンソン家の家長・バチストの母であり、シャルルやマリーの祖母。実質的にサンソン家の支配者であり、家名を第一に考え、バチストやシャルルに徹底的な処刑人教育を施す。当時の社会通念である「女は子を産んではじ... 関連ページ:アンヌ・マルト・デュビュ・サンソン

シャルルが出会った、美しい金髪の少年。シャルトワ伯爵の息子だが血縁は不確かで、実際はシャルトワ伯爵の男色の対象とされていた。政争に巻き込まれ、シャルトワ伯爵に掛けられたプロテスタント疑惑を押し付けられ... 関連ページ:ジャン・ド・シャルトワ

貧しい農夫の男性。足に病を持つ息子を医者に見せるためパリに来ていたが、大金を出して買った薬も効果がなく、親子で路頭に迷っていた。出会ったシャルルの施しを拒否するが、息子に手厚い手当てを受けて感謝する。... 関連ページ:ロベール・フランソワ・ダミアン

シャルル・ジャン・バチスト・サンソンの弟であり、シャルルやマリーの叔父。プロヴァンスで処刑人を務める。柔和でシャルルに慕われているが、内心では兄のバチストに代わって「ムッシュー・ド・パリ」の座に就くこ... 関連ページ:ニコラ・シャルル・ガブリエル・サンソン

プロヴァンスの処刑人・ニコラ・シャルル・ガブリエル・サンソンの助手を務める青年。乳兄弟の仲であるニコラを強く信頼していた。ニコラの引退後はそのまま後任のマリーに従う。マリーに心酔し、シャルルの意志に逆... 関連ページ:アンドレ・ルグリ

フランスの元帥で、イギリス・プロイセンとの「ウィリングハウゼンの戦い」で敗れた責任を負い斬首刑を受ける。マリー・ジョセフ・サンソンがプロヴァンスの処刑人になるよう推挙したが、その見返りに当時9歳のマリ... 関連ページ:トーマス・アーサー・グリファン

トーマス・アーサー・グリファンの部下であった青年軍人。グリファンを慕い、処刑したマリー・ジョセフ・サンソンを暗殺しようとするが、未遂に終わる。その罪で斬首刑を受けるが、獄中でマリーの美しさに触れ、恋心... 関連ページ:ジョルジュ・ド・ラトゥール

修道院でお針子の仕事をしていた、眼鏡の少女。将来、身分が無くなり人々が平等になる世の中が来ることを信じていた。罪人に過度の苦痛を与えず速やかに処刑するシャルルを尊敬する。男を魅了する天性の素質があり、... 関連ページ:マリー・ジャンヌ・ペキュー

ハプスブルグ家からフランスのルイ・オーギュストに嫁いだ少女。輿入れの際に警護役となったマリー・ジョセフ・サンソンと知り合い、彼女の自由さに憧れを抱く。早急にルイ・オーギュストとの子を産むことを母親から... 関連ページ:マリア・アントニア

フランスの王族の青年。享楽的かつ退廃的な私生活を送り、自身の宮殿を歓楽街として多くの娼婦を囲っている。王位を狙い、邪魔になるルイ・オーギュストなどの追い落としを目論んでいる。 関連ページ:ルイ・フィリップ2世

狩りをしていたシャルルと知り合った、夢想家の少年。後のルイ16世。王位や権力よりも自分の空想にふけることを楽しみ、錠前工作で無心になれる時を好む。王政を終わらせる事を望み、子孫を残さず自分の代で家系を... 関連ページ:ルイ・オーギュスト

アフリカ系の血を引く、褐色の肌の美青年。貴族からはその肌の色を「カフェオレ」と侮辱されるが、「俺の身体にはアフリカの黒豹の血が流れている」と嘯く誇りを持つ。マリー・ジョセフ・サンソンが幼少の頃、教会で... 関連ページ:アラン・ベルナール

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