ヤサシイワタシ

大学生の芹生弘隆は、写真部に入って活動をしている時に、常に周囲を振り回すほどのエネルギーをもった女性唐須弥恵と出会う。彼女のエキセントリックな行動を見ながら、芹生弘隆は交際を始める。

正式名称
ヤサシイワタシ
作者
ジャンル
悲恋
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
全2巻
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概要・あらすじ

大学生芹生弘隆は、写真部で活動中に、バックパッカーとして旅行していた先輩の唐須弥恵に出会う。最初はデリカシーのない彼女にいらだちを感じていたが、いつしか仲良くなり、恋愛関係になった。ところが元彼の新城一仁の話を聞いた際、嫉妬と同時に、彼女が心中に抱える問題がいかに複雑なのかを知る。彼女を支えていきたいと考えるも、うまくいかなくなって距離をおいたある日、重大な事件が発覚。

その頃従姉妹の中学生西村澄緒が、高校を見て回るために芹生弘隆の家に泊まりにきた。彼女の家庭は問題が多く、心に傷を抱えていた。唐須弥恵のことで思い悩む芹生弘隆の姿を見て、彼のことを好きな彼女は、どうすればいいかと真摯に考え、努力しはじめる。

登場人物・キャラクター

芹生 弘隆

大学の写真部に在籍する、一浪の2年生(作中で3年生になる)。無口で冷静な性格の青年。中学時代、全国ベスト8に入るテニスプレイヤーだった。しかし股関節脱臼をこじらせてしまい、選手として活躍できなくなった。大学ではそれほど積極的に活動していなかった。2年生時に写真部で、エキセントリックな性格の唐須弥恵と出会い、恋人同士になり、童貞だった彼ははじめて彼女を抱いた。 唐須弥恵が元恋人の新城一仁の話題を出す度に、静かに嫉妬感情を抱いている。唐須弥恵の中身が全部見えている感じに安心感を感じており、彼女のことも安心させたいと切に願っている。彼女が心中に抱えているややこしい問題を知っていくうちに、救うことができないかと模索しはじめた。

唐須 弥恵

芹生弘隆と同じ大学の写真部で、一浪の大学3年生の女性(作中で4年生になる)。元気すぎて行き過ぎた行動が多く、常にエキセントリックな言動で周りをひっかき回すため、周囲の人間にはほとんど信頼されておらず、先輩たちも芹生弘隆に対して、唐須弥恵からは写真を習うな、と言うほど。様々な男性との交際歴があり、現在付き合っている芹生弘隆をしばしば困惑させる。 好奇心が理性を上回る事が多く、幼稚でプライドが高い。また努力や勉強、待つことがとことん苦手。バックパッカーとして飛び回り、その際にガンジャを使ったことがある。芹生弘隆の前では元彼の新城一仁の話を持ちだして悲しみ、彼を嫉妬させる。 新城一仁とは、一晩でメールを百通送ったり、彼の暴力を受け入れたりしており、あまりに重すぎる関係になったため別れた。書類上の偽装結婚と離婚を外国人としており、戸籍ではバツイチになっている。

西村 澄緒

芹生弘隆の中学2年生(作中で3年生になる)の従姉妹。黒髪ロングヘアの少女。芹生弘隆に好意を抱いており、根っから純粋な性格。芹生弘隆を「ヒロくん」と呼ぶ。犬が大好き。父親には外に女の人がいることをうすうす気づいており、家庭事情に心を痛めていた。高校見学のために芹生弘隆の家に宿泊して、父親の元を訪れようとするも、ある真実を知ってしまう。 家庭の複雑な環境と、芹生弘隆の悩み、自分の恋心の中で、努力していこうとしている。

新城 一仁

芹生弘隆のいる大学の写真部の、真面目で優しい先輩。現役一留。唐須弥恵の元恋人。唐須弥恵が度々彼の名前を出す度に、芹生弘隆が嫉妬している。ハデな動きをしすぎていて、ゆっくり進むのを待つことができず、文句を言い続ける唐須弥恵の重さに疲れ、ストレスを彼女に対して暴力としてぶつけるようになって、別れてしまった。 唐須弥恵のファザーコンプレックスを知っている人物。

弓為 みゆき

ヘアバンドをつけ、ぼんやりした眼の女性。一浪一留。唐須弥恵の親友で、エキセントリックな彼女の行動を冷静に見守りながら、彼女に付き合っている。彼女と新城一仁との関係を知っており、相談役になっていた。今は芹生弘隆にアドバイスしながら、客観的に周囲を見渡している。全力でよっかかっている唐須弥恵に対し、助けてあげたいという感情を持ちつつ、彼女をどうにかできるわけではない、と自覚している。 彼女が新城一仁とうまく行かなかった理由を詳しく知る人物。プロカメラマンを目指し始めた唐須弥恵を見て、いらだちを感じていた。

田村 侑衣

高校3年生で彼氏のいる、ざっくりした性格の女性。唐須弥恵の腹違いの妹。唐須弥恵の母親が死んだ後、父親が母親の妹と再婚している。唐須弥恵とは仲がよく、彼女のことを「前向きなコト言ってるようで悲観主義者」と称している。

内堀

芹生弘隆の所属する大学の写真部の部長のメガネの女性。一浪。一日半箱吸うヘビースモーカーで、常にタバコをくわえている。人をまとめる能力に長けており、みんなをうまくまとめているが、芹生弘隆と唐須弥恵の喧嘩に出くわした時は、あせりを隠せない一面もある。唐須弥恵と新城一仁の間に起きた問題を知っている人物。 みなの空気を読んで、客観的に分析している。

安芸

芹生弘隆の所属する大学の写真部の部員。ショートカットの女性。現役入学生。はっきりものを言う性格で、唐須弥恵の周囲を振り回す行動をよく思っておらず、腹を立てて彼女に文句を言おうとする唯一の部員。唐須弥恵からも嫌われている。

小川

芹生弘隆と同じ大学の写真部にいる。一浪一留。メガネをかけて、貧乏なカメラオタク。カメラ知識が豊富で、写真部でも熱心に活動している。芹生弘隆の従姉妹の中学生西村澄緒に出会った時、初対面で写真を撮らせてほしいと言い出した。

切谷

芹生弘隆の大学写真部にいるメガネの男性。現役入学生。司法試験を目指している。唐須弥恵が荒れている時に、話を聞いてあげることがある。彼女が付き合っていた際新城一仁が起こした騒動を知っている人物。

山脇

芹生弘隆の大学の写真部にいる男性。一浪。芹生弘隆と仲がよく、一緒に昼ごはんを食べたり、彼の部屋に上がりこんだりしている。内堀の後をついで、写真部の部長になる。最初は芹生弘隆に、唐須弥恵が周囲に迷惑をかけているのを、気を使って教えた。その後彼女と付き合い始めた芹生弘隆が悩んでいる時に、度々相談相手になっている。

葵 ゆかり

ふわふわした天然の女性。新城一仁と同学年同学部で仲がよく、彼からは「変なノリ」と称されている。芹生弘隆のいる大学の写真部では、撮られる専用部員。カメラは持っていない。新城一仁とよく一緒にいるのを、唐須弥恵に嫉妬されている。

富さん

芹生弘隆のいる大学の写真部所属。ボサボサの髪の毛にヒゲをはやした、「ナチュラル・ボーン、ビンボー人」。一浪二留。

篠田

芹生弘隆と同じゼミのショートカットの女性。芹生弘隆を飲みに誘い、自分を撮って欲しいと言い出した。

仲居

芹生弘隆が飲み会に参加していた時横に座り、唐須弥恵はフェラチオが上手い、と芹生弘隆に話しかけてきて、喧嘩になった。

書誌情報

ヤサシイワタシ 全2巻 講談社〈アフタヌーンKC〉 完結

第1巻

(2001年6月発行、 978-4063142679)

第2巻

(2002年3月発行、 978-4063142860)

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