あらすじ
20歳の大学生、高槻湊は、ある日遊びのつもりで友達の高校時代の制服を着て渋谷へ出かけるが、そこで義理の弟、高槻透と遭遇する。透に知り合いに似ていると言われた湊は別人だと言い張ってごまかしたが、透はなぜか「女子高生姿」の湊に惚れてしまう。
湊は透をからかおうとデートの約束をしてすっぽかし、実は姉だったとネタバラシをすることを計画。しかし、辛抱強く湊を待つ透の姿を見て、本当のことを言い出せなくなってしまう。
さらに透は湊に携帯電話をプレゼントし、友達になって欲しいと迫る。断り切れなくなってきた湊は、透に現在つきあっている他の女と全部手を切ったらという条件を出すが、本気の透は次々と元カノと別れていく。
メディア化
ドラマCD
2013年2月13日発売第4巻及び2013年12月13日発売第5巻に付属
キャスト;寿美菜子、内山昂輝 ほか
実写映画
2021年初春に公開予定
キャスト:松村北斗、森七菜、小関裕太、堀田真由
登場人物・キャラクター
高槻 湊 (たかつき みなと)
極度な潔癖症の女子大生。大学では「日本史同好会」に参加している。城が好き。小学生の頃に母親が再婚し、同い年の弟・高槻透ができる。旧姓は宇部。ギャル風女子高生姿の野口みなとして透と付き合う。塚口に女子高生姿で会うときは野口みきと名乗る。悩み事があると野口真希に打ち明けると同時に、彼女の家の掃除も行っている。
高槻 透 (たかつき とおる)
親の再婚でできた、高槻湊の同学年の弟。中高生時代は、女性が入り乱れる生活を送っており、それが原因で湊と不仲に。大学になっても女癖の悪さは有名。湊扮する野口みなと付き合ってからは、みな一筋に。友だちが少なく、唯一高校時代からの友人桂だけだったが、「日本史同好会」に入ってから、友人関係が広がった。 ヤドカリを飼っている。
野口 真希 (のぐち まき)
高槻湊の大学友だち。派手なギャル系の格好を好む。野口みきの制服や私服は真希から借りているものが多い。最初、真希の発案により、湊が女子高生姿になることに。また、メイクやヘアスタイルも真希が施している。
桂 (かつら)
高槻透の高校時代からの唯一の友だちで、高槻湊にとっても、高校時代から気さくに離せる数少ない男の子。チョコレートが大好きで毎年透がもらったチョコレートを食べている。中高時代の湊の苦労をリアルタイムで知る数少ない人。
烏丸 真士
小学校時代高槻湊と同じ塾に通っていたメガネの大学生。U大の「日本史同好会」のメンバー。木造建築が好きという理由で、湊と同じく城好き。大学生になりサークル交流会で再会した湊に告白する。妹は烏丸あおい。
塚口 (つかぐち)
高槻湊が所属しているサークル「日本史同好会」の先輩。戦国時代好き。湊が好きだが、まったく気づかれない。女子高生姿の湊、野口みきに恋の相談をする。
中崎 (なかざき)
高槻湊が所属するサークル「日本史同好会」の同期の女の子。戦国コスプレ好きで、よくサークルのメンバーをコスプレをさせコスプレイベントに参加させている。
周 (あまね)
高槻湊が所属するサークル「日本史同好会」の先輩。幕末時代が好き。男性を越えるイケメン女子で、ヅカオーラが漂っている。コスプレをした際は、身動きがとれないほど女子に囲まれた。
川西 (かわにし)
高槻湊が所属するサークル「日本史同好会」の会長。仏像好き。サークルのメンバーが増えないことを気に病み、浪人までしてしまう。激やせをすると、まるで別人に。弟は川西玲。
烏丸あおい (からすま あおい)
烏丸真士の妹。ゲームが大好き。高槻湊が所属するサークル「日本史同好会」のコスプレに参加したことをきっかけに、湊の大学へ進学。「日本史同好会」のメンバーに。花屋敷めぐみとは友だち同士。
花屋敷 めぐみ (はなやしき めぐみ)
烏丸あおいの友人。あおいと一緒に湊の大学へ進学。「日本史同好会」のメンバーに。
中津 (なかつ)
高槻湊が所属するサークル「日本史同好会」のメンバー。歴史の考察が好き。透が抱いた印象は「よくしゃべる人」。
サスケ
高槻湊が所属するサークル「日本史同好会」のメンバー。忍者好き。外国人と思われる。透が知らないような日本語も知っている。
川西 玲 (かわにし れい)
高槻湊が所属するサークル「日本史同好会」のメンバー。湊の潔癖症であるため、掃除が行き届いた部室を見て、「日本史同好会」に入ることを決める。自分で自分のことを玲様と呼ぶように、というほどのナルシスト。川西会長の弟。
集団・組織
日本史同好会 (にほんしどうこうかい)
『ライアー×ライアー』に登場するサークル。高槻湊の通う大学と烏丸真士の通うU大それぞれに同好会がある。ふたつの大学の間では頻繁に交流会が行われており、合同のイベントもよく実施される。
書誌情報
ライアー×ライアー 10巻 講談社〈KC デザート〉
第1巻
(2010-11-25発行、 978-4063656299)
第2巻
(2011-07-25発行、 978-4063656565)
第3巻
(2012-03-24発行、 978-4063656879)
第4巻
(2013-02-13発行、 978-4063657227)
第5巻
(2013-12-13発行、 978-4063657524)
第6巻
(2014-08-12発行、 978-4063657814)
第7巻
(2015-05-13発行、 978-4063658149)
第8巻
(2016-02-12発行、 978-4063658514)
第9巻
(2016-11-11発行、 978-4063658859)
第10巻
(2017-09-13発行、 978-4063659313)