ライジングインパクト

ゴルフと出会ったことにより持って生まれた才能を大きく開花させることになる主人公・ガウェイン・七海を軸に、様々な経緯でゴルフに人生を賭ける人々を描く。連載時は、一度は短期間で打ち切られながら、その後の反響の大きさから約3ヶ月後に再開されるという異例の形で足かけ4年にわたって連載が続いた。なお、連載終了後には主要人物たちの未来と、その子供たちの活躍が描かれた、読み切り作品が発表されている。

概要・あらすじ

女子プロゴルファー・西野霧亜との出会いをきっかけに、ゴルフに魅了された少年・ガウェイン・七海は、世界的なゴルフの名門校であるキャメロット学院に入学。そこで生涯のライバルとなる者たちと出会い、プロゴルファーを目指しながら過酷な試合に挑んでいく。そしてその中で、ギフトと呼ばれる特別な才能を開花させていくこととなる。

登場人物・キャラクター

ガウェイン・七海 (がうぇいん・ななうみ)

小学4年生。福島県出身で、方言が強く残っているハーフの少年。好物はイナゴの佃煮。性格は人懐っこく、明るい。もとはプロ野球選手になるのが夢だったが、プロゴルファーの西野霧亜との出会いによってゴルフに魅了され、世界的なゴルフの名門校であるキャメロット学院の門戸を叩く。 ボールをショットする瞬間、最も飛距離が出せる真芯を「光」として見ることができる特殊な才能(ギフト)・「ライジングインパクト(太陽の光跡)」を持ち、やがてはドライバーでの飛距離は450ヤードを叩き出す。その一方でゴルフに必要不可欠なコントロールショットは苦手で、ほぼストレートしか打つことができない。父親はキャメロット学院の創設者でもある天才ゴルファー、ウーゼル・フェニックス。 キャメロット杯の試合中にパーシバル・ロレンスの打球を頭部に受けたショックで一時的にその血統が覚醒し、旗をへし折ってホールインワンするほどの攻撃的なゴルフを見せた。その状態は作中で「ガウェイン・フェニックス」と呼ばれる。

ランスロット・ノーマン

キャメロット学院日本校の中等部に所属する1年生。イギリス出身。ガウェイン・七海の親友であり、ライバルとなる人物。物静かな性格で、対照的なガウェイン・七海と出会った頃は敵対視していたが、やがては彼にゴルフが持つ精神性を伝える。かつてないほどの強敵であるトリスタン・リオネスのプレイの前に大きな挫折を味わった際には逆にガウェイン・七海の言葉によって精神的に立ち直るなど、互いに切磋琢磨しながら支えあう関係となる。 「パターの天才」と呼ばれ、カップインまでのパッティングラインが輝いて見えるギフト・「シャイニングロード(月の導き)」を持つ。その才能により、グリーン上だけでなく、グリーンの外から70ヤードの距離を一打のパットで沈めたこともある。 なお、ルックスは非常に女性的で、しばしば性別を間違えられる。自身と同じくゴルフの才能に恵まれながら、とある事情から失明の危機にある姉、カジェリ・ノーマンを何よりも大事にしている。

西野 霧亜 (にしの きりあ)

ガウェイン・七海をゴルフの道へと導いた女子プロゴルファー。21歳。12歳年下の妹・西野胡桃がいる。福島県を訪れた際にガウェイン・七海と出会い、その後、本格的にゴルフの指導をするために都内の自宅に彼を下宿させる。そして彼にとって大きな精神的支柱となっていく。なお、「完結編」においてはガウェイン・七海と師弟関係を超えて結婚し、彼との間に息子の七海太陽をもうけていることが描かれている。

西野 胡桃 (にしの くるみ)

西野霧亜の年の離れた妹で、ガウェイン・七海とは同い年。妄想癖が強く、また年の割にはませた言動が多い。ランスロット・ノーマンを熱烈に愛しており、その想いは「完結編」においてついに彼と結婚という形で実を結ぶ。

トリスタン・リオネス

ガウェイン・七海やランスロット・ノーマンの強力なライバル。キャメロット学院イギリス校に在学し、同世代のゴルファーの中では突出した実力を持つ。風の動きを完璧に把握し、視覚として認識できるギフト・「フォーリングスター(風の流星群)」の持ち主。特に中距離のアイアンによるショットを得意とし、カップまでの距離が120ヤードまでなら確実に1打で決める。 そしてショートホールであれば、ほぼホールインワンとなる。さらにキャメロット杯の個人戦においては、160ヤードのチップインを見せている。生い立ちについては苦労が多く、自分にゴルフを続けさせるために過労で他界した父の思いを執念に変え、自らのゴルフを突き詰める。 その孤高とも言えるスタンスと、圧倒的すぎるゴルフの実力は他人を遠ざけることにつながっていたが、ガウェイン・七海やランスロット・ノーマンと出会ったことで、はじめてゴルフの勝負に楽しみを覚えることになる。

パーシバル・ロレンス

キャメロット学院イギリス校に在学する女子小学生。小柄な体格に似合わない60インチのドライバーを愛用し、世界一の飛ばし屋を目指す。そのため、同じく小柄で飛ばし屋志向のガウェイン・七海には、対抗心を燃やすと同時に共感を抱くことも多い。キャメロット杯では英国代表のひとりとして参加し、団体戦でトリスタン・リオネスとペアを組む。 そして個人戦ではガウェイン・七海らと共にコースを回っていたが、その試合中に自分の打球が彼の額に当たったことがきっかけとなり、「ガウェイン・フェニックス」と呼ばれる能力の覚醒状態を呼び起こす。

リーベル・リングヴォルド

キャメロット学院日本校に在籍。小学6年生。ガウェイン・七海の友人。キャメロット学院ではトップクラスの実力を持ち、特に苦手とするクラブもないオールラウンダー的なプレイヤー。しかし、かつて参加した大会でスコアを不正申告したという自責の念から自分にはゴルフをする資格が無いと思い悩み、本気でプレイすることができなくなっていた。 だが、ガウェイン・七海との出会いは、ふたたびゴルフへの情熱を取り戻すきかっけとなる。また、講師のアリア・セイフォートには年上の異性として淡い思いを抱いており、彼女の前では力んでしまうという弱点を持っている。「完結編」においては、日本校で共に学んだプラタリッサ・ボネールと結婚。

チャールズ・リビングストン

ガウェイン・七海の良き理解者。その太めの体格から、「チャルデブ」と呼ばれている。キャメロット学院アメリカ校に在籍し、キャメロット杯にはアメリカ代表のひとりとして参加。個人戦でガウェイン・七海とパーシバル・ロレンスと共にラウンドしたことから、能力が覚醒した「ガウェイン・フェニックス」のスーパープレイを目の当たりにすることになる。 そして、その潜在能力に惚れ込み、やがては彼のキャディーとしてパートナーを組むことになる。

東堂院 戎 (とうどういん かい)

キャメロット学院日本校に在籍。中等部の3年生で、日本校のリーダー的存在。また、黒峰美花とは幼なじみの関係。性格はやや短気だが、情には厚い。ただし、ファッションセンスは非常に独特であることが作中でもたびたび指摘されている。55インチのドライバーを愛用し、400ヤードショットを可能としている。 しかし、キャメロット杯後にかつて先輩だった須賀川紅葉と、黒峰美花を巡ってドライビングコンテストで勝負した際、どうしても勝ちたいという思いから80インチのドライバーを使用した捨身のショットを敢行したことから肩の腱を切ってしまい、勝利と引き換えにゴルファーの道を断念する。その後はゴルフクラブの職人となり、黒峰美花と結婚していることが「完結編」では描かれている。

黒峰 美花 (くろみね みか)

キャメロット学院日本校に在籍。中等部の2年生の女子。東堂院戎の幼なじみ。長い黒髪と、ホラー映画さながらのオーラが特徴。執念深いプレイスタイルを信条とし、特にパットでは蛇が這うようなパッティングラインを見ることができるギフトを持つ。そのため、同じくパットを得意とする編入生のランスロット・ノーマンには強いライバル心を燃やす。 そして本来ならキャメロット杯に出場するはずだったが、彼とのパッティング技術を競った直接対決に敗退し、出場権を譲渡。ゴルフに対する取り組みは真摯であり、その後もパターの猛練習を続けている。「完結編」では東堂院戎と結婚し、息子の東堂院善をもうけていることが描かれている。 なお、基本的には努力家で美人という人物であるため、彼女に好意を寄せる男子は少なくないのだが、その相手はなぜか金園秀美や須賀川紅葉など、クセの強い人物ばかりである。

李 王煉 (り おうれん)

キャメロット学院日本校に在籍。小学生とは思えない落ち着きと風格を持つ5年生の男子。姉の李光鈴がキャメロット学院英国校に在籍している。風の動きや天候などを読むことに長け、またイメージトレーニングでコースを周ったかのように把握するなど、様々な感覚に優れる。試合においては常にパーを狙う堅実なプレイスタイル。 非常に無口ではあるが、ときには級友に気遣いを見せるなど、周囲との大きなトラブルはなかった。しかし後に、姉とともにグラール・キングダムから送り込まれていたスパイであることが判明する。キャメロット杯終了後はグラール・キングダムに戻り、その後キャメロット学院とグラール・キングダムが合併したアヴァロン学院で気功師となっていることが、「完結編」では描かれている。

小泉 祐美子 (こいずみ ゆみこ)

キャメロット学院日本校に在籍する小学生5年生の女子。女子Jr.チャンプの実力を持ち、ガウェイン・七海、ランスロット・ノーマンと最初に対戦した相手。特にアイアンでのショットを得意とし、強烈なバックスピンでグリーンを的確に狙う。愛称は「ゆみぷー」。性格はサバサバしているが、ときに気持ちが冷めやすいという形となってその性質が出ることがある。 当初はランスロット・ノーマンに好意を寄せていたが、あることがきっかけとなり急速に気持ちが離れたほか、ゴルフに対しても周囲の者が成長してくると共に情熱を失っているかのような言動が見られるようになる。しかし、最終的には女子プロゴルファーの道を選んだことが「完結編」で触れられている。

ライザー・ホプキンス

キャメロット学院日本校に在籍。小学6年生の男子ながら、見た目はすでにおじさん的な風貌を持つ。キャメロット学院に編入してきたガウェイン・七海と最初に対決した相手で、得意のドライバーでドライビングコンテストを挑むが、ガウェイン・七海の見た目からは想像がつかない飛距離にあえなく敗退。 その後は互いに打ち解け、仲の良い友人となった。しかしプレッシャーに非常に弱く、キャメロット学院では万年Cクラスという辛酸を嘗めていた。また、そのメンタルの弱さを六条若葉つかれ、キャメロット学院を裏切ってグラール・キングダムに寝返ることとなってしまう。

プラタリッサ・ボネール

キャメロット学院日本校に在籍する小学5年生の女子。イギリス出身。姉のスフィーダ・ボネールと共にキャメロット学院イギリス校に入学を志望するが、姉だけが合格したために単独で日本校に入学することとなる。そして渡日の際、両親からキャメロット杯で姉と同等以上のスコアを出すまで戻ることを許さないと告げられたため、当初は周囲を敵に回してでも勝負に対してシビアな姿勢を貫いていた。 結果的にその目標は実現できなかったものの、事情を知るイギリス校のアイス・カーマインらの助力で姉と和解。そして本来の明るい性格を取り戻すと、ゴルフのプレイスタイルものびのびしたものとなり、スコアも伸ばすことになった。 数年後、日本校で共に過ごしたリーベル・リングヴォルドと結婚したことが「完結編」で描かれる。

スフィーダ・ボネール

キャメロット学院イギリス校に在籍。日本校に通うプラタリッサ・ボネールの姉。ゴルフの実力は妹よりも上だが、手のかかる妹ばかりが両親の愛情を受けているとの思いが鬱積しており、彼女が日本へ旅立つときに感情が爆発。それ以来、妹とは険悪な関係となっていた。キャメロット杯でイギリス校の代表のひとりとして試合に参加し、彼女ともスコアを争うこととなったが、周囲の助けでようやく和解。 ふたりにとって良き日の思い出の品であるチョーカーを妹に託した。その姉妹の和解に尽力してくれたアイス・カーマインには好意を抱かれており、それについては本人も悪い気がしていない様子が見られる。

金園 秀美 (かなぞの ひでみ)

キャメロット学院日本校の中等部1年生。学院のスポンサーの息子であり、そのコネでゴルフの実力が不足しているにも関わらず不正に入学。なんとかCランクにとどまって退学にならないよう、改造クラブを使うなどの姑息な手段を使う。しかし親の夢を押し付けられ、さらに事情を知るハーシィ・エポアや荒井大地には道具の手入れをはじめとする下働きを強要されるなど、同情すべき点も少なくない。 学院の卒業後はゴルフと関係のない道を選び、お笑い芸人としてテレビにも出演している。

アリア・セイフォート

キャメロット学院日本校でガウェイン・七海たち小等部を担当する女性教員兼コーチ。元プロゴルファー。金髪のロングヘアに眼鏡というルックスや言動から冷徹な印象も与えるが、生徒たちに対する愛情は非常に強い。そのため、中等部を担当するドルファ・ベントレーが生徒を侮辱するかのような発言をした際には怒りを露わにしている。 プロゴルファー時代はランスロット・ノーマンの姉であるカジェリ・ノーマンと腕を競っていたが、誤って打球が彼女に当たってしまい、失明の危機となる怪我を負わせてしまったという過去を持つ。

ドルファ・ベントレー

キャメロット学院日本校でランスロット・ノーマンたち中等部を担当する男性教員兼コーチ。不遜な態度が目立ち、日本校の生徒をイギリス校やアメリカ校よりも一段レベルが低いと思っている。また、日本校の給与に対する不満も口にして憚らない。しかし、実際のところはキャメロット学院の中で自分が指導力不足だと評価されていることへの裏返しに過ぎない。

片瀬 瞳 (かたせ ひとみ)

ガウェイン・七海たちのフォーム改善に大きな役割を果たす。キャメロット学院日本校の教員。女性のような名前だが、風貌は「冴えない中年サラリーマン」のような男性。そのルックスのせいもあって当初は生徒たちに実力を疑われていたこともあったが、傘をゴルフクラブがわりに使って打球を遠く離れたターゲットに当てるという超絶テクニックを見せてからは絶大な信用を得る。 ぎっくり腰が原因で引退したが、かつては全英オープンに出場経験もあり、「カミカゼ」と海外選手に恐れられたこともある元プロゴルファー。後進の育成に当たるようになってからの指導力も非常に優れており、ワンショットを見るだけでその者の苦手としていることや改善点を見抜くことができる。

クエスター・フェニックス

ガウェイン・七海とは従兄弟の関係でもあるライバル。キャメロット学院アメリカ校に所属し、同校のトッププレイヤーと言うべき存在。ガウェイン・七海と同じく「ライジングインパクト(太陽の光跡)」のギフトを持つ。また、彼と同じくドライバーを得意とし、最初は飛距離を競ってガウェイン・七海のプライドを打ち砕いたが、キャメロット杯の中で逆に飛距離で敗北を喫して自信を喪失してしまう。 父親のアーサー・フェニックスは、ガウェイン・七海の父であるウーゼル・フェニックスと双子の兄弟。その父親との間には確執があったが、彼の死の直前に和解し、父の作ったグラール・キングダムへと移って指揮を執ることになる。 「完結編」ではブリジット・バーロウと結婚し、一児の父となっていることが描かれている。

ビルフォード・クーパー

キャメロット学院アメリカ校に所属。同校のリーダー的存在で、クエスター・フェニックスの信頼も厚い。当初は日本校を一段低く見ているかのような言動もあったが、次第に人格者としての側面を強くしていく。クエスター・フェニックスがグラール・キングダムに移ったことに伴い、彼も同校に編入。 その後、キャメロット学院とグラール・キングダムが統合されて誕生したアヴァロン学院の理事長となっていることが「完結編」では描かれている。ジュニア時代のプレイヤーとしての実力もトップクラスで、特にアイアンでのコントロールショットを得意とする。

ブリジット・バーロウ

キャメロット学院アメリカ校に所属。いわゆる「不良娘」的な風貌で、短気な性格。キャメロット杯で出会った日本校の小泉祐美子とは常に衝突している。実はグラール・キングダムがキャメロット学院の実力を測るために送り込んだスパイのひとりだったが、クエスター・フェニックスとはゴルフを始める以前の不良少女時代から出会っており、父親との確執が原因で人間不信に陥る彼に興味を持つ。 そして生まれ育った環境の違いを超えて、つながりを深めていく。

六条 若葉 (りくじょう わかば)

グラール・キングダムに所属するプレイヤー。女性的なルックスの小学6年生男子。しかしその見た目や年齢には似つかわしくない、対戦相手を精神的に攻撃し、破滅させる残酷なプレイスタイルが特徴。特に苦手なクラブは無く、あえて相手とまったく同じところに打ち続けて苛立たせるといった芸当すら見せる。 ガウェイン・七海やリーベル・リングヴォルドたちキャメロット学院日本校の際立った選手をグラール・キングダムにスカウトするために現れたが、友人に対する仕打ちに激怒したリーベル・リングヴォルドに試合で敗れる。

須賀川 紅葉 (すかがわ こうよう)

六条若葉と共に、キャメロット学院の生徒をグラール・キングダムにスカウトする目的で登場。筋骨隆々の肉体を持つ巨漢で、年齢的には高校1年生だが、2年前にすでにヤケ酒をあおる描写すらある人物。かつてはキャメロット学院日本校に在籍し、東堂院戎とは親しく交流していたが、暴力事件による負傷が原因で退学。 また、その負傷の際に手当を受けたときから黒峰美花に好意を寄せており、彼女を巡って東堂院戎とぶつかることになる。ゴルフでは見た目通り、ドライバーを片腕で振り抜くパワープレイヤーであるが、コントロールショットやパターも苦手というわけではなく、極めて高い実力を持つ。

アシュクロフト・サラゼン

グラール・キングダムに所属するプレイヤー。キャメロット学院イギリス校のトリスタン・リオネスやパーシバル・ロレンスをスカウトするために登場。自分よりも実力の劣る選手を容赦なく殴りつけるなど、冷徹な性格。また、一打見ただけで相手の得意ショットをそっくりにコピーしたうえに改良してみせるギフト・「プライドスナッチ(誇りの略奪)」の使い手でもある。 その能力の本質は、対象の骨格や筋肉性のひとつひとつを解析するというもの。しかしトリスタン・リオネスのショットには改良の余地がなく、自身の肉体の限界を超えたショットをコピーしたことで拳を傷めて勝負に敗北する。将来はそのギフトの特性を活かし、アヴァロン学院の専属医師となっていることが「完結編」では描かれている。

七海 大造 (ななうみ たいぞう)

ガウェイン・七海の祖父で、彼の母親である七海笑子の父親。早くに母親を亡くした孫のガウェイン・七海を男手ひとつで育て上げる。ゴルフクラブ作りの職人としてもその名を知られる人物で、「円卓12(リングトゥエルブ)」と呼ばれる、「幻の名器」とも言われるゴルフクラブを作り上げる。 キャメロット杯の優勝者に与えられるのは、そのレプリカである。

七海 笑子 (ななうみ しょうこ)

ガウェイン・七海の母親。画家であり、「円卓12(リングトゥエルブ)」のデザインも手がける。ガウェイン・七海が絵を得意とするのは、母親譲りの才能である。また、性格も息子と同じく明るくて人懐っこい。しかし体が弱く、ガウェイン・七海を産んだ年の夏に亡くなってしまう。

ウーゼル・フェニックス

ガウェイン・七海の父親。伝説的な才能を持つプロゴルファーで、息子と同じく「ライジングインパクト(太陽の光跡)」のギフトを持つ。キャメロット学院の創設者でもあるが、その後忽然と姿を消してしまう。

アーサー・フェニックス

ガウェイン・七海の父親であるウーゼル・フェニックスの双子の弟。グラール・キングダムの創設者で、クエスター・フェニックスの父親でもある。兄と同じくプロゴルファーだったが、プレイヤーとして兄を超えることができず、さらに想いを寄せていた七海笑子までも兄に奪われたことから、憎悪の念を募らせていく。 そのことが兄の創設したキャメロット学院を叩き潰すためにグラール・キングダムを立ち上げる強い動機となっている。そうした経緯からキャメロット学院の関係者とは対立関係にあるが、自らが指導する生徒たちからの信頼は厚い。しかし胸に腫瘍があるという異変を圧してまで指導を続けたことが原因となり、志半ばで倒れてしまう。 そして息子のクエスター・フェニックスに遺志を託してこの世を去る。

場所

キャメロット学院 (きゃめろっとがくいん)

『ライジングインパクト』の主な舞台となる、世界的に有名なゴルフの名門校。ガウェイン・七海の父親であるウーゼル・フェニックスが創設者で、イギリス、アメリカ、日本に開校されている。中でもイギリス校が最もレベルが高く、学校対抗で行われる「キャメロット杯」では、過去10年でイギリス校が8回優勝。残り2回はアメリカ校の優勝で、日本校の優勝は過去一度もない。 そのため、日本校のことを「落ちこぼれの集まり」や「オマケ」と呼ぶものが生徒ばかりか教員にも存在している。また、学年とは別にゴルフの成績によるランク分けがされており、対外的な公式試合に出場できるのはAクラスの生徒にしか許されていない。そして最低ランクのCクラスにも残れない者は、退学を余儀なくされる。 それぞれの学校内には独自のゴルフコースが造られており、あらゆる事態を想定した非常に個性的なホールが多数存在する。

書誌情報

ライジングインパクト 全17巻 集英社〈ジャンプ・コミックス〉 完結

第1巻

(1999年5月発行、 978-4088727165)

第2巻

(1999年6月発行、 978-4088727318)

第3巻

(1999年12月発行、 978-4088728049)

第4巻

(2000年2月発行、 978-4088728278)

第5巻

(2000年4月発行、 978-4088728506)

第6巻

(2000年6月発行、 978-4088728742)

第7巻

(2000年8月発行、 978-4088728957)

第8巻

(2000年10月発行、 978-4088730233)

第9巻

(2000年12月発行、 978-4088730486)

第10巻

(2001年3月発行、 978-4088730882)

第11巻

(2001年5月発行、 978-4088731117)

第12巻

(2001年8月発行、 978-4088731452)

第13巻

(2001年10月発行、 978-4088731711)

第14巻

(2002年2月発行、 978-4088732213)

第15巻

(2002年4月発行、 978-4088732510)

第16巻

(2002年6月発行、 978-4088732732)

第17巻

(2002年8月発行、 978-4088732961)

ライジングインパクト 全10巻 〈集英社文庫 コミック版〉 完結

第1巻

(2007年1月発行、 978-4086185561)

第2巻

(2007年1月発行、 978-4086185578)

第3巻

(2007年3月発行、 978-4086185585)

第4巻

(2007年3月発行、 978-4086185592)

第5巻

(2007年4月発行、 978-4086185608)

第6巻

(2007年4月発行、 978-4086185615)

第7巻

(2007年5月発行、 978-4086185622)

第8巻

(2007年5月発行、 978-4086185639)

第9巻

(2007年6月発行、 978-4086185646)

第10巻

(2007年6月発行、 978-4086185653)

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