概要・あらすじ
野村真は中学2年生の少女。大好きな漫画家、なめた次郎に妄想片想いをしたり、不登校の水上たまきと創作ダンスを考えたり、親友・板東英子と少しすれ違いになったりといった日々を過ごしていた。彼女達の日常は、呑気だけど切実。そして周りの景色はいつの間にか回転木馬(ラウンダバウト)のようにくるくる回っている。
登場人物・キャラクター
野村 真 (のむら まこと)
ショートヘアーの女子。 市立春日局中学校2年生の14歳。バドミントン部に所属。姉の野村優によって漫画・『まことちゃん』の主人公沢田まことのようにされた髪型にされるが、気に入ってそのまま過ごしている。保健体育の授業で避妊を学んだ後、そこに至るまでの過程が知りたいと友達とAV鑑賞を決行したり、大ファンの漫画家・なめ田次郎の体調を心配してプロティンを送ったりと、少しずれた感性の持ち主。 友達思いだが、空気を読まない行動に出てしまうこともしばしば。同じクラスの男子・黒柳徹とはお互いなんとなく意識する仲。夢は着物デザイナーになってなめ田次郎と結婚する事と公言している。
板東 英子 (ばんどう えいこ)
お下げ髪の女子。 市立春日局中学校2年生の14歳で、野村真の同級生。てきぱきして進んでまとめ役になっているが、実は言葉遣い一つにも細やかに気を使ってしまう性格。野村真とは仲がいいつもりだが、そうした性格のためか彼女といると損をしている気にさせられる。ソフトボール部に所属し、ポジションはキャッチャー。 野球部の杉浦に好意を持っている。
水上 たまき (みずかみ たまき)
肩まで伸ばした黒髪の少女。市立春日局中学校2年生の14歳で野村真と同級生だが、学校へは行っていない。毎週金曜日に担任の草野博の訪問を受けている。同級生達と会うことは避けていたが、学校帰りに強引に呼び止められた野村真とはよく話をするようになった。いとこの恩田真樹の個展に野村真を誘うが、彼女が無断で板東英子を連れて来てしまい戸惑う。
木下 喜乃 (きのした よしの)
二つ結びの女子。市立春日局中学校2年生の14歳で野村真と同級生。豪邸に住み、野村真や板東英子から羨ましがられている。弁護士の母とは折り合いが良くない。1年前に出て行った父は、別の女性との間に子供をもうけている。同級生のざべ(笠辺崇)から好意を持たれている。