概要・あらすじ
20世紀後半、人々の意識が創った夢の世界・R-ドリームでは、人類を破滅に向かわせる存在ゼルと人類の戦いが繰り広げられていた。その後R-ドリームは閉じられ、かつての希望の戦士リュオンだけがR-ドリームに取り残されていた。もう誰もR-ドリームに入ってこないという絶望から自らの記憶を封じ込め、人類を破滅に向かわせる存在・ゼルと戦い続けていたリュオンは、ゼルと相反する力・フィーン・フィールドのかけらを集めることに小さな希望を見い出していた。
そこに懐かしい戦友ホクトが出現する。十数年ぶりにリュオンと再会したホクトは喜ぶが、リュオンは、ゼルが造り出した幻覚ではないかと疑い、なかなか心を開けない。
ゼルと戦いながら移動したふたりは、巨大な大樹となった世界樹ゼルの中に閉じ込められた、フィーン・フィールドのかけらを救出しに向かう。
登場人物・キャラクター
リュオン
人々の意識が創った夢の世界・R-ドリームで誕生した、希望の戦士。現実世界に肉体が存在しないため、R-ドリームが閉じられた際、ひとりでR-ドリームに取り残されてしまった。戦う人々がいなくなっても、人類を破滅に向かわせる存在・ゼルと闘い続けながら、ゼルと相反する力・フィーン・フィールドのかけらを集めることに小さな希望を見い出す。
ホクト
R-ドリームが閉じられる以前に、リュオンと共に戦っていた戦士。R-ドリームが閉じられた後、現実の世界でイラストレーターになっていた。十数年ぶりに再びR-ドリームを訪れ、リュオンと再会する。
場所
R-ドリーム (あーるどりーむ)
20世紀後半に、人々の意識によって創られた夢の世界で、人類を破滅に向かわせる存在・ゼルと人類の戦いが繰り広げられていたところ。しかし時が経つにつれ不安定になり、遂に現実世界の人間の意識が入り込めない、閉じられた世界になってしまった。
フィーン・フィールド (ふぃーんふぃーるど)
『リュオン』に登場する、不思議な空間。R-ドリームが閉じられる以前は少女の姿をしていたが、現在は大小さまざまな球体状のかけらになって、R-ドリーム内に存在している。人類を破滅に向かわせる存在・ゼルと相反する、自然と調和する力を持っている。リュオンは、少しずつ集めたかけらを融合させ、フィーン・フィールドを大きく育てている。