レッケン!

ヤンキーっぽい見た目から友達のできない男子高校生が、武田信玄の生まれ変わりを自称する歴女、BL好きの腐歴女、武器好きな武具歴女など、変わり者ばかりが集う歴史文化研究部に強制的に入部させられ、振り回される日々を描く、ドタバタ4コマ学園ギャグ漫画。「月刊少年マガジン」2011年6月号から2015年5月号と月刊少年マガジン増刊の「月刊少年マガジンプラス」に掲載された。

概要・あらすじ

高校に入学した幸村彼方は、武田信玄の生まれ変わりを自称する歴女の先輩に、真田幸村と同じ「幸村」という名前であることを理由に、強引に歴史文化研究部へ入部させられる。歴史には興味のない幸村だったが、BL好きの腐歴女の先輩や武器好きな武具歴女の同級生に囲まれ、慌ただしくも楽しい部活動が始まるのだった。

登場人物・キャラクター

幸村 彼方 (ゆきむら かなた)

公立馬御子(まごこ)高校に入学した高校1年生の男の子。身長は172cmで、血液型はO型。サイドと後頭部以外を金髪に染めており、目つきも悪いため周囲の生徒からはヤンキーと勘違いされ、近寄りがたいと思われている。しかし不良ではなく、友達が欲しいと思っている甘いものが大好きな普通の少年。入学早々、校内で出会った先輩の武田小春から歴史文化研究部に勧誘される。 歴史に興味はないため断るものの、真田幸村と同じ「幸村」という名前であることを知られ、強引に入部させられる。「幸村」というのが実は苗字であることを言い出せないまま、歴史文化研究部の活動に強制的に参加させられ、さらに部長に祭り上げられて慌ただしい学園生活を過ごすことになる。 部員から真田六文銭としてプレゼントされた5円玉6枚の首飾りを律儀につけている。大の甘党で、甘い物を出せばどんなことでも簡単に買収される。種ヶ島なたねからは「ユッキー」と呼ばれる。

武田 小春 (たけだ こはる)

公立馬御子(まごこ)高校2年生の女子生徒。自分を武田信玄の生まれ変わりと信じている歴女。真っ赤な髪のロングヘアをツインテールにし、学校の制服の上に甲冑をつけている。誕生日は武田信玄と同じ12月1日。歴史文化研究部の部長代理で「部将(ぶしょう)」を名乗る。幸村彼方が真田幸村と同じ「幸村」という名前であることから、強引に入部させた。 一人称は「私」。運動神経はバツグンで、中学時代は剣道で全日本優勝を果たしたほど。実は可愛い物好きという女の子らしい一面があり、にゃん虎侍(にゃんこざむらい)というマスコットグッズが大好きなのだが、武田信玄の生まれ変わりという設定上、そのことは隠している。また、幽霊が大の苦手であることも、強がりを見せて隠している。 普段はサラシを巻いているのでわからないが、胸は大きい。成績は古文と日本史だけは満点だが、ほとんどの教科は平均以下。刃物や古い物から離れれば離れるほど「信玄電波」がオフになり、情緒不安定になってしまう弱点がある。種ヶ島なたねからは「ハルるん」と呼ばれる。

中大路 みやび (なかおうじ みやび)

公立馬御子(まごこ)高校2年生の女子生徒。歴史文化研究部で計画管理や作戦立案を担当する「部師(ぶし)」。自他ともに認める腐歴女で、戦国のBLも好きだが、特に好きなのは新選組。幸村彼方も「受け」と認定し、隙あらば妄想を始める。昨年の学園祭でミス1年生に輝いた巨乳の持ち主で、水色のロングストレートヘアの美女。百合系もいけて、武田小春を「ハルちゃん」と呼び嫁扱いする。 京都弁を話す。実家は中大路神社で、そこの巫女も兼任している。運動神経は壊滅的に悪い。好きな人は土方歳三。一人称は「ウチ」。種ヶ島なたねからは「みやびん」と呼ばれる。

種ヶ島 なたね (たねがしま なたね)

公立馬御子(まごこ)高校1年生の女子生徒。幸村彼方と同じ1年B組に在籍している。歴史文化研究部で刀や鎧を作る担当の「部工(ぶこう)」。黒髪のショートカットで、触覚のような2本の短いアホ毛が特徴。背が低く、背中に背負ったカゴに模造刀や槍、鎖鎌などさまざまな自作の武器を入れている。武田小春が身に着けている鎧も、種ヶ島なたねが作ったもの。 また、体中に苦無や手裏剣などの暗器を忍ばせている。祖父は日本刀鍛冶の人間国宝で、両親は刀を取り扱う古物商として名をはせているため、刀成金で家は裕福。目標は本物より斬れる模造刀を作ること。百合系ではないが、女子高生のおっぱいが見たいので女子生徒の身体測定を一緒に覗きに行こうと幸村を誘う。 好きな人は長船長光。一人称は「ボク」。

キャサロール・エレク (きゃさろーるえれく)

公立馬御子(まごこ)高校に勤務する女教師で、歴史文化研究部の顧問を務めている。年齢は29歳。貧乳といまだ独身であることが悩みのタネ。褐色の肌に赤い瞳、銀髪と、外国人と思われる。般若の面を愛用しており、厳しい生徒指導は生徒から恐れられているが、部員の課外活動に車を出してくれたりと面倒見はいい。大の酒好き。

上杉 景子 (うえすぎ けいこ)

公立馬御子(まごこ)高校2年生の女子生徒で、剣道部のエースを務めている。紺色のロングストレートヘアーの美少女だが、胸は小さい。武田小春からは、上杉謙信の生まれ変わりと勝手に言われて迷惑している。中学時代に剣道の大会の決勝で小春に敗れて以来、剣道でも学業でも打倒小春に闘志を燃やしている。しかし、毎回返り討ちに遭い、ふんどしを着用させられるなどの恥辱的な罰を受けている。 とても純情で、中大路みやびが作成したBLの絵が描かれたカルタ札を見た際は、顔を真っ赤にしていた。種ヶ島なたねからは「上チン」と呼ばれる。

種ヶ島 香澄 (たねがしま かすみ)

公立馬御子(まごこ)高校3年生の女子生徒で、種ヶ島なたねの姉。歴史文化研究部で情報収集を担当する「部忍(ぶにん)」。身長は175センチ。紫色のロングヘアを後ろでまとめている。視力が悪く、眼鏡がないとろくに見えない。極度の気弱で人見知りなうえ、引っ込み思案で後輩にも敬語で話す。武田小春のくノ一が欲しいという思いつきによって捕まり、忍者にさせられたが、もともと忍者が好きだったこともあり、小春を「御屋形様」と呼んで活動している。 妹が大好きで、部活動の一環である「日本名所巡礼の旅」に出かけた際は、妹の写真を撮りまくる。好きな人は服部半蔵。

大谷 あき (おおたに あき)

公立馬御子(まごこ)高校の1年B組に在籍する、幸村彼方のクラスメイトの女の子。幸村に思いを寄せている。生徒会長の信長真央によって、無理矢理に生徒会の会計に任命された。本名はストーリー終盤まで明かされず、コミックス巻頭の人物紹介では「幸村のクラスメイトちゃん1」と記載されていた。幸村に手作りのバレンタインチョコを渡そうとする。 石田辰美からは「アッキー」と呼ばれる。

石田 辰美 (いしだ たつみ)

公立馬御子(まごこ)高校の1年B組に在籍する、幸村彼方のクラスメイトの女の子。年齢は16歳。生徒会長の信長真央によって、無理矢理に生徒会の書記にさせられる。幼少期からの膨大な書き取り練習によって、習字とペン字は有段者を凌ぐほどの腕前。好きな言葉ほど達筆になるという芸術家肌なスキルを持つ。友人の大谷あきが幸村に思いを寄せていることに気づいており、友達の恋路を邪魔したくないという思いはあるものの、大谷が不良っぽい幸村に染まってほしくないと考え、悩んでいる。 本名はストーリー終盤まで明かされず、コミックス巻頭の人物紹介では「幸村のクラスメイトちゃん2」と記載されていた。あきからは「みっちゃん」と呼ばれる。

武田 秋緒 (たけだ あきお)

武田小春の弟で、中学3年生。小春の影武者をさせられるため、女装していることもある。女装すると女の子にしか見えないほど可愛らしい顔立ちをしている。姉の影武者として、毒味役やアリバイ工作、宿題代理などにこき使われているが、ドMなので喜んでいる。高2の姉の宿題を片付けられるほど頭がいいにもかかわらず、公立馬御子(まごこ)高校に進学を希望している。 運動神経はあまりよくない。

信長 真央 (のぶなが まお)

公立馬御子(まごこ)高校の生徒会長を務める女子生徒。ピンク色のショートカットの髪型で小柄だが、「魔王様」や「会王」を名乗るドSな性格で「他人の不幸」が大好き。織田信長を信奉する織田歴女で、以前は歴史文化研究部に「部王(ぶおう)」として在籍していたが、武田小春と衝突することが多く、1年前に退部して生徒会に入った。 演説で生徒の心をつかむのがうまく、副会長から生徒会長に昇格した。その後も歴史文化研究部を潰そうと画策し、なにかと小春と対立する。

末永 (すえなが)

日辻(ひつじ)高の剣道部主将を務める女子生徒。中学時代に剣道の千葉大会準決勝で武田小春に敗れたことがあり、高2の時に再戦する。中学時代は妨害工作を行うなどの黒い噂があり、「キツネの末永」と呼ばれた。小春対策として、防具に小春の好きなにゃん虎侍のグッズを仕込んだ防具を使う。

こなた

幸村彼方の姉。公立馬御子(まごこ)高校から30分ほど離れたところにある私立大学・三國中央大学に通う女子大生。キス魔のブラコンで、隙あらば弟の幸村にキスしようとする。大学では会長の武田夏虎に頼み込まれ、歴史文化研究会に所属している。

武田 夏虎 (たけだ なつとら)

武田小春の兄で、私立大学・三國中央大学に通う大学生。眼鏡をかけたクールなイケメン。歴史文化研究会の会長を務めている。小春の幼い頃から武田信玄の生まれ変わりと吹き込み、歴史の知識も叩き込んだ張本人。しかし、名前に信玄の父・武田信虎と同じ「虎」の字があることを理由に小春によって家から追放された。再会した小春を「妹上」と呼ぶ。 しかし、現在は三国志にハマっており、戦国史と三国志はもっとも相容れぬと考える小春によって、復縁は拒絶された。

伊達 真琴 (だて まこと)

公立馬御子(まごこ)高校に入学してきた新1年生の女子生徒。「我こそ現代の伊達政宗を継ぐ者」と名乗る歴女で、眼帯をして大きなリボンを付けている。現代の真田幸村がいると聞いて新入部員勧誘中の歴史文化研究部を来訪し、二刀ハリセンで幸村彼方に勝負を挑んでくる。そのまま武田秋緒と一緒に歴史文化研究部に入部した。 最終話にのみ登場。

集団・組織

歴史文化研究部 (れきしぶんかけんきゅうぶ)

公立馬御子(まごこ)高校に1年前に作られた文化部。顧問はキャサロール・エレク(キャシー先生)が務めている。部員は、3年生の種ヶ島香澄、2年生の武田小春、中大路みやび、1年生の種ヶ島なたね、幸村彼方の5名。通称は「歴女研」だったが、男子生徒の幸村が入部したことで「歴研」と改めた。部室は校舎の屋上にあり、屋根もないが、農園を作って作物を栽培したり、刀や鎧を作る炉を設置したりと、好き放題ができるので部員たちは気にしていなかった。 だが、幸村の努力によって屋上に小屋が建てられた。その小屋には「真田丸」と名付けられる。活動としては定期的に日本の名所を旅行する「日本名所巡礼の旅」を行っている。また、1学期(夏)、2学期(秋)、3学期(冬)の年3回、研究成果をまとめた部誌を制作し、発行している。 その部誌にみやびは漫画を描いているほか、顧問のキャシー先生は「Ms.ハンニャー」というペンネームで「日本酒ワッショイ」というお酒に関するコラムを執筆している。

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