ロキシー・ミグルディア

ロキシー・ミグルディア

無職転生 ~ロキシーだって本気です~(漫画)の主人公。別称、ロキシー・M・グレイラット。

登場作品
無職転生 ~ロキシーだって本気です~(漫画)
正式名称
ロキシー・ミグルディア
別称
ロキシー・M・グレイラット
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概要

魔大陸に住まうミグルド族という魔族の少女。青髪に、成人しても幼い外見と体型をしている。一方で、ミグルド族が先天的に持っているはずの「念話」というコミュニケーション手段を持たず、ミグルド族の集落の中では半ば孤立して育てられた。幼い頃に村の外で行き倒れていたSランク冒険者ブラッディーカントと出会い、彼女から外の世界と魔術を教わったことで冒険者としての道を歩み始める。ブラッディーカントを先生と慕って魔術を教わったロキシーは、彼女が旅立ったあとを追うように、魔術を習得すると魔大陸で最も大きいとされるリカリスの町へ旅立ち、冒険者としての活動を始める。当初は世間知らずのため危険に身を晒(さら)すこともあったが、彼女の窮地を救った「リカリス愚連隊」という冒険者パーティーの一員となることで、Bランク冒険者になるまで成長する。しかし、リーダーであるハーケンディールが依頼中の事故により命を落とすと、リカリス愚連隊の解散と共に失意のうちにミリス大陸ザントポートへ渡り、一人での冒険者活動を再開する。ザントポートでは雨季が数回訪れるほどの時期を過ごしたが、この間にAランク冒険者へと成長している。その後、ミリス神聖国の首都、ミリシオンで活動することとなった際には、そこで出会ったメイヴィアとガダルフ=ランジードの冒険者コンビに救われ、魔族に対する偏見が根強いミリシオンでもたくましく生きる術(すべ)を見出した。また、卓越した召喚魔術の使い手であり、落ち着いた物腰と大人びた考えを持ち合わせるガダルフに対しては、この時初恋に近い思いを抱いている。しかし、ガダルフが10年来のコンビであるメイヴィアと惹(ひ)かれ合っていることを知り、同時に失恋を味わうこととなる。その後、先生と仰いでいたブラッディーカントとアスラ王国で再会し、執筆活動への意欲を失っていた彼女を助けたお礼にラノア魔法大学への推薦状をもらうと、ラノア王国の首都、シャリーアへ渡って入学する。学生生活では学生寮でルームメイトとなったランレッタの、ずぼらでお金で何もかも解決しようとする姿勢に対立することもあったが、彼女がひた隠しにしていた魔術に対する真摯な態度や、わかりづらい友情の表現を理解するうちに、良好な関係を築くこととなる。また、ラノア魔法大学への旅路を共にした小人族の少年、ガ=フゥからは淡い思いを寄せられつつ、友人としてなかよく過ごす日々を過ごした。ラノア魔法大学の在学中、図書館で発生した本の盗難騒ぎで、冤罪をかけられて犯人に仕立て上げられるなど、さまざまな事件に遭遇した。その時は友人のランレッタやガ=フゥの協力もあって犯人が図書館司書長の息子、ヴァセルであることを突き止め、事なきを得ている。しかし、あらゆる種族に開かれたラノア魔法大学でも尽きない魔族に対する偏見は徐々にロキシーの精神を追い詰め、優秀な人物になることで周囲に認められたいという欲求へとつながっていく。ランレッタやガ=フゥがラノア魔法大学を退学してからは、ルームメイトが騒がしい猫の獣族、レネとなった。また、ロキシー・ミグルディア自身も水の聖級魔術を追い求めて、聖級魔術の使い手であるジーナス・ハルファスの研究室の門戸を叩くと、研究生として彼の研究室に所属することとなった。レネとは魔術師と拳を武器に戦うレネという戦闘スタイルの違いや価値観の相違から、当初こそ反発し合うことが多かった。しかし、レネが闘技場で負けた魔術師を協力して倒したり、共に迷宮へ潜ったりする内にお互いの抱える葛藤や実力を認め合い、友人となった。一方で、ジーナスの研究室では当初はジーナスの放任主義に気づかず、指示待ちをしては室内の雑務や掃除ばかりする行き違いがあった。それに嫌気が差したロキシーが勝手に聖級魔術について書かれた書物で勉強するようになり、初めてジーナスの方針に気づくといった一幕もあり、次第にジーナスの研究室に溶け込んでいく。だが、水聖級魔術の「豪雷積層雲(キュムロニンバス)」を覚えてもジーナスから認められることのなかったロキシーは、今度は魔術論文の分野の知識を蓄え始める。しかし、教授であるジーナスと同じ系統の研究を重ねていったロキシーは、彼の著書の間違いを指摘するまで成長を遂げてしまう。これによって、ジーナスの傲慢な気質を刺激してしまったロキシーは、彼の反発を招いてしまい、卒業資格を得るものの、喧嘩別れに近い形で研究室をあとにすることとなってしまう。ラノア魔法大学から卒業する際には、ルームメイトであったレネとも喧嘩し、卒業後もロキシーがシャリーアに居を構えて自分の手の届く範囲にいると思い込んでいたレネと、卒業後はアスラ王国で職を手に入れようと考えていたロキシーのあいだで対立が起きている。結果として、ラノア魔法大学をあとにする日に校門で下僕たちと待ち受けていたレネを一蹴したロキシーは、その後、アスラ王国へと一人で渡る。しかし、ラノア魔法大学を卒業したにもかかわらず、魔族に対する偏見やロキシー自身の凝り固まった考え方が原因でうまく職を手にすることができず、次第に日銭に困るようになってしまう。魔術の家庭教師として採用面接に行ったアスラ王国のフィットア領でも即座に落とされ、途方に暮れたロキシーは半ば自暴自棄となり、雇用主のいる辺境のブエナ村へと旅立つ。作中では時系列を別とした姿も描かれており、そちらではブエナ村で魔術の弟子としてさまざまなことを教えたルーデウス・グレイラットと将来的に結ばれ、「ロキシー・M・グレイラット」と名を改め、ラノア魔法大学の教員として働く姿が描かれている。また、そちらの時系列ではロキシーが経験した旅の出来事をルーデウスに語るという形式が取られている。

登場作品

無職転生 ~ロキシーだって本気です~ (むしょくてんせい ろきしーだってほんきです)

理不尽な孫の手の小説『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のスピンオフ作品。原作におけるヒロインの一人であるロキシー・ミグルディアの過去に焦点を当てた物語で、彼女が故郷であるミグルド族の村を出てから... 関連ページ:無職転生 ~ロキシーだって本気です~

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