ロマンチカ クロック

神奈川県鎌倉市に住む男女の双子を中心に、中学生の日常と恋愛を描いた学園ストーリー。「りぼん」2012年9月号から2015年1月号にかけて連載された作品。

正式名称
ロマンチカ クロック
作者
ジャンル
兄弟・姉妹・双子
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
関連商品
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世界観

双子の兄妹が題材。非常に優秀だがクールでマイペースな兄の加治屋蒼と、蒼をライバル視しつつも尊敬する、妹の加治屋杏花音を中心に展開する。不登校だった蒼が中学校に復帰したのを機に、2人を中心とした新たな人間関係が生まれ、恋と友情が育まれる姿が描かれる。

あらすじ

加治屋杏花音加治屋蒼は双子の兄妹。優秀な蒼にライバル意識を抱いて、日々努力を重ねていた杏花音だったが、ある日から蒼は引きこもり状態になってしまう。しかし、杏花音が蒼に「勉強を教えてほしい」と頼んだのがきっかけで、止まっていた2人の時間は再び動き出す。

モデルになった町

本作『ロマンチカクロック』の舞台は神奈川県鎌倉市。駅や図書館といった公共施設はもちろんのこと、洋菓子店「Le choux」の人気スイーツ「にしかまプリン」や、スーパーマーケットの「きのくにや」など、実在の店舗や商品なども多数登場する。

スピンオフ

本作『ロマンチカクロック』には多数のスピンオフが存在する。平成25年の「春の大増刊号りぼんスペシャル ハッピー」に掲載された、加治屋一花加治屋杏花音加治屋蒼にケンカをさせないために奮闘する番外編や、平成25年の「夏の大増刊号りぼんスペシャル ミント」に掲載された、猫のキャベツミルキーの視点から加治屋家での生活を描いた番外編など。これらのエピソードは、本作のコミックスに収録されている。

メディアミックス

2014年2月、テレビ東京系『おはスタ』内でTVアニメ版が全3回放送された。約1分20秒ほどのショートアニメで、加治屋杏花音役を茅野愛衣が、加治屋蒼役を石川界人が演じた。

登場人物・キャラクター

加治屋 杏花音 (カジヤ アカネ)

中学2年生の女子。前髪を目の上で切り、腰まで伸ばしたロングヘアをしている。華やかな容姿に加えスポーツ万能で、柔道部のエースを務める学校中の人気者。しかし勉強だけは極端に苦手で、やや自信過剰で幼い一面もある「おバカ」な女子として知られている。双子の兄である加治屋蒼に強いライバル意識を持っており、蒼に負けない人間になるために日夜努力を重ねている。 だが、蒼が不登校になってしまってからは、張り合う相手を見つけられず、納得のいかない日々を過ごしていた。しかし、蒼が学校に戻ったため、蒼のいる特進科に友人ができるなど、新たな人間関係が生まれ、これまでとは違う日々を過ごすようになる。のちに体調不良に悩まされるようになり、ある病気を患っていることが発覚する。

加治屋 蒼 (カジヤ アオイ)

加治屋杏花音の双子の兄で、加治屋一花の兄。前髪を目が隠れる寸前まで伸ばし、襟足までのストレートヘアをしている。クールで落ち着いており、どんなことも淡々と完璧にこなす優秀な人物。杏花音と同じ中学校の特進科に通っていたが、ある日から突如引きこもりとなってしまい、学校に行かなくなってしまっていた。しかし杏花音に「また学校に来ればいいのに」と言われたことで、再び通うようになる。 将来は獣医師を目指している。

香鈴 (カリン)

加治屋杏花音と加治屋蒼の幼なじみ。同じ中学校の普通科に通う2年生の女子。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、胸まで伸ばしたロングヘアを高い位置でポニーテールにしている。冷静で現実的な性格で、杏花音の行動言動に突っ込みを入れることが多いが、なんだかんだで杏花音には甘い。子供の頃からずっと蒼に想いを寄せていたが、あくまでも友人として接していた。 しかし篠原わかなの登場を機に焦りを覚え、蒼にアプローチするようになる。

桐谷 慎 (キリタニ シン)

加治屋杏花音の友人。同じ中学校の3年4組に所属する男子。前髪を左寄りの位置で分けて目が隠れるすれすれまで伸ばし、癖のある髪の毛を襟足まで伸ばしている。杏花音たちよりも1学年年上。穏やかで親しみやすい性格に加え、小柄でかわいらしい容姿も手伝い、すぐに同世代の友人のように親しくなる。しかし慎自身はひそかに杏花音に想いを寄せており、友人以上に親しくなりたいと思っている。 まだ中学生だが、両親の営む洋菓子店で時折店番に立っており、製菓の技術も抜群。将来は菓子職人を目指している。

辻莉 正 (ツジリ タダシ)

加治屋杏花音の友人。同じ中学校の特進科に通う2年生の男子。前髪を七三分けにしてきっちりと整え、眼鏡をかけている。頭脳明晰で成績は学年1位。生徒会執行部の次期会長という非常に優秀な生徒だが、やや他人を見下した嫌味な一面がある。一方で精神的にはややもろいところがある。テストの成績が加治屋蒼に負けて落ち込んでいたのを、杏花音に叱咤激励された。 これがきっかけで、「成績が悪い」という理由で相手にしていなかった杏花音と親しくなる。

篠原 わかな (シノハラ ワカナ)

加治屋杏花音の友人。同じ中学校の特進科に通う2年生の女子。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、胸まで伸ばしてゆるく巻いたロングヘアをしている。プライドが高く、歯に衣着せぬはっきりとした性格。両親が地主で、さらに自身が長女であるため、優秀な男性を婿に迎えたいと考えている。そのため再び学校に通うようになった加治屋蒼をすぐさま気に入り、積極的にアプローチをする。 しかしその過程で、厳しいが親身なアドバイスをくれた辻莉正に惹かれるようになっていく。

松浦 歩睦 (マツウラ アユム)

加治屋杏花音の通う中学校に、3年次から転校してきた男子。杏花音たちの進級とともに特進クラスに転入したため同級生で、加治屋蒼、辻莉正、篠原わかなのクラスメイトになる。前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、癖のある髪の毛を肩につかない長さまで伸ばしている。蒼のことを以前から一方的に知っており、極端にライバル視している。 そのため出会った当初から挑発的な態度をとり、周囲を驚かせる。しかし、杏花音とは同じ人間をライバル視する者同士として意気投合し、親しくなる。やがて杏花音たちとグループ交際するようになり、香鈴に惹かれるようになっていく。

前田 小晴 (マエダ コハル)

加治屋杏花音の友人。同じ中学校に通う3年生の女子。杏花音たちが3年生に進級した際に、杏花音と同じクラスになり知り合ったため、学年は同級生にあたる。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどの内巻きボブヘアをしている。やや気が弱く、学校の成績もいまいち。そのため自分に自信が持てず、おどおどしている。杏花音をはじめとする同級生たちにも敬語で接する。 しかし杏花音と友人になったことがきっかけで、杏花音のペースに巻き込まれつつも、次第に明るくなっていく。松浦歩睦のことが気になっている。

山田 (ヤマダ)

加治屋杏花音の友人。同じ中学校で同じ柔道部員として活動する男子。前髪を目の上で切ったウルフカットをしている。体育会系の、やや単純でピュアな思考の持ち主。杏花音に密かに想いを寄せており、杏花音が加治屋蒼に負けて悔しい想いをしていると知った際は、なぜか自分が蒼に勝負を挑んだ。

加治屋杏花音の母親 (カジヤアカネノハハオヤ)

加治屋杏花音、加治屋蒼、加治屋一花の母親。大学教授を務めている。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどまで伸ばしたウルフカットをしている。不在がちな夫に代わり、女性中心の加治屋家を取り仕切っている。杏花音の成績が極端に悪いのを気にしており、テストで悪い点を取ると非常に怒る。

加治屋杏花音の父親 (カジヤアカネノチチオヤ)

加治屋杏花音、加治屋蒼、加治屋一花の父親。冒険家として活動している。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、胸まで伸ばしたストレートロングヘアをしている。好奇心旺盛で自由奔放な性格。常に世界中を駆け巡っており、ほとんど家にいることがない。妻とは大学時代に知り合い、自分とは対照的に勉強熱心で真面目な妻の人柄に惹かれて結婚した。

加治屋 一花 (カジヤ イチカ)

加治屋杏花音と加治屋蒼の妹。年齢は2歳。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどのふんわりとしたボブヘアをしている。明るく元気な性格。杏花音と蒼とは年が離れていることもあり、非常にかわいがられている加治屋家のマスコット的存在。幼いゆえに信じやすく、ハロウィンの際は、お菓子を集められないと、母親がこの世から消えてしまう、と嘘を吹き込まれ、杏花音と蒼とともに必死で近所の家を渡り歩いた。

キャメル (キャメル)

すでに亡くなった猫。加治屋家で昔飼っていた。体毛がキャラメルのような色をしているので、「キャメル」と名付けられた。捨て猫で、加治屋家の近くを歩いていたところを、偶然加治屋杏花音に発見され、飼うことになった。しかし拾った当初から目が見えておらず、身体が弱っており、杏花音の不在時に、杏花音を探そうと外に出た際に凍死してしまった。 以来杏花音は動物に対して消極的になってしまい、加治屋蒼は現在でもそれを案じている。

キャベツ (キャベツ)

加治屋家で飼っている猫。全身が茶色いが、顔面のうち真ん中の、左右の目の間にあたる部分だけが白いのが特徴。クールで物静かな性格。主に加治屋蒼が世話をしており、蒼の部屋で暮らしている。そのため蒼がミルキーを発見した際、自分にはすでにキャベツがいる、という理由で、加治屋杏花音にミルキーを飼うよう勧めた。

ミルキー (ミルキー)

加治屋杏花音と加治屋蒼が、帰宅途中に偶然発見した猫。体毛が白く、牛乳のような色をしているので、「ミルキー」と名付けられた。捨て猫だったが、なぜか一目で杏花音を気に入り、懐いてしまう。しかしキャメルが亡くなったため、新たに動物を飼うことに前向きになれずにいた杏花音は、ミルキーを飼うかどうか悩むことになる。

プーちゃん (プーチャン)

加治屋家の近所の家で飼われている犬。犬種はブルドッグで、性別はメス。加治屋杏花音と加治屋蒼が幼い頃は、まだ若く元気だったため、家に訪れた杏花音の服をかじって破くなど凶暴な一面があった。そのため杏花音は現在もプーちゃんを恐れているが、今はもう高齢のため、すっかりおとなしい性格になった。加治屋一花が、暴れん坊だった頃のプーちゃんを知らないためか、彼とは非常に親しく、一花が行方不明になった際は、思わぬ力を発揮した。

桐谷 康 (キリタニ コウ)

桐谷慎の兄。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、襟足まで伸ばしている。慎と桐谷悠に非常によく似ているが、2人に比べ、髪質が固めなのが特徴。バレンタインデー用のチョコレート製作のため、加治屋杏花音、香鈴、篠原わかなが桐谷家を訪れた際に、杏花音と知り合った。自身には製菓に関心はなく、慎のことを変わり者だと思っている。

桐谷 悠 (キリタニ ユウ)

桐谷慎の兄。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、襟足まで伸ばしている。慎と桐谷康によく似ているが、2人に比べ髪質に癖があるのが特徴。バレンタインデー用のチョコレート製作のため、加治屋杏花音、香鈴、篠原わかなが桐谷家を訪れた際に、杏花音と知り合った。康同様、製菓には関心がなく、慎のことを、兄弟の中で製菓に関心を持った、貴重な跡継ぎだと思っている。

松浦 歩実 (マツウラ アユミ)

松浦歩睦の2歳年上の姉。加治屋蒼の希望進学先である緑清(りょくせい)高校に通う女子。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、お尻まで伸ばしたロングヘアを左右で三つ編みにしてまとめている。眼鏡をかけている。弟想いで、意地悪で他者に挑発的な態度をとりがちな歩睦のことを案じていた。そのため、歩睦に加治屋杏花音のような友人ができたことを非常に喜んでいる。 しかし歩睦に対しては常に強気で、わざと歩睦が困るようなことを言ったり、意地悪をすることもある。

みっちゃん (ミッチャン)

加治屋杏花音の友人の女性。本名は不明。前髪を目の上で切りそろえ、顎の高さで切りそろえたボブヘアをしている。容姿は若々しいが実際は高齢で、記憶障害がある。そのため、時折記憶をなくしてしまい、一部の思い出を忘れていたり、一度会ったはずの人を思い出せないことがある。杏花音が外出中に体調を崩し、倒れていたところを介抱し、家に連れて行ったことがきっかけで、杏花音と知り合った。 杏花音とは年が大きく離れているが、友人として「みっちゃん」と親しげに呼ぶように頼んでいる。

明子 (アキコ)

みっちゃんの住む屋敷で、お手伝いさんとして働く若い女性。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、胸の下まで伸ばしたロングヘアを、後ろで1本の三つ編みにしてまとめている。時に自宅の場所まで忘れてしまうほどの記憶障害があるみっちゃんのことを常に案じている。加治屋杏花音が倒れていたところをみっちゃんが発見し、家に連れて来たことがきっかけで、杏花音と知り合った。 みっちゃんのことを「奥さん」と呼ぶ。

梶原 (カジワラ)

桐谷慎のクラスメイト。同じ製菓学校に通う女子。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、肩すれすれの高さで内巻きにしたボブヘアをしている。密かに慎に想いを寄せているが素直になれず、いつもツンツンした態度をとってしまう。さらに慎には恋人がおり、慎の恋人が自分とはまるで違うタイプの女性だと知ってからは、さらにとげとげしくなっている自分に悩んでいる。

星乃 (ホシノ)

加治屋杏花音の主治医。小児科に勤める中年の女医。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、顎の高さで内巻きにしたボブヘアをしている。杏花音が、高校入試前後で体調を崩し、不安を感じて診察してもらったことで杏花音と知り合った。優しく穏やかな性格。一度は杏花音の体調不良をストレス性のものと診断するが、のちに誤りだったことが判明。 主治医として本格的に治療を行うことになる。

成井 実優 (ナルイ ミウ)

加治屋杏花音が入院中、小児病棟で知り合った8歳の女児。前髪を目の上すれすれで切りそろえ、胸まで伸ばして切り揃えたストレートロングヘアをしている。クールで不愛想な性格で、小児病棟の子供たちにはなじまず、1人で過ごしていることが多い。しかし、絵を描くことが非常に得意で、杏花音が作品を偶然目にし、褒めたことで親しくなる。 重い病気を患っており、体調を崩しやすい。

きーちゃん (キーチャン)

加治屋杏花音が入院中、小児病棟で知り合った女児。本名は不明。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、胸まで伸ばしたロングヘアをしている。非常に甘えん坊で泣き虫な淋しがり屋。退院が決まったものの、病院を出て行ってしまえば杏花音と離れ離れになってしまうし、他の友達もみんな自分のことを忘れてしまうと感じて、退院を拒否している。 そのため杏花音は、病棟の仲間たちとともにきーちゃんが明るい気持ちで退院できるよう、退院祝いの催しを企画する。

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