三好 重存

三好 重存

淡海乃海 水面が揺れる時(漫画)の登場キャラクター。読みは「みよし しげまさ」。別称、三好 孫六郎 重存。

登場作品
淡海乃海 水面が揺れる時(漫画)
正式名称
三好 重存
ふりがな
みよし しげまさ
別称
三好 孫六郎 重存
別称
十河 孫六郎 重存
関連商品
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概要

三好長慶亡きあとの三好家の当主を継いだ男性。仮名や官名を含めた名前は「三好孫六郎重存」。三好家の家督を継ぐ前は、長慶の弟である十河一存の一人息子として十河家の嫡男として育っており、「十河孫六郎重存」とも呼ばれる。本来であれば三好家の家督は長慶の息子である嫡男の三好義興が継ぐはずだったが、永禄6年に命を落としているため、後継者が不在の状態となった。本来であれば、その後に後継者を選ぶ際は本家に近い長慶の弟で次男の三好実休の息子や、同じく弟で三男の安宅冬安の息子などが選ばれるはずだが、この際は四男の十河一存の息子が選ばれ、三好家の家督を継がされると「三好重存」と名乗るようになる。代わりに十河家の家督を実休の息子で次男である孫六が養子となって入ることで継いでいる。この不自然な後継者の選定は史実でもうまくいっておらず、朽木基綱は今回もうまくいかないと推察している。この後ろ盾となる家がない状態での家督継承は、地盤の不安定さを抱えていた。この弱点は、三好家と敵対していた将軍家の足利家が、長慶の死と内藤宗勝の丹波における大敗に便乗した反三好の文を諸大名へばらまいた行動によって刺激されると、永禄8年(1565年)に二条御所にいる将軍の足利義藤(当時は義輝)を襲撃する「永禄の変」を重存が起こす事態に発展した。長慶と違い、その立場に不安定さのある重存は三好家の体勢が崩れた時期に義藤に騒がれたことで、三好家に付け入ろうとする勢力が連鎖的に現れるのを危惧せざるを得なかったのである。さらには、義藤に対して甘いと基綱が称するように、幾度も戦を重ねながらも許し続けていた長慶と重存は別人であり、その価値基準などもまったく違ったという事情もある。同時期には畠山高政も三好家の所領に攻め入っており、それらの理由から重政は義藤の行動を見逃すことができなかったことが、「永禄の変」を実行に至らしめた。その後、重存は新足利色が強く宗勝を追い出したことで、三好勢のいなくなっている丹波へ兵を送ることはせず、京を空けることへの不安視を取ってそのまま兵を留め置いている。しかし、義藤亡きあとの新しい征夷大将軍を誰にするのかを、実質的に幕府の実権を握っている重存には決められずにいたことから、朽木家軍略方である明智光秀には伯父(おじ)二人がなくては決定できない点を理由に、実権がないと指摘されている。実在の人物、三好義継がモデル。

登場作品

淡海乃海 水面が揺れる時 (あふみのうみ みなもがゆれるとき)

イスラーフィールの小説『淡海乃海 水面が揺れる時 ~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~』のコミカライズ作品。現世では昭和生まれで歴史好きの50代のサラリーマンは、ある日、戦国時代の国人領主(こ... 関連ページ:淡海乃海 水面が揺れる時

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