概要
チューリップの花の中から生まれたおやゆび姫は母親代わりのおばさんに育てられ、妖精の王子と運命的な出会いをするが、ある夜、カエルの夫婦にさらわれてしまう。仲良しのブンブーに助けられたおやゆび姫は野ねずみやモグラとの出会いを経て、ツバメに乗り王子の待つ妖精の国へ向かう。
登場人物・キャラクター
おやゆび姫 (おやゆびひめ)
チューリップの花から生まれた妖精。背丈が人間の親指ほどしかない。母親代わりのおばさんの家からさらわれ、さすらいの旅をする。運命的な出会いをした妖精の王子を愛し続けている。
チュミー
野ねずみのおばさん。さまようおやゆび姫を助け、地面の下の家に住まわせてくれる。
ゲコオ
カエル夫婦の一人息子。さらわれて悲しむおやゆび姫に同情して逃がしてくれる。
王子 (おうじ)
妖精の国の王子。ある日、おやゆび姫と出会い、愛し合うようになる。おやゆび姫にマーヤと名を付ける。
ボタ子 (ぼたこ)
モグラの娘。モグラーを愛しており、毒ヘビに襲われたモグラーを命がけで守った。
ブンブー
おやゆび姫の幼なじみの昆虫。カエルの夫婦にさらわれたおやゆび姫を助ける。
女神 (めがみ)
花が好きで子供が欲しいと願っていたおばさんにチューリップの球根を授けた。
妖精の国 (ようせいのくに)
花の妖精たちが住む国。
ツバメ
冬の寒さに凍えて墜落していたのをおやゆび姫に救われる。おやゆび姫の看病で回復し、春におやゆび姫を王子の待つ妖精の国へ連れて行く。
カエル
夫婦もの。おやゆび姫を息子のゲコオの嫁にしようとおばさんの家からさらって来る。
モグラー
金持ちのモグラ。野ねずみのチュミーと親しくおやゆび姫を妻にと望む。
おばさん
子供が欲しいと願っていたある日、女神からチューリップの球根を貰い、その花の中から生まれた女の子におやゆび姫と名づけて育てる。