中村工房

中村工房

中村光の初連載作品。現代の日本や近未来の宇宙・惑星など、さまざまな時代や地域を舞台に、長官やカッパ、超能力者といった個性的キャラクターたちが、抱腹絶倒の騒動やシュールなやり取りを繰り広げるショートギャグ・コメディ。のちに中村光の連載作『荒川アンダー ザ ブリッジ』の登場人物の原型となるキャラクターが登場する。スクウェア・エニックス「ガンガンWING」2002年4月号から2003年12号にかけて掲載の作品。

正式名称
中村工房
ふりがな
なかむらこうぼう
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
Gangan wing comics(エニックス) / Gangan wing comics(スクウェア・エニックス)
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

長官 (ちょうかん)

地球防衛軍の長官を務める男性。「ハイテク星人」と呼ばれる宇宙人による侵略に頭を悩ませている。「汽車型の宇宙船」や「竹トンボ型飛行装置」などの発明品を、彼らが先に完成させたことに強いコンプレックスを抱いている。そんな中、密かに実施したアンケートで「ハイテク星人があこがれてやまない物No.1」とされる靴ベラの入手に成功する。長官はこの靴ベラを彼らの侵攻ルートに設置し、ハイテク星人をうらやましがらせる作戦を実行に移す。

超能力者 (ちょうのうりょくしゃ)

超能力を持つ少年。兄と共にかつて実験体として扱われていた研究所から逃げ出した過去を持つ。研究所からの追跡を恐れ、正体を隠すために仮面を着用していたが、その結果、「鉄人29号」や「茶筒」「核弾頭」といった不名誉なあだ名を付けられてしまう。さらに、私生活のさまざまな場面で行動を制限され、不自由な生活を強いられている。しかし、追手の気配がまったく感じられないため、しびれを切らし、兄と共に仮面を外す決意を固める。

書誌情報

中村工房 1巻 エニックス〈Gangan wing comics〉

第1巻

(2002-12-01発行、978-4757508385)

中村工房 3巻 スクウェア・エニックス〈Gangan wing comics〉

第2巻

(2003-07-01発行、978-4757509788)

第3巻

(2004-02-01発行、978-4757511071)

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