ラブホの上野さん

恋愛に悩みを抱える人々に対し主人公がさまざまなアドバイスを行う姿を、一話完結のコメディタッチで描く恋愛指南漫画。原案となったのは、実際にラブホテルのフロントスタッフを務めている人物のツイートである。「月刊コミックフラッパー」2014年7月号から連載。原案は上野。

正式名称
ラブホの上野さん
ふりがな
らぶほのうえのさん
漫画
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
ハウツー
 
パロディ
関連商品
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作品構成

ラブホテル「五反田キングダム」のフロントスタッフを務める上野による恋愛指南が主軸となっている。恋愛にさまざまな悩みを抱えた人々の前に上野が突然姿を現し、ラブホテルに関する知識や、現実にあったエピソードを織り交ぜて、上野特有の辛辣で戦略的なアドバイスを行う。そのうえで、最後に「五反田キングダム」の利用を促す営業活動を忘れずに行うという流れが慣例となっている。

あらすじ

女性をホテルに誘うことに失敗した男性2人組の前に突然姿を現したのは、ラブホテル「五反田キングダム」のフロントスタッフ上野だった。上野は、彼特有の慇懃無礼な口調で、意中の女性をスムーズにラブホテルへいざなうための戦略的指南を行う。そして指南の最後には、ラブホテル「五反田キングダム」の利用を勧めるという営業活動を忘れない。最終的に彼のアドバイスが功を奏するかどうかはさておき、上野はモテない人たちの前に現れては、次々にドSで論理的な恋愛指南を行っていくのだった。

パロディネタ

本作『ラブホの上野さん』では、さまざまなアニメ、漫画、ゲーム、ドラマなどのパロディを思わせるシーンが多く見受けられる。第6話では扉絵をはじめとした作画が水島新司の人気漫画『ドカベン』を思わせるものになっていたり、第28話では物語全体がTVドラマ「世にも奇妙な物語」のパロディで、番組特有の音楽やシーン描写が再現されているなどの例がある。また、伏字にはなっているものの、芸能人の名前も作中に度々登場している。

関連作品

ごきゅうけいですか? ラブホスタッフの上野さん

本作『ラブホの上野さん』の原案を担当した上野のTwitter上のツイートをまとめた『ごきゅうけいですか? ラブホスタッフの上野さん』が、2015年7月23日、KADOKAWAメディアファクトリーから刊行された。実践的恋愛指南本となっており、リアルな現場を見続けた著者だからこその秀逸なエピソードが多数収録されている。

ラブホの上野さんの恋愛相談

本作『ラブホの上野さん』の原案を担当した上野の恋愛指南書『ラブホの上野さんの恋愛相談』が2016年5月30日に、『ラブホの上野さんの恋愛相談2』が2016年11月30日に、どちらもKADOKAWAエンターブレインから刊行された。WEBマガジン「eロマンスjp」連載の人気コーナーを書籍化したもので、恋愛に関する悩み相談に対し、独自の論を展開して回答している。書籍のみに掲載されているQ&Aやミニコーナーもある。

メディアミックス

TVドラマ

本作『ラブホの上野さん』のTVドラマ版が、2016年12月1日から毎週木曜日にフジテレビオンデマンドで放送され、2017年1月19日からは、同様の内容がフジテレビ系列で放送された。上野役を本郷奏多が、一条役を柾木玲弥が、相川千尋役を大沢ひかるが演じている。主題歌にはアカシックの「愛×Happy×クレイジー」が使用されている。

作家情報

原案

上野は現役のラブホテルスタッフ。Twitter上で「上野ラブホスタッフ」と名乗ってつぶやいていたツイートが、ラブホテルの裏側を知ることができると人気を博した。その紳士的な対応と的確な恋愛アドバイスには定評がある。

登場人物・キャラクター

上野 (うえの)

ラブホテル「五反田キングダム」のフロントスタッフを務める男性。お辞儀は常に45度。KO大学卒の頭脳派で、得意技は顎を相手の脳天に突き刺す「尖ったアゴ攻撃」。恋愛に関して悩む男女にアドバイスを与える「ラブコンシェルジュ」を自称している。神出鬼没で、口調は丁寧かつ論理的。しかし基本的にドS体質で、紳士的ではあるが言動には辛辣さが見え隠れする。 後輩スタッフの一条をいつもいいようにあしらい、ホテルの売り上げを伸ばすため、日夜恋愛指南に精を出している。

一条 (いちじょう)

ラブホテル「五反田キングダム」のスタッフで、上野の後輩にあたる「天然」な男性。アイドルやソーシャルゲーム、メイドカフェなどに詳しく、その都度何かにはまることが多い。仕事仲間である相川千尋に想いを寄せているが、相手にされないどころか、嫌われているのが現状。基本的にはドSな上野からいつもいいように扱われ、彼の餌食になっている。 2026年4月には副店長に就任することが約束されている様子。

相川 千尋 (あいかわ ちひろ)

ラブホテル「五反田キングダム」のアルバイトスタッフを務める女子大生。目つきが悪く、普通にしていても怒っているかのような印象を与えてしまうことがある。上司である上野に対してタメ口で話すが、スタッフの一条のことはもとより眼中にないため、もちろんタメ口。岡本の彼女であり、彼の前でだけは、口数は少ないなりにも柔らかい印象になる、いわゆる「ツンデレ」。 お金を稼ぐため、長くシフト入りすることを希望しているが、火曜日だけはシフトに入ろうとしない。

岡本 (おかもと)

相川千尋の彼氏。相川から上野の恋愛指南の話を聞き、上野に会うためにラブホテル「五反田キングダム」にやって来た。相川の言葉に甘えて、デート代を割り勘にしていることについて悩んでおり、上野にその想いを打ち明ける。ゼミで忙しい毎日を送っているが、毎週火曜日だけはゼミが休みとなっている。

加藤 (かとう)

第1話「だって男の子だもん」に登場する。笹木の友人男性。目当ての女性「ユキちゃん」に振られ、友人の笹木に愚痴っていたところ、上野が現れ、女性をスムーズにホテルに誘導するための指南を受ける。セックスがしたいがために必死になるが、下心が顔に出やすいためうまくいかないタイプ。SNSで犬の画像を見かけると必ず「イイネ」する。

笹木 (ささき)

第1話「だって男の子だもん」に登場する。加藤の友人の男性。静かな面持ちで加藤の相談に乗っているように見せかけ、実際は女性をホテルに誘導するための上野の指南を、加藤以上に吸収しようとしている。SNSでは自己啓発系の記事ばかりシェアする傾向にある。

小泉 (こいずみ)

第2話「絶対に負けられない夜」に登場する。熊谷の友人の男性。実際はあまりモテないが、自分のことをモテると思い込んでいる自信家で、若干早とちりしやすい傾向にある。バーで目当ての女性に声をかけるが相手にされず、撃沈したところで上野と知り合う。

熊谷 (くまがや)

第2話「絶対に負けられない夜」に登場する。小泉の友人の男性。「黒髪のロングヘアで、白いワンピースが似合う処女」以外とは付き合う気はないと豪語している。しかし好みの女性を見かけても勝手な妄想を繰り広げるだけで、声をかけることはできない臆病な性格。今期のアニメは当たりが多いと思っているアニメオタク。もちろんモテない。

(たける)

第4話「ラブホテルはゴールじゃない」に登場する。ラブホテル「五反田キングダム」のフロントで、あと少しというところで連れの女性に逃げられてしまった男性。一部始終を見ていた上野と一条に部屋へ連れていかれ、女性に逃げられた理由についてレクチャーを受ける。おっぱいが大好き。

みのり

第5話「理想と現実」に登場する。友人がクリスマスを目前にして彼氏を作り、女子会への参加をキャンセルしたことに気落ちしている女性。その時バーで上野と知り合い、いい男との出会いを求めながらチャンスをモノにできないでいることへのアドバイスを受ける。男性に対する理想が高い。

一ノ瀬 (いちのせ)

第6話「直球勝負」に登場する。二宮の友人で、野球部では補欠の男子高校生。野球部のマネージャーを務める遥に想いを寄せ、彼女好みの男性になりたいと、「諦めない男」を目指して奮闘しているが、それが行き過ぎて「しつこい男」にならないよう、上野の指南を受けることになる。「週刊少年ジャンプ」は毎週欠かさずに読んでいる。

二宮 (にのみや)

第6話「直球勝負」に登場する。一ノ瀬の友人で、野球部では4番でキャッチャーを務める男子高校生。一ノ瀬の恋の悩みについて親身になって相談に乗っていたところ、突然現れた上野と一条によって、一ノ瀬とともに恋愛指南を受けることになる。

(はるか)

第6話「直球勝負」に登場する。野球部のマネージャーを務める女子高校生。とても可愛らしく、部員からの高い人気を誇るマドンナ的存在。何度失敗しても諦めず、挑戦し続ける男性がかっこいいと感じている。その一方で、何度断ってもデートに誘ってくる先輩に困っている。

武田 (たけだ)

第7話「デートの重さ」に登場する。スーパーの催し物会場でクリスマスケーキ販売のアルバイトをしている青年。同じ売り場のアルバイト仲間の女性に想いを寄せている。彼女がクリスマスに予定が入っていないことを知り、気合いの入ったデートに誘おうと息巻いていたところ、ケーキを買いに来た上野と知り合い、まだ付き合っていない女性をデートに誘うための指南を受ける。

虹野 (にじの)

第8話「運命の下調べ」に登場する。トーク技術に自信を持ち、しゃべることが大好きな男子大学生。彼女はいないが、同じサークルの女性に想いを寄せている。彼女に良い印象を持ってもらうために、まず聞き上手になろうと本を購入。突如占い師の姿で目の前に現れた上野に、良い聞き手になるための指南を受ける。

谷口 (たにぐち)

第9話「ナンバーワンかオンリーワン」に登場する。モテ系の顔立ちで、ファッションセンスも優れているのになぜかモテない男性。いつも友人2人と行動をともにしているが、待ち合わせをしてもなぜかいつも自分だけが待たされている。ただし、そんな友人関係にも特に不満は抱いていない。上野によってモテない原因を紐解かれ、解決策を見出していく。

大隈 (おおくま)

第10話「言いわけ上手」に登場する。就職活動中の男性。勉強だけに青春を費やしてきたため、真面目で取り柄がないと自分を卑下している。ラブホテルにも縁がなかったが、興味本位で通りがかりの「五反田キングダム」に入ってみたところで上野と出会い、就職活動にも恋愛にも通用するアドバイスをもらうことになる。

左京 道雅 (さきょう みちまさ)

第12話「言葉を制する者」に登場する。メールの文章や表現にセンスがない京都の男性。メールを打つ時には、集中するあまり顔が怖くなる。想いを寄せる相手に送るメールの内容があまりにも恥ずかしいものだったため、表現や文字量、絵文字などについて上野から事細かにレクチャーを受ける。

栗山 (くりやま)

第13話「デートを盛り上げよう」に登場する。映画好きの男性。浅村とは休日によく一緒に映画を観に行く仲。次の休日に計画している女性とのデートプランについて悩んでおり、浅村に相談に乗ってもらっていたところで上野と出会い、バランスの良いデートプランの立て方について指南を受ける。

浅村 (あさむら)

第13話「デートを盛り上げよう」に登場する。映画好きの男性。栗山とは休日によく一緒に映画を観に行く仲。理屈っぽいうえ頭が固く、女性とのデートプランに悩んでいる栗山の相談に乗ったが、あまり良い案は出せずにいた。上野からデートプランに関する指南を受けたうえで、自ら練り直したプランを栗山に提案する。

日向 (ひゅうが)

第14話「きっかけは作るもの」に登場する。岡本の知り合いの男子大学生。同じ講義を受けている女性に想いを寄せているが、これといった行動を起こせずにいる。そんな奥手な日向に、上野が意中の相手と仲良くなるためのきっかけについて指南を行う。

大須、秋葉 (おおす、あきば)

第15話「服なんてどうでもいいと思っていたことはございません」に登場する。合コンに参加するための洋服を買いに来た友人同士の男性2人組。「男は外見よりも中身が大切」という考えを持っていながらも、人を服装で判断する傾向にあり、上野から外見や服装の重要さに関して指南を受ける。

赤波根 (あかばね)

第16話「プロデューサーさん!共感ですよっ!共感っっ」に登場する。新人アイドルのプロデューサーを務める男性。担当する女性アイドルとの会話の途中で、彼女の機嫌を損ねてしまったことに頭を抱えていたところ、上野と遭遇。女性と会話する時に相手と感情を合わせることの大切さについて指南を受ける。

真琴 (まこと)

第17話「プレゼントの手順」に登場する。ショートヘアの彼女への誕生日プレゼントを買おうとしていた男性。プレゼント選びに悩んでいたところに現われた上野から、プレゼントを選ぶ際の極意について学ぶ。その際、リサーチの方法や注意点に関する指南を受けるため、上野とともにタイムリープすることになる。

男性2人組 (だんせいふたりぐみ)

第18話「誠実な男」に登場する。テニスサークルの合宿に来ていた男性2人組。同じテニスサークルに所属している友人男性が、チャラくて誠実さのかけらもないにもかかわらず、複数の女性からモテていることに疑問を感じていた。そこへ現れた上野から、男性の誠実さについて学ぶ。

純一 (じゅんいち)

第19話「お友達ゾーン」に登場する。同級生に想いを寄せる男子大学生。女性と仲良くなろうとするあまり、脈絡のない会話を続けている。そのため、女性にとっては良いお友達ではあるが、それ以上にはなり得ない存在。そんな状況を解消すべく、上野からの指南を受けることになる。

前原 (まえはら)

第20話「ホメ上手」に登場する。正月に神社に初詣に来た男子学生。想いを寄せる女性と偶然会って会話をするが、彼女からの好感度を上げるためのたくさんのチャンスを逃してしまう。そこに登場した上野から、女性を上手に褒めるためのテクニックを学ぶ。

中村 亮 (なかむら りょう)

第21話「アドレス交換」に登場する。同じサークルの女性に想いを寄せている男子大学生。猫の画像をダシにして、意中の女性とメールアドレスを交換しようと意気込んでいたところ、上野と遭遇。女性とメールアドレスを交換する際のテクニックや注意点を学ぶ。

麻雀ゲームの男性 (まーじゃんげーむのだんせい)

第22話「人と人とのつながり」に登場する。ゲームセンターで麻雀ゲームに没頭していた男性。女性との良い出会いがないことに頭を悩ませていたところに上野が登場。人と人との関係を築くうえで、最低限のマナーがあることを教えられ、その大切さについてのレクチャーを受ける。

福矢間 (ふくやま)

第23話「それって本当にできるの?」に登場する。「頭脳派」を自称する男性。お腹が出ていて太っていることを友人や女性から指摘されたため、スポーツジムでダイエットを試みる。その結果としてモテる自分を手に入れようとするが、上野からモテるために必要な努力について指南を受ける。

何出望 (なんでも)

第24話「なんでもいいわけないじゃない!」に登場する。彼女と待ち合わせ中の男性。彼女に何を食べたいかlineで聞いたものの、「なんでもいい」との返答がある。自分も何でもいいからと、彼女に決めるよう返信しようとしたまさにその時、上野と出会う。上野から、女性が言う「なんでもいい」にどう対処するかの極意を指南される。

岩崎 友純 (いわさき ともすみ)

第25話「過剰PR」に登場する。一流企業「角紅商事」に勤める男性。大学時代はモテなかったため、一流企業に勤めている今の自分を自慢したがる。合コンの場でも女性に対してつい自分の自慢ばかりしてしまうが、上野から自分のPRポイントを上手に伝える方法を学ぶ。

岡部 (おかべ)

第26話「メールがしたければ…」に登場する。メイドカフェに来ていた男性。想いを寄せる女性にメールしたいが、会話のきっかけがなく、クイズの答えを教えてもらう内容のメールを送ろうとしていたところに、一条とともにメイドカフェに来ていた上野が登場。意中の女性にメールを送る時の注意点について指南を受ける。

浦山 (うらやま)

第27話「いじるってムズかしい」に登場する。矢島の友人の男子学生。雑誌やインターネットなどに公開されている情報を鵜呑みにしやすく、女性にモテるのは「優しい男」だと考えている。実際は、優しいというよりただ単に女性に媚びる男性になってしまっており、矢島と同様にモテずにいる。女性を上手にいじる方法について上野から指南を受ける。

矢島 (やじま)

第27話「いじるってムズかしい」に登場する。浦山の友人の男子学生。女性にモテるのは「強引な男」であると考えている。優しいだけの浦山に対して、強引でグイグイ引っ張る「オラオラ系」を自称しているが、そのため口から出るのは単なる悪口となって、浦山と同様にモテずにいる。女性を上手にいじる方法について上野から指南を受ける。

森田 (もりた)

第28話「世にも奇妙なラブホテル」に登場する。ラブホテル「五反田キングダム」の2号店の前を通りかかった社会人の女性。彼氏が欲しいと思っているが、男性の見極め方がわからないと頭を悩ませていたところで上野と出会い、磨けば光る男性を見極める方法を学ぶ。

高見 (たかみ)

第30話「伝説の樹の下で待ち合わせ」に登場する。「いちながれ銀行」に勤める男性。想いを寄せる同期の女性とデートすることが決まっている。思いがけず起こるトラブルに弱い性質なため、想定しうるトラブルをうまく回避するための策を、上野とともに学ぶ。

結城 (ゆうき)

第32話「タイミング」に登場する。ラブホテル「五反田キングダム」が契約しているクリーニング店の男性。幼なじみの女性に想いを寄せているが、社会人になってからは疎遠になっている。そんな彼女を映画に誘おうと一念発起し、上野から女性を誘うタイミングについて指南を受けることになる。

植木 (うえき)

第34話「お金の使い方」に登場する。普通の男子大学生。宝くじが当選し、手にした1万円で、知人女性にプレゼントを贈ろうと考えている。プレゼントの品を購入しようとしていたところ、上野から、演出による付加価値とコストパフォーマンスについてのレクチャーを受ける。

場所

五反田キングダム (ごたんだきんぐだむ)

上野が勤めているラブホテル。上野によって売り上げを伸ばすための集客の努力が日々行われている。上野ら従業員たちによるさまざまなキャンペーンも計画されるが、基本的に頓挫することがほとんど。アミューズメントホテルのなかでも最高レベルの設備が用意されており、城のような外観となっている。18歳未満の利用は禁止。18歳でも高校生の場合は禁止で、卒業後の4月1日から利用が可能になる。

クレジット

原案

上野

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