主人恋日記

主人恋日記

自己評価が低く、臆病で他人に壁を作り、友達もいなかった地味な女子高生の辻村葵が、兄の樹の後輩でクラスメイトの水沢世那と親しくなり、徐々に自己肯定感を高めていく。イケメンの兄、樹と同級生の世那に協力してもらいながら、少女漫画のような恋を目指し、自分を変えていこうとする女子高生のラブコメディ。小学館「ベツコミ」2021年9月号から連載の作品。

正式名称
主人恋日記
ふりがな
しゅじんこうにっき
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
フラワーコミックス(小学館)
巻数
既刊9巻
関連商品
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概要・あらすじ

高校1年生の辻村葵は、入学してから2か月近くたつのに友達もおらず独りぼっち。この1週間は声も発しておらず、クラスメイトに名前も覚えてもらえない。一方、葵の兄、はイケメンでスポーツ万能、バスケ部の次期キャプテンと噂(うわさ)される人気者だった。葵は正反対の兄と比べられ、卑屈になってしまう自分が嫌だった。席替えで隣の席になった水沢世那は、兄と同じバスケ部。彼も背の高いイケメンでクラスの人気者だった。彼から「樹さんの妹だよね」と聞かれた葵は、一旦は噓をつくが「兄妹だということを周りには知られたくない」と世那に伝える。葵の母は売れっ子の少女漫画家で、ご飯作りは葵が担当していた。ある日、樹が夕飯時に世那を家に連れてきた。急に来られては困ると怒る葵と、泊まっていけとイケメンにはしゃぐ母。夕食後、ペットの犬、エマの散歩に出かけることになった葵、樹、世那の三人。コンビニで樹が買い物をしている間、エマを見て笑顔を見せる葵に、世那は「そういう顔、学校でもすればいい」「いいところあるんだからもっと自信持っていい」と励まし、「お前の人生は最初からお前が主人公なんだから。人と比べることじゃない」とアドバイスをした。そして樹が戻ってきて、葵の自己評価を上げるには「恋をすればいいのではないか」という話になる。最初は反発する葵だったが、「恋をすることで自分を変えられるかもしれない。自分に足りないのは行動を起こす勇気だ」と思い直す。こうして葵は少女漫画のような恋を目指し、モテ男子の樹と世那から恋のレクチャーを受けることになるのだった。

登場人物・キャラクター

辻村 葵 (つじむら あおい)

高校1年生の女子。黒髪で前髪が長く、メガネをかけた地味な女の子。母親は「つじむらうの」というペンネームの少女漫画家で、兄はスポーツ万能のイケメン。小さな頃はピアノに水泳、バレエを習い、努力もしたが身につかず、挫折してしまう。才能ある家族と比べられることで、劣等感に苛(さいな)まれ、いつしか卑屈になってしまう。目立たないように生きてきたため、友達もできず、独りぼっち。華のある人とは人種が違うと極端に自己評価が低い。学校では友達がいなくても平気なフリをしている。

水沢 世那 (みずさわ せな)

高校1年生の男子。バスケ部に所属している。辻村葵の兄、樹に憧れて今の高校に入学した。背が高く、スタイルの良いイケメン。葵と同じクラスで、隣の席にいる。特技は手品。自信のない葵の背中をそっと押してくれる優しい男の子。

辻村 樹 (つじむら いつき)

辻村葵の兄。高校二年生の男子。バスケ部に所属している。スポーツ万能で、次期キャプテン候補と噂(うわさ)されている。チャラ男でイケメンであり、明るく気さくなお調子者で、シスコンでもある。赤ちゃんの時からモテ期は続いており、自分がモテることも自覚している。どこでもバク宙ができる。母親は「つじむらうの」というペンネームの少女漫画家。

書誌情報

主人恋日記 9巻 小学館〈フラワーコミックス〉

第1巻

(2021-12-24発行、 978-4098714803)

第2巻

(2022-04-26発行、 978-4098716609)

第3巻

(2022-08-26発行、 978-4098717033)

第4巻

(2023-03-24発行、 978-4098717859)

第5巻

(2023-05-25発行、 978-4098720965)

第6巻

(2023-09-26発行、 978-4098722365)

第7巻

(2024-01-26発行、 978-4098724765)

第8巻

(2024-05-24発行、 978-4098725793)

第9巻

(2024-09-26発行、 978-4098726677)

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