冴えない彼女の育てかた

冴えない彼女の育てかた

丸戸史明による同名ライトノベルのコミカライズ作品。オタクの少年が、偶然知り合ったクラスメイトを「胸がキュンキュンするメインヒロイン」にするべく奮闘する姿を描く。「月刊ドラゴンエイジ」2013年2月号から2016年9月号まで連載。コミックスは全8巻。ストーリーは原作に準拠しており、原作の文庫版第7巻までの内容が描かれている。また、同時進行の企画として、ストーリーを別視点から描いた『冴えない彼女の育てかた~egoistic-lily~』、『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』の2作品が、それぞれ別雑誌で連載され、単行本も発行されている。なお、本作の連載終了後、「月刊ドラゴンエイジ」2016年10月号より、同名短編集をコミカライズした『冴えない彼女の育てかた Girls Side』が連載開始。作画は本作と同様に守姫武士が担当している。

正式名称
冴えない彼女の育てかた
原作者
丸戸史明
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

春休みのある日、高校生の安芸倫也は、桜の舞う坂道で一人の少女と出会う。そのシチュエーションに運命的なものを感じた倫也は、彼女をメインヒロインにした同人ゲームの製作を決心する。そして1か月後、倫也はあの時の少女が、同じクラスの加藤恵だと知り、恵のキャラクターの薄さを実感する。そんなキャラクターの薄い恵を、ゲームのメインヒロインにすべく、幼馴染みの同人作家である澤村・スペンサー・英梨々、新人ライトノベル作家としても活躍している先輩・霞ヶ丘詩羽を誘い、ゲーム製作のための同人サークル「blessing software」を立ち上げる。

しかし、スケジュールや予算の問題もあり、なかなかゲーム製作は軌道に乗らない。詩羽のプロットが上がってくるが、なにか違和感を覚え、GOサインが出せない倫也。

そんな中、ふとしたことから、恵とショッピングモールで買い物デートをすることとなる。ごく普通のデートを楽しんでいるうちに、詩羽のプロットに足りないものが何であるか、気付いた倫也は、その足で詩羽のもとに向かい、新たなプロットの作成を依頼するのであった。

そして1学期が終わり、本格的にゲームづくりに取りかかろうとする倫也たちの前に、一人の少女が現れる。

登場人物・キャラクター

安芸 倫也

私立豊ヶ崎学園2年の男子。同人サークル「blessing software」の代表。筋金入りのオタク。子供の頃からオタクであることを公言してはばからない。そのことが原因でいじめに遭ったが、屈することなくオタクを貫いてきた。良いと思った作品は積極的に広めるタイプで、波島出海をオタクの世界に引き込んだ張本人。 一方で、生真面目で健全な倫理観の持ち主でもあり、霞ヶ丘詩羽に「倫理君」と呼ばれることもある。澤村・スペンサー・英梨々とは幼馴染みの関係だが、一時期疎遠になっていた。詩羽とは、彼女が書いた「恋するメトロノーム」の大ファンだったことがきっかけで交流を持つようになり、現在に至っている。

加藤 恵

私立豊ヶ崎学園2年の女子。安芸倫也のクラスメイト。髪型はショートボブで、後にポニーテールに変えている。整った目鼻立ちをしているが、可愛いと綺麗が中途半端に同居しているため印象が薄い。同じクラスであることを、倫也は1か月もの間、気付かなかった。なお、加藤恵は、倫也を1年の頃から知っていた。倫也の家の近くの坂道で「運命的な」出逢いを果たし、半ば強引にblessing softwareの一員とされた。 倫也に対しては基本的にフラットな態度をとっており、特に好意があるようでもなく、かといってよそよそしさを見せることもない。いきなり部屋に誘われた日に、一晩中倫也の部屋でゲームをして過ごすなど、男女としての意識が乏しい面もある。 最初は、もともとオタク的なことには興味を持っていなかったが、倫也に進められてゲームをするうちに、ゲーム製作にも積極的になっていく。

澤村・スペンサー・英梨々

私立豊ヶ崎学園2年の女子。イギリス人の父と日本人の母を持つハーフ。金髪のツインテールで、青い瞳を持つ。「柏木エリ」のペンネームで、18禁の男性向け同人誌を書いており、ファンも多い売れっ子同人作家。安芸倫也とは幼馴染みで、子供の頃からよく一緒に遊んでいた。両親とともに倫也をオタクの道に引き込んだ。普段はオタクであることを隠している。 blessing softwareで、キャラクターデザイン、原画、背景を担当している。

霞ヶ丘 詩羽

私立豊ヶ崎学園3年の女子。入学以来、常に学園1位の成績をキープしている才媛。美人でスタイルも抜群。生徒たちの憧れの存在だが、性格のキツさもあって、学園内では一人でいることが多い。「霞詩子」のペンネームを持つライトノベル作家で、処女作「恋するメトロノーム」は50万部を売り上げるヒット。安芸倫也とはサイン会で知り合い、交流を深める。 一時期、霞ヶ丘詩羽が「恋するメトロノーム」の最終巻のプロットへの意見を求めた時に、倫也がそれを拒否したため、ややぎくしゃくとした関係になっていた。倫也に対しては、思わせぶりな発言や態度を見せることも多く、本気なのか、からかっているのか、わからないところがある。澤村・スペンサー・英梨々とは犬猿の仲のようでいて、気の合うところも見せている。 blessing softwareではシナリオを担当。

波島 出海

中学生の女子。安芸倫也の2つ下の後輩。波島伊織の実妹。小学生の頃、近所に住んでいた倫也と親しくなり、ゲーム「リトルラブ・ラプソディ」を勧められてプレイして以降、オタクとなる。倫也の愛弟子のような存在。中学校に入る前に引っ越したが、中学3年の夏に戻ってきて倫也と再会した。同人活動を行っており、初参加した即売会では、倫也の助けもあって同人誌100冊を完売している。

氷堂 美智留

安芸倫也の従姉妹。バンド「icy tail」のギター兼ボーカル。倫也の母と氷堂美智留の父が兄姉で、同じ日に同じ病院で産まれた。生後しばらく実家に預けられており、倫也とともに育てられた。以後は、親戚として定期的に顔を会わせており、関係は良好。隣県の女子校に通う。バンド活動を父親に反対されて家出し、倫也の家に転がり込んできた。 その後、マネージャーをつける条件で、バンド活動を容認されたため、倫也にマネージャーを依頼。その代わり、blessing softwareのゲーム音楽を担当することとなる。はじめはオタクへの理解が低く、ゲーム製作への参加も乗り気でなかったが、ゲームをテストプレイしてからは、積極的に関わるようになる。

波島 伊織

大手同人サークル「rouge en rouge」の代表の男子。中学生時代の安芸倫也の同級生で、倫也以上のオタク。知り合ってしばらくオタク仲間として仲良くなるが、親しくなるにつれ、「他人を自分のために利用する」という本質に気付き、袂を分かつ。創作能力はないが、プロデューサーとしての能力はかなり高い。大物作家やアニメーター、監督などとも太いパイプを持っている。

紅坂 朱音

漫画家兼プロデューサーの女性。rouge en rougeの創設者。デビュー作が大ヒットしてアニメ化され、以後も単行本が売れ続けている超人気作家。また、プロデューサー能力にも長け、rouge en rougeを大手サークルにした後、代表の座を波島伊織にそっくり渡している。その後も、気に入ったクリエーターを見かけると、強引な手段で引き抜き、自身の作品に参加させている。

集団・組織

icy tail

氷堂美智留が所属するガールズバンド。メンバーはギター兼ボーカルの氷堂美智留、ギターの姫川時乃(ひめかわときの)、ベースの水原叡智佳(みずはらえちか)、ドラムの森丘藍子(もりおからんこ)で構成される。もともとは美智留以外の3人で作ったバンドで、たまたま演奏を聴いた美智留が、その音に惚れ込んで加入し、現在のバンド名となった。 実は美智留以外の3人はオタクで、アニソンやゲーソンを演奏するバンドだったが、美智留加入後は、普通のバンドのように活動していた。のちに秋葉原のアニソンイベントでライブデビューを果たす。

クレジット

原作

丸戸史明

キャラクター原案

深崎暮人

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