概要・あらすじ
ある日、お父さんとお母さんは息子夫婦と孫の孝太郎とともに温泉旅行に行くことになった。孫を前に、まるで自分たちが子供であるかのようにはしゃぐ老父母を見て、息子のよしおはまるで子供が3人に増えたようだ、と思うのであった。
登場人物・キャラクター
お父さん (おとうさん)
定年退職して10年になる、元教師の老人。カメラが好きでお母さんの写真を撮りためている。他にはこれといった老後の趣味があるわけでもなく、一番の楽しみは孫の孝太郎と会うこと。実は教師をしていた頃は女生徒にモテていて、いまだに挨拶の手紙などが届くことがある。
お母さん (おかあさん)
お父さんと長年連れ添っている老婆。これといった老後の趣味というほどのものがあるわけでもなく、一番の楽しみは孫の孝太郎と会うこと。歳は取っていてもおしどり夫婦であり、夫婦仲は今なお良好で、一緒にいられるだけで幸せ。
よしお
お父さんとお母さんの息子であり、孝太郎の父親。割と心配性で、老父母のことを始終気にかけている。何かあった時のために携帯電話を持つように勧め、お父さんとお母さんが酒に酔っていた夜は心配でもう一泊泊まっていった。
ケイコ
孝太郎の母親であり、お父さんとお母さんから見れば嫁にあたる。ごく普通の善良な女性。ケイコ自身の実家にもケイコの両親である孝太郎のもう片方の祖父母がおり、そちらに孝太郎を連れて行くこともしばしばある。ジェットコースターが大好きで、遊園地に行った時は孝太郎以上にはしゃいでいた。
孝太郎 (こうたろう)
お父さんとお母さんの孫。よしおと、その嫁であるケイコの長男。ごく普通の幼児だが、お父さんとお母さんによく懐いている。たまに遊びに来ることもあり、また祖父母の側から息子夫婦の家に遊びに行って孝太郎と会うこともある。
朝青龍 (あさしょうりゅう)
お父さんとお母さんの家の近所に住む太った猫で、お母さんが勝手に「朝青龍」という名前を付けて呼んでいる。他の地域住民の中には、「エリザベス」と呼んでいる人もいる。実はお母さんは近所の猫におかしな名前を付けるのが好きで、朝青龍の他にも力士などの名を付けられた猫がたくさんいる。