概要・あらすじ
ナナは漫画家・遠藤淑子の愛犬である。人間でいえば中年くらいの歳で、平和な日々の中、徐々に老犬と呼ばれる歳に差し掛かっていた。散歩中の拾い食いの癖がどうしても治らないナナであったが、拾い食いで下痢をした時の回復にも徐々に時間がかかるようになるなど、次第にその体力に衰えを見せ始める。
登場人物・キャラクター
遠藤 淑子 (えんどう としこ)
年齢不詳の女性漫画家。ナナの飼い主。基本的にはインドア派で、また運動が苦手であるため、中型犬で体力もあるナナにはよく振り回されている。一応は躾もしているのだが、基本的にはダダ甘な飼い主。なお漫画家であるためアシスタントの出入りなどもあるが、ほぼすべてのアシスタントに、一度はナナの散歩を頼んでいる。作者である遠藤淑子がモデル。
ナナ
メスの中型犬。愛称は「ナナっち」。牧羊犬の犬種であるため、運動神経が良く、毎日2時間もの散歩を必要としている。生後6か月くらいの頃、ペットショップで大きくなりすぎて引き取り手がなかった。その時に遠藤淑子と巡り合い、飼われるようになった。大喰らいで、おやつが大好き。
その他キーワード
フリスビー
犬が飼い主と遊ぶためのフリスビー。フリスビーで遊ぶには訓練が必要であるため、ナナは飼い主・遠藤淑子とともに専門の教室に通い、数か月かけてフリスビー遊びを習得した。淑子が投げるのが下手なため、フリスビーはおかしな方向に飛んでいくことが多く、ナナは卓越した反射神経とキャッチ技術でそれに対応している。
凍らせたヨーグルト (こおらせたよーぐると)
ナナの好物。主に夏場に作っていた。市販されているフローズンヨーグルトではなく、遠藤淑子が自宅で、買ってきたヨーグルトを凍らせて作るもの。冷凍庫のキューブアイス用の製氷皿で作成しており、ナナには小分けにして与えている。