概要・あらすじ
東京大学に主席で合格するも、3日で自主退学した経験を持つ秋葉真剣が、学力偏重になっている現在の教育現場を変えようと奮闘する。周囲を驚かせ軋轢を起こすこともあるが、秋葉真剣が指導する姿を見るにつれて周囲が徐々に変わっていく。
登場人物・キャラクター
秋葉 真剣 (あきば しんけん)
セント・エルモ学園の代用教員として赴任した教師。普段から単車を乗り回し、暴走族のような外見をしているが、東京大学に首席合格した経歴を持っている。
宮島 リサ (みやじま りさ)
セント・エルモ学園に通う女子生徒。学園内でも有名な問題児で、屋上で身投げしようとしたところ真剣と出会う。説教ばかり言う教師に辟易しているが、真剣には心を開くようになる。
神野 久美 (じんの くみ)
文部省教育指導特別捜査官の女性。学生時代は真剣と同級生だった。無茶苦茶なやり方で教育する真剣を監督するためにセント・エルモ学園に送り込まれた。
青木 強 (あおき つよし)
東新学院Z組に所属する男子高校生。Z組の教室に通じる通路で、暗闇から人を脅かしては楽しんでいる。元々はボクシング部に所属しており、コーチのサンドバッグとして殴られ続けた挙句、「穴」と呼ばれるZ組にまで落とされた。
田中 (たなか)
東新学院Z組に所属する男子高校生。元々はラグビー部のスター選手だったが、暴力沙汰を起こして、退部させられた末、Z組に所属させられてしまう。「穴」と呼ばれるZ組の不良たちのリーダー格で、新任の教師をイジメて楽しんでいた。
藤井 (ふじい)
東新学院Z組に所属する男子高校生。真面目に授業に参加しないZ組生徒たちの中で、唯一授業に参加していた。「穴」と呼ばれるZ組に来た理由を「自分を戒めるため」と語り、多くを喋ろうとしない。
井上 (いのうえ)
東新学院Z組に所属する男子高校生。アフロの髪型が特徴的。元は野球部のエースピッチャーだったが、肩を壊してしまい野球を続けられなくなったため、「穴」と呼ばれるZ組に落とされてしまう。
真田 信哉 (さなだ しんや)
東新学院の校長。何よりも学校の品格を重視し、不良生徒や部活で活躍できなくなった生徒を不要として、Z組にまとめている。
リカコ
ある保育園で働く保母。過去は真剣の生徒であり、いじめられていた自分を立ち直させてくれた真剣に心から感謝している。学生時代は小太りだったが、現在は痩せて美しい女性になっている。
佐々木 (ささき)
真剣が学生時代に通っていた清嵐高校の新任教師。東大に何人の生徒を送ったかを重視しており、偏った見方で生徒たちを苦しめる。
唐沢 徳兵衛 (からさわ とくべえ)
70歳を超える老人。大企業の会長だが、幼少期に学校に通えず、学生時代をもう一度楽しむために、東京ドームを貸し切り、特設の学校を設営して真剣とマンツーマンで学生生活を楽しむ。
田嶺 恵太 (たみね けいた)
フェニックス学園の代用教師。真剣や森彦一と共に、フェニックス学園に赴任する。長身に、筋骨隆々とした巨漢、暴力沙汰を起こす生徒に対しては鉄拳制裁も辞さず、暴力で抑えつけようとする。
森 彦一 (もり ひこいち)
フェニックス学園の代用教師。真剣や田嶺恵太と共に、フェニックス学園に赴任する。弱々しい外見で、生徒たちにも殴られてしまうが、信念だけは誰にも負けず、誠意で不良生徒たちを更生させることを目指す。
場所
フェニックス学園 (ふぇにっくすがくえん)
教育困難児を更生させる目的で設立された高校。校長は大賀太三。生徒の大半は不良生徒であり、教師たちも手を焼いている。そんな中、真剣や田嶺恵太、森彦一らの代用教師が新任として訪れる。
クレジット
- 原作
-
M.A.T.