概要・あらすじ
日和かなでは17歳の女子高生。身長は145cmで童顔、幼児体型で処女。隣のクラスの佐伯くんに片想い中で、いつか告白されないかな、と都合のいい夢を見ていた。ある日、おでこにケガした日和は、保健室で少し陰のある保健委員の男の子、影山九郎と出会う。彼は日和のケガを見て、突然「一目惚れをした」と言い出す。さらに自分は吸血鬼で、理想的な血液を持つ日和に「僕の食糧になってください」とお願いする。
影山の言うことを信じられず、危ない人だと思った日和は保健室から逃げ出すが、影山は翌日から日和に付きまとうようになる。日和の体調に気を配ったり、必死に世話をする影山だが、憧れの佐伯くんの前で、「日和先輩は自分が管理する」と言い出し、日和を怒らせてしまう。
登場人物・キャラクター
日和 かなで (ひより かなで)
17歳の健康な女子高生。2年A組。身長は145cmと小柄で童顔。よく小学生と間違われる。肩までの長い髪は、ゆるくふたつにしばっている。隣のクラスの佐伯くんに片想い中。毎日、牛乳を飲んでいるが、身長はなかなか伸びない。健康で一度も風邪をひいたことがない。お人好しなドジっ子で、愛されキャラ。
影山 九郎 (かげやま くろう)
日和かなでと同じ学校に通う男子高校生で吸血鬼。1年C組の保健委員。黒髪で少しツリ目。イケメンだが無表情で、少し周囲と感覚がズレている。ペドロフという黒い猫の使い魔を連れている。健康でキレイな血を持つ日和が気に入り、食糧になって欲しいとつきまとう。匂いに敏感で、離れていても日和の居場所がわかる。日光が苦手なため、カーテンを閉めて保健室にいる。 十字架も少し苦手。夜になると吸血鬼の能力が上がり、ケガもすぐ治る。
ペドロフ
吸血鬼・影山九郎の使い魔。首輪をした黒い猫で、人間の言葉をしゃべる。影山九郎のことを「若」と呼ぶ。常識のある猫で、影山によく説教をしている。
佐伯くん (さえきくん)
日和かなでが片想いしている憧れの男子高校生。日和の隣のクラスで、2年B組。真ん中分けのサラサラヘア。成績優秀で運動神経が良く、さわやかなイケメン。女性に優しいので、とにかくモテる。
川野先生 (かわのせんせい)
日和かなでが通う高校の保健の男性教師。影山九郎の兄で吸血鬼。背が高く、大きなメガネをかけている。髪の上部を後ろで縛り、普段は白衣を着ている。ノリが軽く、弟の獲物を奪おうとしたが、基本的には弟がかわいくて仕方がない。十字架は効かない。