概要・あらすじ
石井守とその妹の石井春子は、社会人として働くべき年齢でありながら全く焦った様子もなく、2人仲良く気ままなニート生活を満喫していた。そんな彼らの日常は、何だかんだで子供たちには甘い両親をはじめ、学生時代の友人たちとその関係者、さらには2人の生活を窓越しに眺める隣人のOL・倉木さんなど、意外にも賑やか。
ニートである兄妹を中心に、人の輪は少しずつ広がりを見せていく。
登場人物・キャラクター
石井 守 (いしい まもる)
豊富な雑学知識を持つ秀才肌の青年で、社交性も高いが、妹の石井春子と一緒に仲良く気ままなニート生活を謳歌している。さまざまな趣向を凝らして暇つぶしの方法を考えるのが得意。また、図書館で大量の本を借りて来ては、読書にふけることも少なくない。友人の丸山くんや遠藤くんと出かけることも多く、ちゃんとした友達がいるため、妹からはエリートニートとして尊敬されている。 基本的には穏やかでユニークな人柄だが、筋肉痛の春子を笑わせようとしたり、缶入り飴のハッカ味だけを残しておくなど、いたずら好きな一面も。なお、普通自動車免許を取得しており、書道は初段の腕前。
石井 春子 (いしい はるこ)
兄の石井守と一緒にニートライフを満喫している、朗らかでマイペースな女の子。極度の人見知りで社交性は極めて低いが、1度仲良くなった相手とは気さくに接する。みんなが働いていない休日が好きだったり、冗談で兄が働くと言い出した際には大きく動揺するなど、ニートであることに若干の後ろめたさを感じているようだが、働くつもりは全くない。 女性ながら身だしなみには無頓着で、むしろおしゃれなブティックなどを極端に恐れており、いつもダボダボのスウェット姿で過ごしてばかり。なお、その大きな胸は母親から唯一の長所として認識されている。テレビゲームが大好きだが、ニートでお金がないため、遊んでいるのはいつも中古の旧作。
丸山 翼 (まるやま つばさ)
石井守の友人で、気さくで気の良い、ちょっとお馬鹿な今どきの青年。兄と弟の3人兄弟。からかいがいのある性格なため、友人の石井守や遠藤くんから冗談でイジられることもしばしば。社会人としてまっとうに働いており、遊ばなくなった古いゲームソフトを手土産に、石井家を訪れることが多い。 そのため春子からは毎回何かくれる人だと認識されている。現在、絶賛彼女募集中。
倉木 美香 (くらき みか)
石井家の隣のアパートに引っ越してきたOL。神経質な性格で些細なことが気になり寝付きが悪かったが、窓越しに石井兄妹の放蕩生活を眺めていたらどうでもよくなり、安眠できるようになった。それ以来、窓越しに2人の日常を覗き見するのが習慣となっている。興味の対象で恩人でもある石井兄妹と仲良くなりたいと願っており、2人と少しずつ距離を縮めていきながら、ようやく石井家へ出入りできるようになるまで関係を発展させた。
遠藤くん (えんどうくん)
石井守や丸山くんの友人で、彼自身を含めた3人で連れ立って出かけることが多い。稲森さんという、同じ職場の年上の女性とつきあっている。なお、美人の姉が2人いる。
書誌情報
働かないふたり 32巻 新潮社〈バンチコミックス〉
第14巻
(2018-07-09発行、 978-4107721020)
第18巻
(2019-12-09発行、 978-4107722430)
第26巻
(2022-08-08発行、 978-4107725271)
第27巻
(2022-12-08発行、 978-4107725530)
第28巻
(2023-04-07発行、 978-4107725936)
第29巻
(2023-08-08発行、 978-4107726346)
第30巻
(2023-12-08発行、 978-4107726735)
第31巻
(2024-04-09発行、 978-4107727077)
第32巻
(2024-08-07発行、 978-4107727398)