僕はラブソングが歌えない

僕はラブソングが歌えない

男子高校生の鈴木は、三人の美少女から思いを寄せられる、まるでラノベの主人公のような環境にあったが、イケメン転校生の佐藤祐一の登場によって、楽しかった学園生活が徐々におかしくなっていく。佐藤は学園にハーレムを作りたいという、エロゲの主人公のような男だった。心を抉るような展開を見せる青春残酷NTRエレジー。「漫画アクション」2018年5/1号から2019年1/22号にかけて掲載された作品。

正式名称
僕はラブソングが歌えない
ふりがな
ぼくはらぶそんぐがうたえない
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あらすじ

第1巻

高校性の鈴木は、幼なじみの美少女、竹内みきに毎朝起こされていっしょに学校に通うという、まるでラノベの主人公のような学園生活を送っていた。そして、格闘ゲームのよきライバルであるクラスメートのクール系美少女、山田さくらもひそかに鈴木に思いを寄せていた。また、人と話すのが苦手なクラス委員長の川上も、鈴木の優しさに触れて、最近は鈴木のことが気になり始める。そんなある日、クラスに佐藤祐一というイケメンが転入して来る。鈴木に校舎を案内してもらった佐藤は、自分は学園にハーレムを作ると、鈴木に不敵な笑みを浮かべるのだった。それを聞いた鈴木は言い知れぬ不安を感じ、佐藤がみき、さくら、川上、そして鈴木の妹、を相手にしたハーレムを作っている悪夢にうなされる。

第2巻

素直に鈴木に自分の思いを伝えられない山田さくらは、落ち込んでいるところを佐藤祐一に声を掛けられ、そのままなし崩し的に処女をささげてしまう。佐藤はさらに川上とも関係を結び、鈴木に宣言したとおりのハーレムを着々と作り上げていた。昔から鈴木に思いを寄せる竹内みきも、また佐藤に落とされていた。佐藤はさらに、たまたま出会った鈴木の妹、もマンションに誘おうとする。

登場人物・キャラクター

鈴木 (すずき)

男子高校生。思いやりのある優しい性格をしている。特に取り柄のない、ふつうの男の子。幼なじみの竹内みき、格闘ゲーム仲間である山田さくら、クラス委員長を務める川上と、クラスメートでもある三人の美少女から思いを寄せられているが、鈴木自身はまったく気づいていない。平和で楽しい学園生活を送っていたが、ハーレムを作ると鈴木に宣言した佐藤祐一の登場により、鈴木の学園生活は怪しい雲行きになっていく。

(りん)

鈴木の妹。元気で明るい性格で、ツインテールの髪型にしている。鈴木とは兄妹の関係も良好。兄の幼なじみである竹内みきとも顔なじみで仲がいい。夕食に兄の好物であるマーボー豆腐を作るなど、料理も器用にこなす。

竹内 みき (たけうち みき)

鈴木と同じ高校に通う女子。鈴木とはクラスメートで、幼なじみでもある。茶髪のロングストレートヘアで、左右のこめかみにアクセサリを付けている。山田さくらと川上が鈴木に思いを寄せていることを知り、応援しようと奮闘するが、実は竹内みき自身も12年間にわたって鈴木に思いを寄せ続けている。

川上 (かわかみ)

鈴木と同じ高校に通う女子。鈴木のクラスメート。黒髪のポニーテールで後頭部に大きなリボンを付けている。手芸部に所属している。まじめな性格で、クラス委員長を務めている。人と話すのが苦手で友達もいないが、声を掛けてくれた鈴木のことが気になっている。ジョークの本を愛読しており、親しくなった相手には本で得たジョーク話を披露する。

山田 さくら (やまだ さくら)

鈴木と同じ高校に通う女子。鈴木のクラスメート。髪をショートカットにしたクール系の美少女。鈴木とは格闘ゲームのライバル同士で、よくゲームセンターで待ち合わせして対戦をしている。実は鈴木に思いを寄せているが、素直にその気持ちを伝えられずにいる。

佐藤 祐一 (さとう ゆういち)

鈴木のクラスに転入してきたイケメンの男子高校生。母親を亡くし、豪華マンションで一人暮らしをしている。鈴木にハーレムを作りたいと宣言するヤリチンで、事実多数の美少女との3P、4Pもやり慣れている。

石川 順 (いしかわ じゅん)

女子高校生。鈴木の中学時代の同級生で、毎日のようにいっしょにゲームセンターに通っていた。別の高校に進学したため、しばらく会っていなかったが、ゲームセンターで偶然再会する。佐藤祐一とは前の学校でクラスメートだった。

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