先輩がうざい後輩の話

先輩がうざい後輩の話

少しガサツながら面倒見のいい先輩社員の武田晴海と、武田に対してまんざらでもない気持ちを抱いているものの、素直になれない後輩女性の五十嵐双葉の日常を描いたラブコメディ。コミックスは全ページフルカラーで、毎巻に描き下ろしエピソードが多数掲載されている。作者がTwitterで発表していた作品で、後に一迅社「comic POOL」でも連載。2018年3月に同社より単行本が発売された。「次にくるマンガ大賞2018」Webマンガ部門で第1位を獲得。2021年10月テレビアニメ化。

正式名称
先輩がうざい後輩の話
ふりがな
せんぱいがうざいこうはいのはなし
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
comic POOL(一迅社)
巻数
既刊1巻
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あらすじ

とある会社で働く五十嵐双葉は、自分の頭を撫でては子供扱いしたり、コミュニケーション過剰な先輩の武田晴海をうざく感じながらも、仕事のミスをフォローしてくれたり、飲み会で絡まれた時に助けてくれたりする面倒見のいい武田のことが気になっていた。ある日、居酒屋で武田に仕事の愚痴をこぼしていた五十嵐は、酔った勢いもあってふだんは口にしないことを武田に尋ねる。(エピソード「第1話」)

友達の黒部夏美と、職場で渡すバレンタインチョコをいっしょに作った五十嵐は、黒部から余ったチョコをもらう。五十嵐は黒部から渡したい人に渡せばいいと言われ、翌日会社の先輩の桜井桃子に渡そうとするが受け取ってもらえなかった。その後、ほかの人たちにも受け取ってもらえなかった五十嵐は、武田にチョコを渡すのだった。(エピソード「第21話」)

手相占いにハマっている黒部の影響を受けて、五十嵐も手相占いに興味を示す。手相占いの本を読んでいた五十嵐を見かけた武田は、彼女に手相を見てもらうことにした。しかし五十嵐は、差し出された武田の手を握ったまま手相を見続ける。(エピソード「第41話」)

五十嵐は、クリスマスプレゼントとして渡したネクタイを武田が身につけているのを見て一人悦に入っていた。そんな五十嵐の様子を見た桃子は、五十嵐から黒部に相談してプレゼントを決めたことを聞いて、自分も黒部に相談しようと考える。(エピソード「第58話」)

五十嵐は、会社帰りに黒部と待ち合わせてお店に向かう予定だったが、予約した時間まで余裕があったため、二人はゲームセンターで時間をつぶすことにした。五十嵐は店内で同じ会社の月城モナから声をかけられ、月城がダンスゲームをプレイする様子を見学するのだった。(エピソード「第78話」)

五十嵐は、節分前におじいちゃんから大量の豆が送られてきたことで処理に困り、節分の日に武田を自宅に招く。当日、武田の到着を待っていると、おじいちゃんが連絡もなしに部屋にやって来る。なんとかおじいちゃんに部屋から出ていってもらおうとする五十嵐だったが、そこへ武田が到着。五十嵐を溺愛するおじいちゃんは、武田に向かって全力で豆を投げつけるのだった。(エピソード「第100話」)

桜井優人は親が厳格な友達から、人気女性タレントの写真集を一時的に預かってほしいと頼まれる。優人はセクシーショットの多い写真集を持て余していると、そこに運悪く、姉の桃子を訪ねて黒部が遊びにやって来る。黒部は優人の部屋で写真集を発見するものの、かわいいからと気にも留めない。そんな黒部の様子を見た優人は、思わず黒部の方がきれいだと言ってしまう。(エピソード「第122話」)

とある連休、なんの予定もない五十嵐は、以前武田が人気ハンバーガー店に行きたいと言っていたのを思い出す。五十嵐は武田を食事に誘おうと連絡を取るものの、いくら電話をかけてもつながらない。心配になった五十嵐は、急いで武田の自宅へと向かう。(エピソード「第147話」)

以前、過酷なブラック企業に勤務していた奥寺もみじは、転職してからも食への興味をなくしていた。会社でも簡易的な栄養補助食品ばかりを口にしている奥寺を心配した五十嵐は、武田も誘ってラーメン店へと向かう。親切なラーメン屋の店主や明るく自分を気遣ってくれる五十嵐と武田に対し、奥寺は思わず涙をこぼしてしまう。(エピソード「第161話」)

テレビアニメ

2021 年10 月にテレビアニメ化され、TOKYO MX などで放送された。主人公の五十嵐双葉を楠木ともり、先輩の武田晴海を武内駿輔が演じる。

登場人物・キャラクター

五十嵐 双葉 (いがらし ふたば)

社会人になって3年目の女性。年齢は22歳。やや頑固な性格をしている。電車のつり革に手が届かないくらい身長が低く、子供扱いされると激怒する。入社時に教育係として指導してくれた先輩の武田晴海とは、いいパートナーの関係を築いている。事あるごとに絡んでくる武田のことをうざいと思いつつも、内心では信頼して好意を寄せている。そんな五十嵐双葉の気持ちを、鈍感な武田以外の周囲のみんなは気づいており、何かと助け舟を出している。しかし、素直になれない五十嵐はあくまで会社の先輩と後輩と言い張り、武田に自分の気持ちを伝えられないでいる。好きな飲み物はおしるこで、苦手な飲み物はコーヒー。料理を得意としている。誕生日は3月9日。

武田 晴海 (たけだ はるみ)

五十嵐双葉と同じ会社に勤める男性。面倒見のいい性格で、ほかの社員からの信頼も厚い。大柄な体型で、紅白帯を付けるほどの柔道の猛者(もさ)。教育係として指導した五十嵐とは行動を共にすることが多く何かと気にかけているが、コミュニケーションが過剰なために五十嵐からはうざいと思われつつも、頼りにされている。ややガサツで鈍感なところがあり、五十嵐の好意にまったく気づいておらず、五十嵐とは友達感覚で付き合っている。好きな飲み物は緑茶で、甘いものが苦手。誕生日は3月9日で、五十嵐と誕生日が同じだとわかると、お互いに誕生花のチューリップを贈り合う。

桜井 桃子 (さくらい とうこ)

五十嵐双葉と同じ会社に勤める女性。容姿端麗でプロポーションもいいことから、男性社員から人気がある。頼りがいのある大人の女性ながら、イタズラ好きでおちゃめな一面があり、同僚の風間蒼太や後輩の五十嵐をからかって楽しんでいる。風間に好意を寄せており、風間から告白されるようにさまざまなアプローチを繰り返しているが、未だ成功に至っていない。好きなお菓子はマカロン。

風間 蒼太 (かざま そうた)

五十嵐双葉と同じ会社に勤める男性。つねに気だるそうな表情を浮かべている。五十嵐と武田晴海のやり取りを内心応援しており、進展するように時おりサポートしている。しかし、風間蒼太自身の恋愛に関しては奥手で、同僚の桜井桃子に好意を寄せているものの積極的にアプローチすることができず、友達以上恋人未満な関係を続けている。好きなお菓子は大福で、いつも栄養ドリンクを飲んでいる。

黒部 夏美 (くろべ なつみ)

五十嵐双葉の幼なじみの女性。五十嵐とは中学時代からの付き合い。転校して来た五十嵐をいじめから助けたことで、お互いに名前で呼び合う親友となる。いたずら好きで五十嵐をよくからかっているが、五十嵐から相談を受けた時は真剣にアドバイスを送っている。

おじいちゃん

五十嵐双葉の祖父。五十嵐のことを溺愛しており、何かにつけて五十嵐にメールを送ったり、事前に連絡もせずに家まで様子を見にやって来るため、五十嵐からはうざがられている。五十嵐と仲のいい武田晴海のことを最初は敵視していたが、すぐに打ち解ける。

土方 (ひじかた)

五十嵐双葉と同じ会社に勤める男性。同僚の風間蒼太や大石とよく行動を共にしている。惚れやすい性格で、女性をよくナンパしている。容姿は悪くないが、誘い方が非常にキザなためいつも失敗しており、風間や大石から恒例行事扱いされている。

大石 (おおいし)

五十嵐双葉と同じ会社に勤める男性。同僚の風間蒼太や土方とよく行動を共にしている。周囲からは「小石」と呼ばれることが多く、呼ばれるたびに「大石」だと訂正している。

桜井 優人 (さくらい ゆうと)

桜井桃子の弟。道に迷った際に五十嵐双葉と黒部夏美に助けられ、カツアゲにあった際に武田晴海に助けられた。身体が小さく、弱気な性格のために何事にも消極的だったが、黒部からのアドバイスを受けて苦手なものにもチャレンジするようになり、充実した毎日を送るようになる。その後、そのきっかけを作ってくれた黒部のことが気になり始める。

月城 モナ (つきしろ もな)

五十嵐双葉と同じ会社に勤める女性。桜井桃子の同僚で友人。初対面の武田晴海からは、外国人だと勘違いされるほどの独特な雰囲気を漂わせており、独特な話し方をする。くじ引きを何度引いても大吉ばかりを引く強運の持ち主。

カブ吉 (かぶきち)

五十嵐双葉が発見したオスのカブトムシ。五十嵐がその場で「カブ吉」と名づけた。五十嵐に懐いており、いつの間にか彼女の会社のデスクや自宅に姿を現すため、五十嵐が飼うこととなった。

書誌情報

先輩がうざい後輩の話 1巻 一迅社〈comic POOL〉

第1巻

(2018-03-28発行、 978-4758009812)

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