神のみぞ知るセカイ

ギャルゲー好きの高校生・桂木桂馬が、悪魔に取り憑かれた女性たちを解放するために次々と口説き落としていく姿を描くラブコメディ。

正式名称
神のみぞ知るセカイ
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
全26巻完結
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あらすじ

桂馬とエルシィの出会い(第1巻)

通算5000本以上もの「ギャルゲー」を攻略して来た少年・桂木桂馬は、ある日攻略してほしい女がいると書かれた変なメールを受け取る。そのメールに返信をした途端、桂馬の目の前にエリュシア・デ・ルート・イーマという少女が現れた。エリュシアは桂馬に地獄との契約が完了したと告げると同時に、いっしょに駆け魂を捕まえようと誘う。駆け魂を捕まえるにはクラスメイトの高原歩美を恋に落とさなければならないと知った桂馬は、その誘いを断ろうとするが、地獄との契約を結んだ桂馬は、駆け魂を捕まえなければ首を斬られてしまう。そこで桂馬は、「ギャルゲー」で培った知識を活かし、歩美の攻略を開始する。

高原歩美編(第1巻)

桂木桂馬高原歩美を攻略するために、陸上部で走っている彼女を応援し始めた。だが、学校中で「キモ男」として認知されている桂馬の応援を受けた歩美は、露骨に嫌そうなそぶりを見せる。しかし、桂馬は「ギャルゲー」では「嫌い」と「好き」は変換可能だと言って、嫌がられながらも歩美の応援を続ける。そんな中、桂馬は歩美が先輩達に気遣って練習中にケガをしたそぶりを見せ、大会に出場しないようにしている事を見抜く。そこで桂馬は歩美を呼び出し、大会に出場するように訴えかける。そんな桂馬から勇気をもらった歩美は、桂馬に好意を寄せるようになる。それにより歩美の中から駆け魂を出す事に成功した。

青山美生編(第1巻)

桂木桂馬は同じ学校に通うお嬢様・青山美生を攻略する事になった。桂馬は美生の外見から彼女の性格を「ツンデレ」だと決めつけ、「ツンデレ」のキャラを攻略するための方法を試してみるがうまくいかない。そこで桂馬は美生の情報を集めるために彼女のあとをつけ、彼女がお嬢様を装っている貧乏少女だと知る。そして、桂馬は美生の秘密を守ると彼女に告げ、その手伝いをするという体で彼女との関係を築く。そして桂馬は、美生が亡き父を忘れないためにお嬢様として振る舞っている事を知り、彼女に対して、もう自分の人生を歩むべきだと告げる。そんな桂馬の言葉により美生は攻略され、駆け魂が美生の中から追い出された。

中川かのん編(第2巻)

アイドルとして大人気の中川かのんは、人から知られない存在になる事を怖れていた。そんな中、かのんはクラスメイトの桂木桂馬から興味を持たれていない事を知り、そのショックで駆け魂に入り込まれてしまった。それを知った桂馬はかのんを攻略する事になるも、かのんからの誘いには無関心を貫こうとする。桂馬は「ギャルゲー」から得た知識により、ヒロインから誘われる際にはトラップの可能性があると警戒していたのだ。そんな中、かのんが大きなショックを受けた事で駆け魂の能力が発動、透明になってしまう。それにより桂馬はかのんの悩みを知り、攻略が進んでいると把握する。そんな中、かのんは大舞台でのライブ前にみんなの前から姿を消してしまう。そこで桂馬はかのんをいち早く発見し、アイドルとしてみんなの前で輝くべきだと諭す。それによりかのんは攻略され、駆け魂がかのんの中から追い出される。

汐宮栞編(第2巻)

桂木桂馬汐宮栞を攻略する事になるも、栞が無口過ぎるためになかなか進展しない。そこで桂馬は栞を怒らせる事で、本音を聞き出そうとする。そんな中、栞は図書館での視聴覚ブース設置に反対の姿勢を示し、図書館に立て籠もってしまう。そこで桂馬は立て籠もっている栞のもとに赴き、いっしょに立て籠もる。栞は桂馬にずっと図書館で静かに暮らしていたいと口にするも、桂馬にそれがウソだと見抜かれてしまう。そして栞は自分が本当はみんなとしゃべりたかった事を気づかされる。そして桂馬からみんなとしゃべる勇気をもらった栞は、図書館への立て籠もりを止め、視聴覚ブースの設置には反対だとみんなに本音をぶつける。

春日楠編(第3巻)

桂木桂馬は、空手部の主将・春日楠の中に駆け魂がいる事に気づき、空手部に入部して楠への弟子入りを志願する。そして、桂馬は楠がかわいいものが大好きだという事を知る。しかし、楠はそんな嗜好を捨て去りたいと考えており、その矛盾した思いが駆け魂の力により増幅、結果「かわいいものが好きな楠」と「普通の楠」とで分裂してしまう。そこで桂馬は、楠にかわいいものが好きな楠と戦って、それを叩き伏せる事を提案する。そして、かわいいものが好きな楠を出現させるため、桂馬は楠とデートをする事になった。その後、デートの影響によりかわいいものが好きな楠を実体化させる事に成功し、楠と対決する事になる。

ハクア編(第4巻)

エリュシア・デ・ルート・イーマのもとに、ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムと共に地獄からの命令が届く。その内容は、ほかの地区の担当者が駆け魂を取り逃がしたために、その対応をしてほしいというものだった。桂木桂馬はハクアが駆け魂を逃がした張本人である事を知りつつ、手伝ってやろうかと話を持ち掛け、ハクアから地獄に関する情報を提供する事を求める。桂馬の手助けにより駆け魂のいる場所を見つけたハクアだったが、強力になった駆け魂の対処に困ってしまう。さらにハクアは心の隙間につけ入られて、駆け魂にあやつられてしまう。

小阪ちひろ編(第4巻)

桂木桂馬はクラスメイトの小阪ちひろの中に駆け魂がいる事を知る。しかし、ちひろは桂馬にとって苦手な人物であるうえに、彼女にはほかに好きな人がいた。そのため桂馬は、ちひろの攻略をあきらめようとしていたが、ちひろの恋愛をサポートして、その相手に駆け魂を出させればいいと気づく。そんな桂馬の助力により、ちひろは片思いの相手と徐々になかよくなっていく。しかし、必死にサポートする桂馬とは違い、ちひろはどこか恋愛にまじめではなかった。そして桂馬は、ちひろにもっとまじめになれと怒ってしまう。その言葉により傷ついたちひろの心の隙間はさらに広がってしまう。

長瀬純編(第4巻~第5巻)

長瀬純が教育実習生として、母校である私立舞島学園高等部にやって来る。そして純は、誰もが匙を投げている問題児・桂木桂馬の更生を決意する。すると純の中に駆け魂が入り込み、桂馬はそんな純の攻略を行おうとする。そこで桂馬は教師と生徒という関係では攻略が難しくなると考え、学校では純とできるだけかかわり合いを持たないようにする。しかし一方の純は、桂馬に積極的に話し掛けて来る。そんな純の行動によって桂馬の考えとは裏腹に、二人は教師と生徒という関係性が定着してしまう。そこで桂馬は生徒という立場から純を攻略する事に決め、そのための情報を二階堂由梨から得ようとする。そして桂馬は、純が高校生の頃問題を起こしていた事を知る。一方、純は生徒に理想を押しつけるあまり、生徒達から厄介者扱いされ始めていた。

九条月夜編(第5巻)

桂木桂馬が攻略する事になった九条月夜が、突然謎の失踪を遂げた。桂馬がエリュシア・デ・ルート・イーマの持つセンサーを頼りに月夜の居場所を探っていると、月夜の身体は駆け魂の影響により、人形大の大きさまで縮んでしまっていた。月夜は、人との関係を断つ生き方を望んでおり、身体が小さくなった事で期せずして望みを叶えていた。だが、それでは心の隙間が埋まらないと考えた桂馬は、月夜には内緒で彼女の周囲の物を大きくし、月夜が徐々に小さくなっているかのように演出する。しかし、それを悟った月夜は桂馬のもとからいなくなってしまう。

ハクアのバディ編(第6巻)

ある日、桂木桂馬は家に遊びに来ていたハクア・ド・ロット・ヘルミニウムに、勝った方がなんでも言う事を聞くというルールのもと、地獄の定番ゲームで勝負を挑む。自信満々で桂馬の挑戦を受けるハクアだったが、ゲームと名の付くものには滅法強い桂馬を相手に、連敗を重ねていく。こうして賭けに勝った桂馬は、ハクアに「恋愛」以外で駆け魂を捕まえる方法を教えるよう求める。さらに桂馬は、ハクアの協力者がどんな方法で駆け魂を出しているのかと尋ねる。その問いにハクアが答えをはぐらかす中、彼女の協力者・丸井雪枝がやって来る。桂馬は雪枝から情報を得るため、彼女に気に入られようと行動を開始する。

生駒みなみ編(第6巻)

水泳部に所属している少女・生駒みなみは、中学生最後の大会を前にしてレギュラーから漏れてしまう。しかし、ずっと部活に打ち込んでいたみなみにはほかにやりたい事が見つけられず、その心の隙間に駆け魂が入り込んでしまう。そんなある日、放課後のプールに行ったみなみは、そこに桂木桂馬の姿を見つける。彼の事が気になるみなみだったが、桂馬が高等部で「キモ男」として非難されている事を知る。しかし、みなみには「キモ男」と呼ばれている桂馬と、プールで見た桂馬とではギャップがあり過ぎて、どうしてもその印象が結びつかない。だが、それこそが桂馬の狙いだった。桂馬は先輩と後輩という関係性を利用して、みなみにギャップのある印象を与え、彼女の中で自分の存在をどんどん大きなものとしていく。

鮎川天理編(第7巻)

桂木桂馬の自宅に小学生の頃のクラスメイト鮎川天理が母親と共に挨拶にやって来た。しかし桂馬は天理の事を覚えておらず、天理もまた桂馬の事を覚えていないと口にする。そんな中、天理の中に駆け魂の反応が検知された。そこで桂馬は天理を攻略する事にするも、天理の反応は通常の駆け魂の入った少女とは違っていた。一方、桂馬と同様に天理の中の駆け魂の捕獲を狙っていたノーラ・フロリアン・レオリオは、桂馬に駆け魂の捕獲を邪魔され、彼を殺そうとする。桂馬は天理と共に逃げ出すが、そんな中、天理は実は桂馬の事をずっと覚えていたと語り、私立舞島学園の地下から逃げようと提案する。そして、逃走を重ねるうちに天理の事を思い出し始めた桂馬に対し、彼女は自分の中にいる駆け魂の名前がディアナだと告げる。そしてディアナは、自分は駆け魂ではなく「女神」だと話し始める。

田舎への帰省編(第7巻~第8巻)

祖父のいる田舎へと帰省する事になった桂木桂馬は、そこで言動が不気味な幼い少女・南波愛梨と出会う。さらにその日の夜中、愛梨そっくりの幽霊を目撃してしまう。桂馬はそれを駆け魂の影響だと判断するが、エリュシア・デ・ルート・イーマの持つセンサーには反応がなかった。それによりエリュシアが本物のお化けだと怖がってしまうが、桂馬はあくまでも駆け魂の影響を疑っていた。そして、愛梨そっくりの幽霊に会いに行く事を決め、エリュシアに駆け魂の説得を頼んだ。実は駆け魂に入り込まれていたのは愛梨ではなく、その祖母・日永梨枝子だった。

上本スミレ編(第8巻)

ラーメン屋の看板娘・上本スミレの中に駆け魂がいるとわかった桂木桂馬は、スミレの父親・上本満夫に頼み込んでラーメン屋で働かせてもらう事になった。桂馬は満夫も認めるほどの働きぶりを見せる事で、店に溶け込む事に成功する。スミレは満夫に認められるために新しいラーメンを作る事を決め、桂馬にその味見を頼む事になる。桂馬は味見役を務める事によって、スミレの好感度アップを狙うが、スミレの作るラーメンは桂馬の想像以上にまずかった。さらに満夫はスミレがラーメンを作る事自体を認めず、彼女の作ったラーメンを流し台に捨ててしまう。そんな中、桂馬は満夫が自分の冴えない店を娘に継がせたくなくて、わざと彼女に嫌われるような態度を取っている事を知る。

榛原七香編(第8巻~第9巻)

桂木桂馬は、榛原七香の中に駆け魂が入っている事を知る。七香はディアナ相手に将棋で負けて以来、その悔しさから心に隙間ができていた。桂馬は七香を攻略する手始めとして、まず彼女に将棋で勝利をおさめる。そして、桂馬はディアナに攻略のサポートを頼むも、ディアナは桂馬がキスをして駆け魂を追い出している事を聞き、怒ってしまう。そして、桂馬に将棋の勝負を挑み、桂馬もまた、ディアナの挑戦を受ける事に決める。しかし、桂馬は本気で挑んだものの、ディアナに敗北を喫してしまう。そこで桂馬は七香と共に寝ずの将棋特訓を開始する。

五位堂結編(第9巻~第10巻)

桂木桂馬五位堂結の中に駆け魂が入っている事を知る。由緒正しき五位堂家のお嬢様である結は母親に過保護に扱われるあまり、大好きだった吹奏楽部を辞めさせられてしまう。そして、結は表向きには母親に逆らえなかった事から、心の隙間を作ってしまう。そんな中、桂馬は結を攻略するためにアプローチを開始するが、駆け魂の影響により桂馬と結の身体が入れ替わってしまった。そこで桂馬は結が元の生活に戻りたいと思うまで待つ事を決めるも、結は桂馬の想像以上に身体の入れ替わった生活を楽しんでしまっていた。一方、桂馬もまた、身体が入れ替わった事により思考が女性らしく変化してしまい、そんな自分の変化を受け入れられない桂馬は絶望する。

春日檜編(第10巻~第11巻)

春日檜の中に駆け魂がいるとわかった桂木桂馬は、彼女から現在どう思われているかを確認するため、彼女の胸を誤って触ってしまう演技を行った。それにより桂馬は檜から男としては見られていない事を察する。そこで桂馬はファンという立ち位置から檜を攻略しようと企むも、相手にされなかった。そんな中、檜は駆け魂の影響で身体が巨大化してしまう。檜はそれを自覚していない素振りを見せていたが、桂馬の計略によりウソだった事が判明。そこで桂馬は巨大化した檜を気遣い始め、檜との距離感を縮める事に成功する。そして、桂馬は檜が妹・春日楠のあこがれに応えるため、つねに強い自分である必要があった事を知る。そのプライドの高さ故に駆け魂に付け込まれてしまい、身体までも大きくなってしまったのだ。そんな中、楠に変装した何者かが檜に向かって、彼女の心の隙間が広がるようなひどい事を口にする。それにより傷ついた檜の中の駆け魂が一気に成長し、暴走を始めてしまう。桂馬は暴走状態になった檜を元に戻すため、楠と協力して彼女を止めようとする。

倉川灯編(第12巻)

生物部の生徒・倉川灯の中に駆け魂がいる事が判明したものの、エリュシア・デ・ルート・イーマはテスト勉強で忙しいため、灯の攻略は桂木桂馬一人で行う事になった。そんな中、桂馬は灯が「完全な人間」と称したロボットを作ろうとしている事を知る。そこで桂馬は灯の人間作りを手伝う事に決め、愛があればロボットは人間になれると灯に説く。それを信じようとはしない灯に、桂馬はキスをする事で動揺を誘おうと試みるが、灯はまったく動じる様子を見せない。さらに灯は桂馬に何度も無理矢理キスをして来ようとする。それによる桂馬の動揺を見た灯は、完全な人間にはほど遠いと桂馬を見限ってしまう。しかし桂馬はあきらめず、灯に対してなんで完全な人間を作りたいのかと尋ね、その反応から桂馬は灯が完全な世界を夢見る事で、心に隙間を作ってしまったのだと悟る。そして、完全な人間とはなんだろうかという疑問を改めてぶつけるのだった。

女神編・その1(第12巻~第14巻)

アイドルとして忙しい毎日を送っていた中川かのんは、自分の中に「女神」を自称する人物アポロがいる事に気づいた。同時にかのんは、桂木桂馬に恋をしていた頃の記憶を思い出していた。そんな中、かのんは女神を狙う謎の人物から命を狙われるようになる。一方の桂馬は、かのんと交流するうちにアポロの存在に気づくが、アポロは桂馬に迷惑を掛けられないとその場を去る。その後、かのんとアポロは、正統悪魔社のフィオーレ・ローデリア・ラビニエリに腹部を刺されてしまう。重症のかのんを発見した桂馬は自宅にかのんを運び、ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムディアナを呼び出して状況の把握に努める。それにより桂馬は、かのんはまだ生きているものの、呪いによりこのままでは持って1週間の命しかない事や、かのんを助けるためにほかの女神の力が必要な事を知る。そこで桂馬は、ひとまずエリュシア・デ・ルート・イーマにかのんの身代わりを務めるよう頼み、自分はハクアと共に女神がいそうな人物を探し始める。九条月夜五位堂結汐宮栞高原歩美小阪ちひろの中に残り四人の女神がいる事を確信した桂馬は、それぞれに対して同時攻略を開始。だが、そのための計画は1時間単位で動くという厳しいスケジュールとなる。

女神編・その2(第14巻~第15巻)

桂木桂馬のもとに、駆け魂隊の増員により新たにこの地区の担当者になったと、フィオーレ・ローデリア・ラビニエリが挨拶にやって来た。しかし桂馬は、フィオーレが正統悪魔社の者だと瞬時に見抜き、彼女を拘束。その処遇を、ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムと、彼女の協力者となったノーラ・フロリアン・レオリオに任せる。その後、桂馬は汐宮栞と会うために図書館を訪れるが、そこで謎のポルターガイスト現象に襲われる。その現象を起こしたのは九条月夜の持っていた人形であり、月夜の中には女神ウルカヌスが宿っていたのである。桂馬を月夜に近づく不埒者だと判断したウルカヌスの攻撃をなんとか掻い潜り、桂馬は月夜のもとへと向かう。しかし、月夜は自身が攻略された頃の記憶を思い出しており、桂馬に対して怒りを覚えていた。そんな彼女に対し、桂馬は必死の説得を行い、再び愛を育む事に成功。これによりウルカヌスは女神としての力を大きく取り戻すのだった。その頃、ハクアとノーラは隙を突かれ、逆にフィオーレに捕らえられていた。そこへ戻った桂馬は、わざと捕まったふりをしてフィオーレから多くの情報を引き出す。この情報は同時にウルカヌスにも伝わっており、彼女の協力のもと桂馬は再びフィオーレを捕らえる事に成功する。そして、ウルカヌスとディアナの力を借りて中川かのんにかかっていた呪いを解くが、アポロがすでに「水化術」と呼ばれる防御策を取っていたため、かのんが目覚める事はなかった。

女神編・その3(第15巻~第16巻)

水化術を解くために女神メルクリウスの力が必要な事を知った桂木桂馬は、ひとまず五位堂結の攻略を進めようと決める。しかし、男装して迫って来る結を相手に、桂馬はペースをつかめず翻弄されてしまう。そこで桂馬は考え方を変え、自らをヒロインの立場に置く事で、逆に結に攻略されるという方法を選ぶ。結の好みに合うように女装し、彼女を遊園地デートに誘った桂馬は、結の中で目覚め、彼女の恋を応援する女神マルスの協力を取りつける事に成功する。しかしそのデートの最中、桂馬は汐宮栞に女装した姿を見られていた。栞は大いに混乱するが、桂馬はあえて女装した姿で彼女に会いに行く。桂馬は栞が書きかけの小説を完成させる事こそが、彼女を攻略する手助けになると考えており、自分の女装姿を見せる事で小説の題材になろうと考えたのだ。この作戦は結局うまくはいかなかったものの、桂馬の誠実なアドバイスにより、栞は無事に小説を完成させる。さらに小説の完成を受け、栞の中にいる女神ミネルヴァが目を覚ますのだった。残る二人、高原歩美小阪ちひろのどちらかに女神メルクリウスがいると確信した桂馬は、彼女達の攻略に移行する。その頃、ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムは地獄にやって来ていた。だが、ハクアは無実の罪を着せられて投獄されてしまう。

女神編・その4(第16巻~第17巻)

ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムがもたらした情報から、仲間が拘束されている事を知った正統悪魔社は、誰が捕らわれているのかを探るため、刺客のリューネを派遣した。リューネはフィオーレ・ローデリア・ラビニエリが応答しない事を訝しみ、彼女が捕らえられている桂木家の近くまでやって来るが、風邪で倒れた桂木桂馬の代わりに応対した浅間亮の機転によって、桂木家から去って行く。一方の桂馬は、自身が風邪を引いた事を利用して、高原歩美を相手にお見舞いイベントを仕掛けようと計画する。しかし歩美だけでなく、絶対に来ないように仕向けていた小阪ちひろまでもが、桂馬の家にお見舞いに来てしまう。修羅場にならないようにと、桂馬は歩美の存在をちひろに隠そうとするが、ちひろが突然桂馬に告白。桂馬は聞いていないふりをしてどうにかその場をしのいだものの、隠れてちひろの告白を聞いた歩美は、桂馬から身を引く決意を固めてしまうのだった。そんな状況に頭を悩ませる桂馬の前にディアナが現れ、一刻も早く水化術を解かせるためにアポロを目覚めさせるべきだと進言。四人の女神マルス、ウルカヌス、ミネルヴァ、ディアナが協力してアポロに呼び掛ける中、桂馬はアポロに呼ばれて彼女の意識の中に潜り、アポロが目を覚まさない理由を知るのだった。その頃、ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムは、秘密を吐くよう拷問されていた。それでも口を割らないハクアに対し、ついに記憶抹消が行われる事となったが、そこにドクロウ・スカールが姿を現す。

女神編・その5(第17巻~第19巻)

桂木桂馬は風邪から快復したが、高原歩美小阪ちひろのどちらに女神がいるのかわからず、積極的な手が打てずにいた。ある日、ちひろから舞校祭の前夜祭に開催されるキャンプファイヤーに誘われた桂馬は、これを利用してちひろに歩美との仲介を頼み、どうにか歩美とのつながりを再び作る事に成功する。だが歩美は、あくまでもちひろの応援に徹していた。そんな中、桂馬はちひろの中に女神がいない事を悟る。桂馬は自己嫌悪を抱きながらも、歩美攻略のために仕方なくちひろを邪険に扱うが、その様子を目撃していた歩美は、桂馬に対し激怒してしまい、攻略は遅々として進まない。その頃、女神の存在に気づいたリューネは、正統悪魔社のメンバーを集めていた。そして、桂馬、歩美、ちひろの三人は正統悪魔社の襲撃を受け、ほかの女神の多くと共に、正統悪魔社に捕らえられてしまう。ドクロウ・スカールに助けられ、地獄から戻っていたハクア・ド・ロット・ヘルミニウムにより桂馬達は救出されるが、ディアナとメルクリウス以外の女神達は、正統悪魔社に捕らえられたままだった。さらに正統悪魔社が、人間界に旧地獄を復活させようと企んでいる事を知った桂馬は、それを阻止するために急ぎ歩美を攻略しようと、決意を新たに彼女の自宅へと向かう。途中、ちひろに本心で話し合うようアドバイスを受けた桂馬は、歩美にアプローチを開始。それを邪魔をしにやって来たリューネをハクアが食い止めるあいだに、桂馬は歩美の攻略に成功し、彼女の中にいる女神メルクリウスをついに目覚めさせる。こうして六人の女神が揃い、正統悪魔社の企みは未然に防がれるのだった。

過去編・その1(第20巻~第22巻)

女神を見つける事に成功した桂木桂馬は、ようやく協力者の任から解かれると考えていた。しかし、桂馬は訳がわからぬままに意識だけを10年前に飛ばされてしまい、気がついた時には幼い頃の身体になっていた。そして、桂馬はエリュシア・デ・ルート・イーマと共に、事前に渡されていた「鍵」によって示された場所へと向かう。すると、その場所にいた少女が、突然飛び降りてしまう。その後、少女が死のうとすれば、時間がリセットされる事に気づいた桂馬は、今度こそ少女の飛び降り自殺を未然に防ごうと試みる。その結果、三度目のトライで桂馬はドクロウの飛び降り自殺を防ぐ事に成功する。そこで桂馬はドクロウを攻略するために、まずは彼女を家に連れて帰る事にした。ドクロウは食事やトイレの方法すら知らず、桂馬がその世話をする羽目になってしまう。次の日の朝、桂馬が小学校に行くと、「鍵」によって今度はクラスメイトの白鳥うららが示される。そこで桂馬はうららの攻略を行う事を決意した。その日の放課後、うららとなかよくなった桂馬は、うららからいっしょに怖い物を見ようと誘われる。うららが持って来たのは成人誌で、さらにうららはその本に載っている事を試してみないかと言い始める。桂馬はこの成人誌を使って騒ぎを起こせば、白鳥家の関係者に会えると考える。その作戦により桂馬は白鳥家の当主・白鳥正太郎と会う事に成功した。しかし、桂馬は正太郎が話し合いをする中、海岸の工事現場で爆発が起こり、正太郎は原因究明のために現場へと向かう。一方、正太郎により眠らされていた桂馬は、目が覚めた途端、正統悪魔社に襲われてしまう。それをエリュシアに助けられた桂馬は、この騒ぎに正統悪魔社がかかわっていると確信する。そして、正太郎が危ないからと、エリュシアやドクロウと共にテーマパークの建設現場に向かった。

過去編・その2(第22巻~第23巻)

桂木桂馬は、正統悪魔社によって半死の状態にされていた白鳥正太郎を発見した。その途端、桂馬達もまた正統悪魔社の集団によって襲われてしまう。すると、ドクロウが正統悪魔社の者達へと反撃を開始。素手であるにもかかわらず彼らを全員殺してしまう。そしてドクロウは、この時間軸にたどり着いてはいけないと桂馬に教えた。そこで桂馬は正太郎を止めて、凄惨な結末にたどり着かないようにしようと決意した。まず桂馬は白鳥うららを攻略するために、宇宙人だと名乗って接近しようとする。そして、自分が宇宙人だと信じ込ませる事で、白鳥家の屋敷の潜入に成功する。そこで桂馬は正太郎が悪魔と戦いたがる理由を知る。一方、うららの中には駆け魂が入ってしまい、駆け魂が白鳥香夜子の幻影を見せる事でうららを連れ去ろうとする。正太郎はそれを止めようとするが、駆け魂による妨害を受ける。すると、うららが駆け魂を止めようと試みた。その気持ちがうららの持っている心の隙間を塞いでいき、やがて駆け魂を追い出す事に成功した。その後、桂馬はドクロウ・スカールと通信を取る事になる。ドクロウ・スカールは女神がサテュロスによって狙われている事を察知した直後に、自らの分身である「番人」と時の流れを記憶する「鍵」を作成。そして、駆け魂と共に女神を逃がした。その後、女神が力を取り戻した暁には「番人」により未来から通信させるようにと指令を出していた。そして、ドクロウ・スカールの目論見通りに番人である「ドクロウ」が、協力者である桂馬を連れて通信して来た。その通信により桂馬は自分の役割が、自らの過去を形作るためだと認識する。

過去編・その3(第23巻~第24巻)

桂木桂馬は悪魔と戦う理由をなくした白鳥正太郎に対して、テーマパークの建設を中止にするようにと頼んだ。それにより桂馬は、校内キャンプが再開されるように仕組んだ。そして桂馬が小学校に行くと、小学校では女子生徒が互いにランキングをつけて争っていた。これでは校内キャンプの再開が難しいと桂馬が考える中、ドクロウ・スカールから通信が届く。それにより桂馬は、この騒ぎが正統悪魔社による企みである事を知った。そこで桂馬は心の隙間ができづらいクラスメイト鮎川天理をランキング上位まで押し上げる事によって、この流れを自らの手でコントロールしようと画策する。桂馬の企みは見事成功して、天理はみんなからの注目を集めるようになる。そんな中、桂馬のもとに、ランキング1位の少女・結崎香織がやって来る。香織は正統悪魔社と協力して、隙間のできた少女達を生贄として差し出そうとしていた。香織は桂馬に協力を求めようとするが、桂馬によりその誘いを断られた事で桂馬を敵視し始めた。そして、桂馬と天理は香織と、「ロミオとジュリエット」を演目とした演劇での勝負をする事になった。そんな中、香織は桂馬と天理の仲違いを画策して、天理に対して接触。それにより傷ついた天理は、桂馬のもとから逃げ出してしまう。そして、桂馬は天理を巻き込んで傷つけてしまった事に責任を感じてしまい、この時間軸から離れる事を決意する。

過去編・その4(第24巻~第25巻)

桂木桂馬鮎川天理と舞台に立って「ロミオとジュリエット」の演目を始めるが、途中から本来の台本とはまったく違う流れで演劇を進行していく。それにより桂馬達は、大きな注目を集める事に成功した。一方、結崎香織は正統悪魔社に裏切られ、生贄として捧げられる事になってしまう。そんな中、桂馬はエリュシア・デ・ルート・イーマに心の隙間が作られる予定の少女達の身代わりを用意させた。そして、正統悪魔社にはその身代わりに隙間を作らせる事により、企みが成功したと思わせる事を画策する。その作戦は見事成功して、正統悪魔社は自分達の企みが成功したと思い込んで小学校を去って行った。ドクロウは少女達に信号を発する首輪をつける事により、彼女達に身の危険が及ばないようにすると、桂馬にも危険が及ばないように、彼のもとから去っていった。一方、未来ではサテュロスが女神に対して攻撃を開始していた。そんな中、白鳥正太郎が女神達のもとに現れて、彼女達を救出する。そして、正太郎の働きかけによってユピテルの姉妹が集結していた。そんな中、リューネが桂馬を過去に送った時間渡航機を偶然発見してしまう。

過去編・その5(第26巻)

二階堂由梨は時間渡航機が壊されるのを阻止するために、リューネに戦いを挑んだ。そして、由梨はリューネを倒す事に成功するも、その余波で張られていた結界を解いてしまう。それによりサテュロスのあやつる巨人がやって来て、時間渡航機を破壊。こうして桂木桂馬は過去から未来に戻って来る事ができなくなり、その未来すらも世界から消滅してしまう。そんな中、消滅から免れていたユピテルの姉妹は、時間渡航機を復元し始める。そして、ユピテルの姉妹やその宿主の働きかけによって、桂馬は未来へと戻って来た。それにより過去と未来がつながり、世界が復活する。さらにサテュロスの企みはユピテルの姉妹の働きにより、未然に防がれる事となった。その後、桂馬は深層心理の中で、エリュシア・デ・ルート・イーマと出会う。実はエリュシアはサテュロスのあやつる兵器の生まれ変わりであった。そして、エリュシアは桂馬の本当の妹になりたいと願い、「桂木えり」として転生した。それにより「エリュシア・デ・ルート・イーマ」だった頃の記憶は、桂馬以外の者からは消え去る事になる。すべてが終わったあと、小阪ちひろの自宅に向かった桂馬は、ちひろに告白するもふられてしまう。その後、桂馬のもとに由梨がやって来て、ドクロウの10年後の姿である事を明かしつつ、再び桂馬のもとから去っていく。 

登場人物・キャラクター

桂木 桂馬 (かつらぎ けいま)

私立舞島学園高校に通う高校生であり、ギャルゲーオタク。授業中であろうと必ず何かのゲームをしており、プレイしたソフトの数は5,000本以上。ギャルゲーでは10,000人以上のヒロインを攻略していることから、ネットでは落とし神と呼ばれている。駆け出しの悪魔エルシィと契約したことで、悪魔に取り憑かれた女性を解放するため様々な女性を口説き落として攻略することに。 整った顔立ちと冷静沈着な性格が特徴だが、女性に対しては奥手な一面もある。ゲームに時間を費やしているにもかかわらず成績は良く、テストでは100点を連発。

エリュシア・デ・ルート・イーマ

桂木桂馬と契約した駆け出しの悪魔。通称、エルシィ。桂木桂馬のパートナーとして、駆け魂の捕獲を行う。人間の世界に来てからは、桂木桂馬の妹として生活するように。また、私立舞島学園高等部に編入した。おでこを出したポニーテールとドクロの髪飾り、愛用のホウキが特徴の少女。 純粋な性格だが、ドジなところがあり、トラブルも度々起こす。愛用のホウキを使った掃除が得意で、料理もよく行う。ただし素材が地獄から持ってきたものであるため、人間が食べても不味い。

ハクア・ド・ロット・ヘルミニウム

桂木桂馬と契約したエルシィの同期生で親友。駆け魂を封じるための組織・駆け魂隊の討伐隊極東支部第32地区長。紫色のストレートロングヘアでドクロの髪飾りを着けた少女で、巨大な鎌がトレードマーク。悪魔の世界にいたころは学業優秀で、成績は常にトップだった。 そのため学生時代は、度々トラブルを起こすエルシィの面倒を見ていた。成績優秀だったものの実践がなかったため、駆け魂を捕獲できずにいた。その一方で面倒を見ていたはずのエルシィが順調に駆け魂を捕獲していたので、自暴自棄に陥る場面もある。

鮎川 天理 (あゆかわ てんり)

桂木桂馬の幼なじみで舞島市立美里東高校に通う高校2年生。人と話すことが苦手で自己主張もほとんどしない。2つに結った髪を三つ編みにしてリング状に束ね大きなリボンを双方に着けている髪型をしている。小学校のときのキャンプ中に遭難するも、桂木桂馬に助けられ、恋心を抱く。 またそのキャンプの際、洞窟で駆け魂に襲われたことがある。これがきっかけで、女神ディアナを身に宿すようになった。

ディアナ

鮎川天理の心の中に駆け魂と共に宿っていた女神。彼女が表に出てくると、鮎川天理の瞳の色が変化する。桂木桂馬と天理が付き合うように画策し、時には天理に代わってキスを迫るなど、強引な手段を取ることも。しかし、次第にディアナ自身も桂馬のことを好きになっていく。 性格は生真面目で、頭の回転が速い。

中川 かのん (なかがわ かのん)

私立舞島学園高等部に通う高校生。桂木桂馬の同級生にして現役のアイドル。仕事が多忙なため、ほとんど登校できていない。髪はピンク色で、黄色い大きなリボンを付けている。桂馬の攻略対象の1人。かつては地味な存在で、周囲からも忘れられがちだった。プライベートでは眼鏡をかけている。

九条 月夜 (くじょう つきよ)

私立舞島学園高等部の天文部部長。人に対して心を開かない性格で、いつも一人でいる。人形のルナが唯一の友達で、肌身離さず持っている。体格は小柄で、金髪でウェーブのかかったロングヘアが特徴。人と関わらないで済む人形になりたいと思う心が駆け魂に狙われ、人形サイズに体が縮んでしまう。 その後、桂木桂馬に助けられた。

五位堂 結 (ごいどう ゆい)

私立舞島学園高等部に通う少女。自宅では和服を着るなど、古風な出で立ちが特徴。髪型はポニーテールにしている。駆け魂の影響により桂馬とお互いの体が入れ替わってしまう。その後桂木桂馬に攻略された。家庭では親から過保護に扱われており、そうした状況から自由になりたいと考えている。

汐宮 栞 (しおみや しおり)

私立舞島学園高等部の図書委員。頭の中で考えていることを口に出すことができない不器用な少女。上手く喋れないため本を黙々と読みふけるようになり、いつしか図書館を自分にとっての砦であると考えるようになった。本心では人と喋れるようになりたいと考えており、そこを駆け魂に狙われる。

高原 歩美 (たかはら あゆみ)

私立舞島学園高等部に通う桂木桂馬のクラスメイト。陸上部に所属しており、大会で優勝するほどの実力を持つ。しかし、タイムが伸びず思い悩んでいたところを駆け魂に狙われてしまう。明るい性格だが、桂馬に対しては厳しい。小阪ちひろとは小学校の時からの友達で、彼女と一緒にバンドを結成、ドラムを担当した。

春日 楠 (かすが くすのき)

私立舞島学園高等部の3年生。女子空手部の主将で、複数の男性を相手にしても簡単に勝ってしまう。実家は武術の道場を営んでおり、道場生からは「当主」と呼ばれている。硬派に見られがちだが、本当はかわいいものが好き。強くならねばならないという思いと、かわいいもの好きという性格の間で葛藤が起き、そこを駆け魂に狙われる。

小阪 ちひろ (こさか ちひろ)

私立舞島学園高等部に通う、桂木桂馬のクラスメイト。これといった特徴のない普通の人で、自分に自信がないため、恋に真剣になれないでいた。いつしか恋することを諦めるようになり、その心を駆け魂に狙われる。明るい性格で誰とでも分け隔てなく話せるが、桂馬に対しては厳しく、悪口を言うこともある。 学校では軽音楽部を設立し、高原歩美らとともにバンドを組む。その際の担当はボーカル兼ギター。

青山 美生 (あおやま みお)

私立舞島学園高等部に通う女子生徒。社長令嬢だったが、父親の死をきっかけに貧乏な生活を送るようになる。見栄っ張りな性格と、死んだ父を忘れたくないという思いから、貧乏になってからも社長令嬢として振舞っている。しかし、父親を失ったことがいつしか心の隙間を生み、駆け魂に取り憑かれてしまう。

長瀬 純 (ながせ じゅん)

鳴沢教育大学に通う大学生で、教育実習生として私立舞島学園高等部に赴任する。大のプロレス好きで情熱的な性格だが、高い理想を他人に押し付けがち。理想と現実のギャップを感じたことで、駆け魂に憑依され、桂木桂馬の攻略対象となった。桂馬の攻略対象の中では最年長。

生駒 みなみ (いこま みなみ)

私立舞島学園中等部の生徒で、水泳部に所属。水泳の実力があるわけではなく、補欠に甘んじている。中学3年間を懸けた水泳が低い成績で終わってしまう悔しさが心の隙間となり、駆け魂が憑依した。桂木桂馬の攻略対象となった女子の中では最年少。塩素の影響で髪はバサバサになり、色も茶髪になっている。

日永 梨枝子 (ひなが りえこ)

桂木桂馬の祖父・桂木伝馬家の近所に住む老婆。桂馬が伝馬のところに遊びに行った際に知り合う。友人が徐々にいなくなっていくことを寂しく思っており、そこを駆け魂に狙われる。桂馬は攻略せず、エルシィが駆け魂を説得する形で解決した。小柄で優しい雰囲気だが、幼いころは目が極端に大きい不気味な容姿だった。

上本 スミレ (うえもと すみれ)

小さなラーメン屋・上本屋の一人娘。甘い味のラーメンを開発しようと、研究のためラーメンを食べ歩いていたところ、桂木桂馬と知り合う。求める味の方向性が父親と違い、家族とのすれ違いが始める。その心の隙間に、駆け魂が取り憑いた。店ではチャイナドレスを着て切り盛りしている。

榛原 七香 (はいばら ななか)

舞島市立美里東高校に通う高校2年生で、鮎川天理のクラスメイト。プロ棋士を目標とする。負けず嫌いな性格で、将棋で負けそうになるだけで泣いてしまう。父親が大阪出身である影響で、関西弁で話す。ディアナに将棋で負けたことがきっかけで心の隙間が生まれ、駆け魂を身に宿した。

桂木 麻里 (かつらぎ まり)

桂木桂馬の母親。喫茶店・カフェ・グランパの経営者でもある。元暴走族で、いつもは優しいが、一度怒ると手が付けられない。普段は髪を束ね眼鏡をかけているが、怒ると髪留めも眼鏡も取る。エルシィを夫の隠し子だと勘違いしており、面倒を見る形で同居。同居が始まってからは、エルシィを実の娘のようにかわいがっている。

春日 檜 (かすが ひのき)

春日楠の姉。本来は楠に代わって道場のあとを継ぐべき存在だったが、父親との対立が原因で家出し、海外に移住した。モデルや女優の仕事をしていたが、本当にやりたいことが見つからず、それが心の隙間へと発展、駆け魂に取り憑かれてしまう。駆け魂の影響で体が巨大化するようになった。 楠との仲はいいものの、妹からの期待に応えようと無理をしている。

駆け魂 (かけたま)

『神のみぞ知るセカイ』の登場する、地獄から抜け出し、人間界へやって来た古えの悪魔の魂。人の悩みなどから生まれる心の隙間を住処としており、悩んだり苦しんだりしていると、どこからともなく現れる。駆け魂に取り憑かれると、その人は体が透けてしまったり、小さくなってしまったりと、現実離れした現象が発生。エルシィやハクアは、駆け魂を捕獲するために人間界へやって来た。

メルクリウス

ユピテルの姉妹の六女である女神。高原歩美の中に封印されている。銀髪で、色黒の肌をしている。眠っている事が多く、つねに眠たそうな表情を浮かべている。歩美の姿が鏡などに映ると、それを通して意思疎通するる事が可能。多くの術の知識に精通しており、桂木桂馬を過去に送り飛ばす際にも移動の術結界を担当した。歩美が桂馬に対する恋愛感情を自覚してからは、徐々に力を取り戻していった。歩美に対しては天界の事情などをほとんど明かしてはいない。

倉川 灯 (くらかわ あかり)

私立舞島学園高校3年C組の女子生徒。生物部に所属している。黒髪のショートヘアで、目元が前髪で隠れている。ロボット作りにこだわるあまり服装などに頓着がなく、風呂にもあまり入らない事から油のような悪臭がする。また他人にも頓着がなく、人の名前を覚える事は滅多にない。実は「リミュエル」という名の地獄の関係者で、エリュシア・デ・ルート・イーマの義姉。しかし500人もの義妹がいるため、エリュシアの事は覚えていなかった。駆け魂隊に所属しており、正統悪魔社の計画を未然に防ごうとしている。また、二階堂由梨の協力者でもあり、彼女に力の一端を分け与えている。正統悪魔社に罠を仕掛けるために囮の駆け魂を放ったところ、桂木桂馬により駆け魂が入っていると勘違いされて攻略される事になり、「完全な人間」と称したロボット作りを桂馬と共に行った。正統悪魔社やサテュロスが悪事を行った際には、逐一その解決に奔走している。

アポロ

ユピテルの姉妹の次女である女神。中川かのんの中に封印されている。姿形はかのんを模しているが、目の下に化粧を施し、頭には天使の輪っかが付いている。天界では巫女を務めており、神託を下すなどの能力を持っている。かのんの姿が鏡に映ると、それを通して意思疎通する事が可能。かのんの中で意思疎通していたところ、フィオーレ・ローデリア・ラピニエリにより狙われる事となった。そんな中、かのんが桂木桂馬にその事を相談するが、無関係な者を巻き込みたくないという理由からアポロ自ら桂馬から遠ざかった。その直後、フィオーレに旧地獄の呪いを掛けられてしまい、命を危機に晒された。その際には最後の力を振り絞って、ほかの女神に注意喚起の神託を下していた。その後、桂馬の尽力により旧地獄の呪いからは解放されたが、その時には既に水化術を使っていたために目を覚ます事はなかった。しかしユピテルの姉妹が全員揃った際には目を覚まし、強大な力を用いて正統悪魔社の企みを防いだ。以降はかのんと桂馬の恋仲が成就するように応援している。ちなみにかのんには天界の事情などを話している。

マルス

ユピテルの姉妹の五女である女神。五位堂結の中に封印されている。長い金髪を1本のおさげにしており、ボーイッシュな外見をしている。また、額には1本の紐を巻いている。結の姿が鏡などに映ると、それを通して意思疎通する事が可能。戦いの女神であり、高い戦闘能力を有している。非常に好戦的で勇ましい性格の持ち主。その一方で、恋愛などには非常に疎い。結が桂木桂馬と遊園地デートをした際に、力を取り戻して意思疎通ができるようになった。その後は天界の事情を結に話し、桂馬と結の恋仲を応援した。

二階堂 由梨 (にかいどう ゆり)

私立舞島学園高校2年B組の担任を務めている女性教師。黒髪をショートヘアにしている。棘つきの首輪を付けているなど、教師であるにもかかわらずパンクな恰好をしている。非常にクールな性格であるが、サディスト気質で、生徒相手にも暴力を振るう事が多い。素行の悪い桂木桂馬に対しては基本的に無視しているが、時には暴力を振るう事もある。また、舞島学園高校の卒業生で、バスケットボール部に所属しており、後輩の長瀬純らと共に全国制覇を成し遂げている。実はドクロウ・スカールが生み出した「分身」であり、時間遡行した幼い桂馬と出会っている。さらに過去から戻って来た「救いの知らせ」である桂馬をサポートしつつも、彼の善悪を見極める役目を担っている。桂馬と出会った当時は「ドクロウ」を名乗っており、ドクロウ・スカールの抱いていた絶望を色濃く受け継いだせいで、時間が巻き戻るたびに自殺を繰り返していた。さらに「ドクロウ」の分身として生み出された当時は、食事の方法やトイレの方法すら知らなかった。そんな中、桂馬と行動を共にする事で、徐々に常識的な行動を覚えていくようになる。桂馬をサポートしたあとは、正統悪魔社の攻撃を一手に引き受ける事を決意。その事を桂馬に伝えて、彼のもとから去ったが、遠くから見守っており、白鳥正太郎の協力を得て私立舞島学園高校に入学した桂馬の担任を務めた。「ドクロウ」として生み出された際には素手で正統悪魔社のメンバーを圧倒する事ができるなど、驚異的な戦闘能力を有していた。しかし、10年の月日を経て、その頃の力を失ったが、倉川灯の協力を得て駆け魂隊の使う力の一部を使用する事ができる。ちなみにサテュロスの企みを防いだあとは桂馬に会って、「ドクロウ」だった事を明かしている。その後は教師を辞めて、桂馬のもとから姿を消した。

白鳥 うらら (しらとり うらら)

小学校1年生の少女。桂木桂馬のクラスメイト。茶髪で、ウェーブが掛かったロングヘア。「お人形みたいだ」と周囲から騒がれるほどの美少女。両親には早くに先立たれているため、祖父の白鳥正太郎に非常に懐いている。また、祖父に構ってもらいたい一心で、早く大人になりたいと考えており、それが理由で周囲を子供扱いしつつも、自らが大人であるかのように振る舞っている。そのため、母親の形見である化粧箱を持ち出したり、水泳の授業に日傘を持ち出したりと、およそ子供らしくない行動が目立つ。そんな中、早く大人になりたいという心の隙間に駆け魂が入り込み、その影響で身体が大人になるまで成長してしまう。しかし、正太郎を邪険に扱う駆け魂に抵抗する事で、自ら心の隙間を塞ぐ事に成功した。以降は正太郎の教えに従い、勉強を自ら進んで行うようになった。

浅間 亮 (あさま りょう)

地獄と契約した協力者の青年。年齢は18歳。ノーラ・フロリアン・レオリオとタッグを組んでいる。金髪で、爽やかな雰囲気を漂わせたイケメン。キザな言動が多く、美意識が高い。その一方で致命的に頭が悪く、自分の名前を漢字で書く際には「亮」を「禿」と間違えて書いてしまう。駆け魂を出す際には、ノーラの用意した台詞を用いて宿主に接触するが、台詞を覚えられないため、つねにカンニングペーパーを用意している。ノーラが桂木桂馬と協力関係を結んだ際には、地獄から離れる事のできないノーラの代わりに桂馬の家にやって来て、そのフォローに回っている。その後、桂馬と行動を共にするが、融通の利かないフォローで桂馬をたびたび混乱させていた。さらにそのあと、桂馬の自宅で捕らえられていたフィオーレ・ローデリア・ラピニエリにより洗脳されて、彼女を助けてしまう。しかし、その時にはすでに正統悪魔社の野望が潰えたあとだった。その後はノーラに殴られる事により正気に戻っている。

ドクロウ・スカール

駆け魂隊の室長を務めている悪魔。骨だけしかない小さな身体をしており、普段は黒いマントで身体を覆っている。かつての大戦で大活躍した英雄で、当時の活躍ぶりから「アルマゲマキナの英雄」と呼ばれている。その大戦による活躍が評価された事から、現在の地位を得ているが、本人は戦った事を後悔している。苛烈な戦いの影響で身体を失い、現在の身体は作り物となっている。桂木桂馬に対してメールを送って協力者としての契約を行い、桂馬とエリュシア・デ・ルート・イーマを組ませている。また、正当な評価を得られないでいるエリュシアに対して「室長賞」を送るなど、彼女を正しく評価している。公的には正統悪魔社のメンバーであるが、正統悪魔社の理念は間違っていると考えている。そのため、正統悪魔社に反抗して保安部に捕らえられたハクア・ド・ロット・ヘルミニウムを秘密裏に逃がすなど、正統悪魔社の計画を防ぐ形で行動している。その後、正統悪魔社の悪事が明るみに出た際は、すべての責任を取らされた結果、殺害されてしまう。

ウルカヌス

ユピテルの姉妹の長女である女神。九条月夜の中に封印されている。姿形は月夜を模しているが、目が見えないために普段は目を瞑(つぶ)って、頭には天使の輪っかが付いている。身体が弱い代わりに、周囲の物を動かす能力を持っている。月夜の姿が鏡などに映ると、それを通して意思疎通する事が可能。また月夜の所持している人形「ルナ」を通じてしゃべる事もできる。月夜を美しい娘だと尊敬し、過保護な一面を持っている。それ故、月夜に迫って来る桂木桂馬を邪険に扱う事が多い。しかし月夜が桂馬に好意を抱いている事を認識してからは、二人の恋仲を応援するようになる。月夜には天界の事情などをほとんど明かしていない。

南波 愛梨 (なんば あいり)

田舎に住んでいる幼い少女。黒髪のおかっぱ頭で、大きな目をしている。「クビ切ルゾ」から始まる唄を口ずさんだり、藁人形を持ち歩くなど不気味な言動が目立つ。そのため学校には友人がいないが、まったく気にしていない。田舎に帰省していた桂木桂馬と出会い、駆け魂が入っていた疑いがあった事から桂馬といっしょに遊んでいる。その際に桂馬の事を気に入り、桂馬が帰ったあとで彼に手紙を送っていた。

フィオーレ・ローデリア・ラピニエリ

駆け魂隊に所属する悪魔。見た目には人間と同じ姿をしている。ショートヘアで、おとなしそうな雰囲気を漂わせている。学生時代はハクア・ド・ロット・ヘルミニウムに次ぐ成績を収めていたが、ハクアに負けた事を悔しく思っていた。学生時代では独自に旧悪魔の事を調べるうちに、いい悪魔は邪悪でなくてはならないという結論に達する。しかし、その考えは教師達には受け入れられず、その反動から正統悪魔社の理念に傾倒して、そのメンバーとなった。その後、駆け魂隊の仕事を続けつつ、正統悪魔社として活動もしていた。春日檜の中に駆け魂が入った際は、わざと彼女に対して負の感情が育つよう仕向けた。また、中川かのんの中に女神が封印されていると知った際は、彼女に対して旧悪魔の呪いを掛けて殺そうとした。その後、駆け魂隊の増員に従ってエリュシア・デ・ルート・イーマのいる極東地区に潜り込もうとするが、桂木桂馬により捕らえられてしまう。

柳 玲子 (やなぎ れいこ)

白鳥正太郎の秘書と、白鳥うららの付添人を務めているショートヘアの女性。仕事中はスーツを身につけている。お転婆なうららの行動に振り回される事が多いが、うららからは本当の母親のように慕われており、休日を返上して彼女のために尽くしている。そのため周囲からは、本当にうららの母親になればいいのにと言われている。10年の月日が経過したのちも、白鳥家に仕えており、その際には正太郎の命令に従って、ユピテルの姉妹の宿主を集めるのに協力した。

白鳥 香夜子 (しらとり かよこ)

白鳥うららの母親。茶髪をロングヘアにしている。白鳥家に嫁いだ際に丁重に扱われるあまり、寂しいと思うようになってしまう。そして、その心の隙間を突かれて駆け魂に入り込まれてしまった。さらに駆け魂は成長して、悪魔としての力を取り戻してしまう。その結果、白鳥家で夫を巻き込んだ心中事件を起こしてしまう。また、憑りついていた駆け魂は埋められた遺体と共に埋葬されており、心に隙間を作ったうららのもとに入り込んでしまう。

ミネルバ

ユピテルの姉妹の四女である女神。汐宮栞の中に封印されている。青い髪のロングヘアで、栞を幼子にしたような外見をしている。頭には天使の輪っかが付いており、背中からは羽が生えている。栞の中に封印されているが、彼女から離れて行動する事ができる。物静かで消極的な性格をしている。また、ほかの女神と喧嘩をする際には周囲に結界を張って、座り込みをしてしまう癖がある。栞が桂馬に対する恋愛感情を自覚してから徐々に力を取り戻していった。栞に対しては天界の事情などをほとんど明かしてはいない。

白鳥 正太郎 (しらとり しょうたろう)

舞島の地で長く栄えていた白鳥家当主の男性。桂木桂馬が小学校の頃には、既に61歳だが、非常に若々しい見た目をしている。白鳥香夜子が亡くなってからは、その死因を悪魔のせいだと思うようになる。そして独自で悪魔を研究しようとして、その過程で正統悪魔社の企みに気づき、それを未然に防ぐためにテーマパークという建前で、彼らに対抗するための砦を建設した。そこでは駆け魂で傭兵らを雇って防御にあたらせていたが、桂馬による三巡目の世界では正統悪魔社による攻撃で為す術もなく陥落。さらに自身も正統悪魔社による攻撃を受けて、下半身を失って死亡する。四巡目の世界でも正統悪魔社に対抗しようとしていたが、その途中で白鳥うららに駆け魂が入り込んでしまう。そして自身のせいで、香夜子やうららの中に駆け魂が入り込んでしまった事を知った。その後、桂馬達の協力によってうららの中から駆け魂を出したあとは、正統悪魔社に対抗する事を止めてテーマパークの建設を取り止めた。さらに桂馬達に協力する事を決めて、女神が入り込む予定の少女達などを人知れず見守っていた。また、二階堂由梨が桂馬の担任教師になるよう取り計らったり、エリュシア・デ・ルート・イーマが桂馬のクラスに転入して来られるようにするなど便宜を図っていた。

ノーラ・フロリアン・レオリオ

駆け魂隊に所属する悪魔。見た目には人間と同じような姿をしている。ウェーブの掛かったピンク色のロングヘアで色黒の肌を持ち、セクシーな雰囲気を漂わせている。高飛車でプライドが高いが、お調子者な性格をしている。駆け魂隊としてはエリュシア・デ・ルート・イーマよりも10年先輩にあたり、彼女に対して嫌味な態度を取る事が多い。家格の高い家柄出身の悪魔のため、家柄を利用して色々な場所に出入りできるなど融通が利く。7匹の駆け魂を捕まえるなど優秀な実績を持っており、悪魔重勲章を受章した経験もある。駆け魂を捕まえる際は相手の望む欲を満たす事で、駆け魂のいる心の隙間を埋めてしまう方法を用いている。しかしその方法は、逆に相手の心の隙間を広げてしまう恐れもある。鮎川天理の中に大物の駆け魂がいると判明した際は、エリュシアの担当地区でありながら捕まえにやって来た。その際、桂木桂馬による妨害を受けた事から、彼を殺害しようとした。その後、駆け魂隊の増員に従って地区長に就任している。

上本 満夫 (うえもと みつお)

上本スミレの父親。ラーメン屋の店長を務めている。作るラーメンは一級品だが、頑固な性格が災いして客はあまり来ない。経営が傾いている自分の店にかかわってほしくないという思いから、スミレを邪険に扱っている。しかし、スミレが自らの作るラーメンの味を桂木桂馬の協力のもとに再現した事から、スミレに店長を譲った。それからはスミレをサポートし、店の経営を行っている。

リューネ

正統悪魔社の幹部の悪魔。見た目には人間と同じ姿をしている。緑髪のロングヘアで、前髪を切り揃えている。自傷癖があるため、身体の至るところに包帯を巻いている。普段から危険な言動を繰り返しているが、非常に頭の回転が速く、高い戦闘能力を有している。ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムが駆け魂隊を解雇された際は、その代わりとして地区長に任命されている。さらにハクアの行動ログから桂木桂馬の周囲に女神がいると真っ先に気づき、桂馬の攻略した女子達を襲うように指示した。そんな中、桂馬を警護していたハクアと対決する事になり、戦況を有利に進めていたが、正統悪魔社の企みが失敗に終わったと悟ると、ハクアの前から去って行った。さらにサテュロスが兵器を復活させようと企んでいた際にも、その作戦に参加している。

集団・組織

正統悪魔社 (ゔぃんてーじ)

旧地獄の復活を望む新悪魔達が設立した違法団体。旧地獄の魔術を使ってのさまざまな悪事を企んでいる。人間界への出入りが可能な駆け魂隊の中にも信奉者が多く存在しており、人間界での活動も行っている。また、人間界に潜伏していると考えられる女神の捜索を行っており、彼女達の力を悪用しようと企んでいる。また、桂木桂馬達の住んでいる都市・舞島市での地獄の復活を目論んでいたが、これは桂馬や女神などの尽力により阻止された。その騒ぎで数百人のメンバーが捕縛され、壊滅に追いやられている。

サテュロス

新地獄の歴史の裏で暗躍している組織の名称。旧地獄から続く名家旧家から選ばれたメンバーのみで構成されており、古い悪魔の名を借りて「サテュロス」と名乗っている。強大な権力と揺るぎない旧地獄への愛と忠誠心で新地獄の裏で暗躍しており、正統悪魔社すらも影であやつっている。もともとはユピテルの姉妹を狙っていたが、これはドクロウ・スカールにより防がれてしまった。その後は長らく影を潜め、のちに人間界での最終兵器を復活させようと目論んだが、これも桂木桂馬や女神により防がれてしまう。

駆け魂隊 (かけだまたい)

駆け魂を捕まえるために地獄から派遣されている部隊の名称。地獄の職業の中では比較的エリート職といわれており、多くの優秀な人員が配属されている。この部隊に選ばれた者は、通信や索敵などに使えるドクロの面を頭に付けており、飛行能力や物体変形能力のある「羽衣」や駆け魂を捕まえるための「勾留ビン」なども装備している。また、駆け魂を捕まえる際は協力者と共に捕まえるのが基本とされており、駆け魂隊所属の人員は駆け魂を宿主から出す際のサポートと、宿主から飛び出した駆け魂を勾留ビンを用いて捕まえる役目を担っている。ちなみに駆け魂のトップの多くは正統悪魔社やサテュロスと通じている。

場所

地獄 (じごく)

エリュシア・デ・ルート・イーマ達の出身地。300年以上前に起きた大戦「アルマゲマキナ」により地表が汚染されているため、住人は空中に浮かぶ岩の上に暮らしている。電力不足な事から若干薄暗い。

その他キーワード

旧地獄 (きゅうじごく)

300年以上前に起こった大戦「アルマゲマキナ」以前の地獄を指す。邪悪な思想を持ち、大きな欲望が渦巻いていた。そんな中、人間界や天界を制覇しようと目論んだが、ユピテルの姉妹や新地獄などによりこれを阻止される。その時代の悪魔の多くは駆け魂として封印されているが、中には正統悪魔社やサテュロスなどに所属して未だ思想を捨て切らない者達も多い。

水化術 (すいかじゅつ)

アポロが使用した、旧地獄の呪いから身を守るための防御術。身体を水化する事によって、呪いへの抵抗力を高める。これを外側から解除する事は非常に難しく、解除に失敗すれば本当の水になってしまう危険性も高い。アポロの最終手段であり、ディアナやウルカヌスからは荒っぽい術と称されていた。

新地獄 (しんじごく)

300年以上前に起こった大戦「アルマゲマキナ」以降の地獄を指す。邪悪を好まず理性的で、秩序を重んじている。故に人間界や天界などにも迷惑を掛けずに慎ましく暮らしている。しかし新地獄の中には、旧地獄の復活を目論む者達も多く、旧地獄から続く名家や旧家の中に、この考えを持つ者が多い。

(かぎ)

ドクロウ・スカールが作り出した、時間を遡行するためのアイテム。見た目には水晶の形をしており、中には棒が表示されている。正しい時間の流れから完全に外れた際は、自動で時間遡行する機能を持つ。また、ドクロウ・スカールが作成してから長い時間が経っているため、桂木桂馬が所持した時には、既に込められている魔力に限りがあった。そのため、時間を遡行するたびに水晶の中に表示されている棒が一つずつ減っていく。これを桂馬は時間遡行できる残り回数だと定義していた。さらに、正しい時間の流れに乗るためのヒントを、光の線を発して示したり、正しい時間の流れから外れそうになった際には、水晶の光が点滅するなどの機能がある。

協力者 (ばでぃ)

駆け魂隊と協力するために地獄と契約した人間の事。主に駆け魂を宿主の中から外に出す役割を担っており、その方法は人によってさまざま。地獄と契約する際はドクロウ・スカールの名でメールなどが届き、それに何かしらの返答を返す事で契約が完了してしまう。また、地獄と契約した際は駆け魂を全部捕まえ終わるまで黒色の首輪が付けられる。そして、契約違反などを犯した場合は、パートナーの駆け魂隊員と共に首が斬られてしまう仕組みとなっている。ちなみに協力者が選ぶのはドクロウ・スカールなどの上司であり、駆け魂隊員自身に協力者を選ぶ権利はない。

女神 (めがみ)

天界に住まう人間を指す名称。ディアナ達がこれに該当する。「愛」をエネルギー源としており、これによって超常的な力を発揮する事が可能となっている。旧地獄が人間界、天界などを支配しようと目論んだ際は新地獄と共に結託して、これを阻止した。

ユピテルの姉妹 (ゆぴてるのしまい)

ウルカヌス、アポロ、ディアナ、ミネルバ、マルス、メルクリウスを指す女神の姉妹の名称。霊力に自信があった事から天界、地獄などを巻き込んだ大戦「アルマゲマキナ」に参加。新地獄派と協力して戦い、自らを犠牲にして旧地獄を封印した。しかし、アルマゲマキナから約300年後、サテュロスによりその身を狙われた事から、ドクロウ・スカールの協力で多くの駆け魂と共に人間界へと逃がされた。その後は人間の中に入り込んでいたが、桂木桂馬などの尽力により力を取り戻して、正統悪魔社やサテュロスの野望を阻止するのに協力した。

アニメ

神のみぞ知るセカイ

男子高校生の桂木桂馬は、恋愛シミュレーションゲームが得意。ある日、駆け出しの悪魔の少女に依頼され、人間の心の隙間に救う「駆け魂」を捕獲する契約をしてしまう。その方法とは、取り憑かれた人間を恋に落とすこ... 関連ページ:神のみぞ知るセカイ

神のみぞ知るセカイ 女神篇

男子高校生の桂木桂馬は、恋愛シミュレーションゲームが得意。悪魔の少女とともに人間の心の隙間に救う「駆け魂」を捕獲するため、次々と現実の少女たちを恋に落としてきた。その14人の少女たちの中から、天界の女... 関連ページ:神のみぞ知るセカイ 女神篇

神のみぞ知るセカイⅡ

ギャルゲー(恋愛シミュレーションゲーム)の攻略が得意な男子高校生桂木桂馬は、ある日冥界から来た駆け出しの悪魔エルシィにより地獄の契約を結ばされ、人の心のスキマに巣食う駆け魂狩りをすることになる。 実際... 関連ページ:神のみぞ知るセカイⅡ

書誌情報

神のみぞ知るセカイ 全26巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉 完結

第1巻

(2008年7月発行、 978-4091214300)

第2巻

(2008年10月発行、 978-4091214973)

第3巻

(2009年1月発行、 978-4091215703)

第4巻

(2009年4月発行、 978-4091220042)

第5巻

(2009年7月発行、 978-4091217097)

第6巻

(2009年10月発行、 978-4091217882)

第7巻

(2010年1月発行、 978-4091221377)

第8巻

(2010年4月発行、 978-4091222664)

第9巻

(2010年6月発行、 978-4091223296)

第10巻

(2010年9月発行、 978-4091225221)

第11巻

(2010年12月発行、 978-4091226792)

第12巻

(2011年4月発行、 978-4091227928)

第13巻

(2011年6月発行、 978-4091231390)

第14巻

(2011年9月発行、 978-4091232373)

第15巻

(2011年12月発行、 978-4091234292)

第16巻

(2012年3月発行、 978-4091235633)

第17巻

(2012年7月発行、 978-4091236968)

第18巻

(2012年7月発行、 978-4091237101)

第19巻

(2012年10月発行、 978-4091238856)

第20巻

(2012年12月発行、 978-4091240378)

第21巻

(2013年4月発行、 978-4091241986)

第22巻

(2013年6月発行、 978-4091243218)

第23巻

(2013年9月発行、 978-4091243812)

第24巻

(2013年12月18日発行、 978-4091245113)

第25巻

(2014年3月発行、 978-4091245793)

第26巻

(2014年6月発行、 978-4091246660)

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