概要・あらすじ
東京に住む男子高校生のタスクこと村越奨は、同級生のクロこと久路剣介から不思議な夢の話をされる。それは、自分とクロが超能力に目覚め、世界を救うという内容だった。さらに、クロは手を触れずに物体を動かす能力を見せ、タスクも手で触れたものを細かなブロック状に分解する能力に目覚める。それと同時期、名古屋に住むごく普通の会社員、内藤徹夫が突然怪物化し、人々を襲い始めた。内藤は巨大化と増殖を繰り返して名古屋を破壊、さらに他の都市にも散らばり始めた。パニックが起こる中、東京都に現れた内藤の1体を、タスクとクロは苦戦しながらも撃退。タスクは名古屋に暮らしていた母親と妹の安否を確かめるため、クロと二人で名古屋を目指そうとする。そんな中、内藤が高校生の頃に構想していたパニック映画「死屍累々滅殺デスロード」のあらすじと設定書がネット上に出回っており、タスクもそれを読む。そこには、人間を襲う怪物の出現と、その怪物と戦う五人の超能力者が描かれていた。そして、超能力者のうちの二人には、明らかにタスクとクロと同じ能力が設定されているのだった。いつの間にか世界中が内藤の考えた脚本通りに動いており、さらに自分が主要人物として設定されている事を知り、タスクは戦慄するのだった。