食糧人類 -Starving Anonymous-

食糧人類 -Starving Anonymous-

温暖化の影響で、100年前に比べると人間が住める場所は1000分の1にまで激減してしまった世界。少年・伊江は帰宅途中に突然拉致され、人間を食料として飼育している施設に収容されてしまう。新たな食物連鎖からの生き残りを賭けた戦いを描くパニックホラー。原作は蔵石ユウ。「eヤングマガジン」2016年第11号から連載の作品。

正式名称
食糧人類 -Starving Anonymous-
原作者
蔵石 ユウ
漫画
ジャンル
パニック
関連商品
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概要・あらすじ

伊江は、友人のカズとともに、学校からの帰宅途中に、突然何者かに拉致されてしまう。しばらくしてトラックの荷台で目を覚ました伊江は、ベルトコンベアーに無理やりに乗せられて部屋に運ばれる。そして、その部屋で、天井から吊るされたチューブから流れる液体を、無我夢中で吸い続けている肥大化した人間の姿を目にする。その醜い人間たちの中には、カズの姿もあった。

登場人物・キャラクター

伊江

高校生の少年。華奢な体格で前髪を中分けにし、白い半袖のワイシャツに、学校指定のネクタイとスラックスを着用している。カズとは同じ高校のクラスメイトで仲がいい。ファーストフード店の骨なしCHICKENヤングナゲットが大好物で、店を通るたびに購入してしまうほど。画家志望で、小さい頃から一度見た風景や物を映像として記憶できる、瞬間記憶能力を持っている。 学校からの帰宅途中のバスで、カズと一緒に拉致され、得体の知れない肥育場に収容されてしまう。ナツネと山引に助けられ、行動をともにすることになる。

カズ

高校生の少年。黒髪の短髪で、背が高くて体格も良く、白いワイシャツに、学校指定のスラックスを着用している。伊江とは同じ高校のクラスメイトで仲がいい。両親と祖父母と暮らしていたが、祖父母は最近、熱中症で他界してしまった。気象学者志望で、そのための両親からは大学進学も承諾してもらっている。しかし、学校からの帰宅途中のバスで、伊江とともに拉致されてしまい、得体の知れない肥育場に収容されてしまう。

ナツネ

伊江が肥育場で出会った青年。黒髪で切れ長の目が特徴の細身の体型で、Vネックの長袖シャツを腕まくりして着用している。伊江が拉致された3日前に、山引とともに拉致されて肥育場に収容され、以降は飲まず食わずのまま現在に至っている。他人とコミュニケーションを取るのが苦手。出会ったばかりの伊江との意思の疎通が噛み合わず、何度も衝突を繰り返す。 しかし、伊江が誘惑に負けて、人間が肥大化する原因となる液体を飲もうとするのを必死に止めたり、生殖種の女性を看取り、弔ってあげたりと、不器用ではあるが人情に厚く、優しい一面を持っている。伊江、山引と行動をともにしているが、2人と違って、施設から脱出するためだけではなく、他にも目的があって施設内に収容されている。

山引

伊江が肥育場で出会った青年。細身の体型で、眼鏡をかけ、長い髪を後頭部で1つに束ねている。黒いタンクトップの上から、首元が大きく開いた長袖シャツと、チェック柄のパンツを着用している。伊江が拉致される3日前に、ナツネとともに拉致されて肥育場に収容され、以降は飲まず食わずのまま現在に至っている。他人とのコミュニケーションを取るのが苦手なナツネとは対照的に社交的。 施設に収容されたばかりの伊江に自己紹介をしたり、施設内について自分が知っていることについて教えたりと、人当たりがいい。しかし、肥育場にやって来た掃除人を襲い、人間が肥大化する原因の液体を無理矢理に飲ませるなど、目的のためには残忍な一面を見せることもある。

掃除人

肥育場をはじめとする、施設内で作業をしている作業員。ヘルメットをかぶり、マスクをして、上下がセットの白い作業着を着用している。外界から拉致されて収容された人間を、肥育場で肥大化させて生物兵器の餌として与えたり、冷凍して保存したり、生殖種に薬品を投与して交配させたりする作業を行っている。

生殖種

拉致・監禁された男女たち。薬品によって交配をし続けさせられている。男性は皆な頭髪がなく、大柄で筋肉質な体型をしている。性欲が我を忘れるほど劇的に昂進する即効性の興奮剤を投与され、死ぬまで交尾のことしか考えられなくさせられている。女性は女性ホルモンを大量に投与されているため、皆そろって髪の量が多く、乳房が異様に大きい。24時間発情し続けるように催淫剤を投与されているほか、排卵誘発剤によって一度の妊娠で三つ子や四つ子を出産できるようになっている。

生物兵器

人間より一回りも二回りも大きな生物。昆虫の幼虫のような体型をした生物や、カマキリのような体型をした生物など、姿形はさまざま。どの生物も共通して、人間を主な食料としている。施設内に蛹のような形で綺麗に並べられて保管されている部屋があり、そこではモニターから各国の言葉で書かれた文字が体に投影されている。

場所

肥育場

伊江たちが拉致された後に収容された部屋。天井からはチューブが無数に吊るされており、チューブの先からは人間の身体を肥大化させる、掃除人から「薬液」と呼ばれている液体が流れている。液体は果物のような甘い匂いを放っており、飲んだ者の思考を抑制して、永遠に液体を飲み続けることになる。肥育場で肥大化した人間は、生物兵器の食料として食べられてしまうか、掃除人によって運ばれた末に、冷凍保存されることになる。

クレジット

原作

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