概要・あらすじ
刺激のない日常に飽き飽きしていた高校3年生の綾羽京は、友人たちと遊びに出た渋谷で、人々が身に着けている衣服が凶暴な化物へと変貌し、他の人間を襲っている事件に遭遇する。友人の一人・白雪真綿とともになんとかその場を逃げ出した京だったが、目に見えないバリアーのようなものがあちこちに張り巡らされており、渋谷に閉じ込められてしまう。さらに、事件の始まる直前に京が着ていたTシャツが、京の脳を支配することに失敗し、中途半端な形で寄生してしまったことを告げる。京はTシャツから、事件の原因がかつて宇宙から飛来してあらゆる衣服に紛れ込むようになった繊維であること、さらに、自分が今着ているTシャツを脱ぐと死んでしまう状態になっていることを教えられるのだった。