概要・あらすじ
近藤勇、土方歳三、沖田総司は将軍に仕える天下の名将を目指し、日々稽古に励んでいた。だが、彼らが看板を掲げる天然理心流の道場には他に門弟はおらず、経営は赤字続き。税金の取り立てに苦しみ、食べるものにも困っている有様である。そんな貧乏道場を支える三人が、やがて新選組の柱となり、一時代を築き上げていく。
登場人物・キャラクター
近藤 勇 (こんどう いさみ)
の『冗談新選組』に出てくる主人公の男。天然理心流の道場主にして、後の新選組局長。拳骨を丸ごと咥えることができるという逸話に倣い、かなり口が大きい。愛刀は虎徹。歴史上の実在の人物である近藤勇がモデル。
土方 歳三 (ひじかた としぞう)
『冗談新選組』に出てくる男。近藤勇の道場である天然理心流の門人にして、後の新選組副長。主人公近藤勇の片腕。道場の稼ぎが少ないので薬売りのアルバイトをしている。歴史上の実在の人物である土方歳三がモデル。
沖田 総司 (おきた そうじ)
近藤勇の道場である天然理心流の門人にして、後の新選組一番隊組長。本作では顔が不細工に描かれている。歴史上の実在の人物である沖田総司がモデル。
芹沢 鴨 (せりざわ かも)
水戸浪士で天狗党の生き残り。近藤勇土方歳三沖田総司らと共に新選組を結成し局長となるが、後にこの三人に命を狙われる。歴史上の実在の人物である芹沢鴨がモデル。
鞍馬天狗 (くらまてんぐ)
元、税務署員。近藤勇の天然理心流道場へたまっている所得税を取り立ていに行ったが、踏み倒される。それが理由で税務署から解雇された。近藤勇らに復讐するべく、鞍馬天狗となって追いかける。
集団・組織
新選組 (しんせんぐみ)
『冗談新選組』に登場する組織。近藤勇土方歳三沖田総司が所属している。京の治安を守るため、市中見回りなどをしていた。
場所
池田屋 (いけだや)
この店に潜伏していた長州藩の浪士たちを、新選組が襲撃した。